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ホームページで商品を売りたい|今のサイトに売り場を足す3つの方法と、先に決めること・費用の目安

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「店舗では売れているので、ホームページからも買えるようにしたい」「取引先から『ネットで注文できませんか』と聞かれることが増えた」——いまあるホームページに売り場を足したい、というご相談は、この2つのどちらかから始まることがほとんどです。

ここでつまずきやすいのは、「ネットショップを足す」という一言のなかに、費用も手間もまったく違う3つの形が混ざっていることです。注文をフォームで受け取って、自社で金額を確定してからご案内する形なら、いまのホームページの作りを大きく変えずに始められます(それでも、フォームを足す作業と、サーバーがそれに対応しているかの確認は要ります)。外部のネットショップサービスを使う形なら、売り場そのものはサービス側にでき、ホームページには入口を置くことになります。いまのホームページの中にカートを組み込む形なら、商品が増えたときに誰が登録するのか、作ったあとの点検を誰が持つのかまで決めておくことになります。

そして形を先に選んでしまうと、あとから「思っていた売り方にならない」となって作り直しになります。先に決めるのは形ではなく、何を売るのか、どうやって届けるのか、お金をいつ受け取るのかのほうです。ここが決まっていれば、形はかなり絞り込めます。

このページでは、先に決めておく5つのことを整理したうえで、売り場の足し方3つの違い、決済だけを別に考える理由、実際のご相談で多いつまずき、そして費用の目安をまとめます。すでにホームページをお持ちで、そこに売り場を足したい方を対象にしています。

形を選ぶ前に決める5つのこと

この5つが決まっていれば、どの形が合うかの判断材料はかなり揃います(このほかに、いまのホームページやサーバーの制約、ご予算も効いてきます)。逆にここが曖昧なまま「とりあえずカートを付ける」と進めると、注文は入るのに現場が回らない、という状態になります。

1. 何を売るのか

売るものの性質で、必要な仕組みが変わります。まず、次のどれに当たるかを決めてください。

  • 形のあるものを送る——梱包と配送が発生します。大きさ・重さ・こわれやすさで送料の決め方が変わります
  • その場で渡す、または店舗で受け取る——配送は発生しませんが、受け取りの日時と場所を伝える仕組みが要ります
  • 数に限りがある——一点ものや、その日に作れる数が決まっているもの。売り切れの扱いを先に決める必要があります
  • 受注してから作る——サイズや名入れなど、注文のときに聞くことが増えます。数量や地域別の送料のように、仕組みのほうで計算できるものは問題ありません。見てからでないと金額を出せないもの(大きさや加工の内容で変わるなど)を扱うなら、その場で決済させないほうが安全です
  • 取り扱いに許可や届出が要る——食品、酒類、中古品、化粧品などは、販売そのものに許可・届出・表示の決まりがあることがあります。何が必要かは、自分で作るのか仕入れて売るのか、どこへ売るのか、商品の種類によって変わります。所管の機関に確認してください。ホームページの作り方の前に、そちらが先です

「何を売るのか」は、点数の話でもあります。商品が3点なのか300点なのかで、作るものが変わります。

ポイント

3点なら、売り場を作るより先に、その3点をきちんと見せるページを作ったほうが売れることがあります。

すでに商品を載せる枠がページにあり、中身の写真と文章を入れ替えるだけなら ホームページの文章・写真を差し替えたい の範囲です(枠から作る場合は差し替えではなく、ページを直す作業になります)。1商品を1ページで見せる形なら ランディングページの作り方 の考え方が使えます。

2. どうやって届けるのか

送料は、あとから決めようとすると行き違いや持ち出しが起きやすいところです。次の3つのどれにするかを、始める前に決めてください。

  1. 一律——全国どこでも同じ金額。分かりやすい代わりに、遠方や大きい荷物で持ち出しが出ます
  2. 地域別——配送業者の料金表に近づけます。実際にかかる運賃に合わせやすい代わりに、設定する項目が一気に増えます。地域だけでは足りず、荷物の大きさや重さ、個口、離島の加算、冷蔵冷凍の分も考えることになります
  3. 金額や個数で無料になる——「いくら以上で送料無料」。まとめ買いをうながす目的で使われますが、商品の組み合わせによっては効かず、送料の持ち出しだけが増えることもあります。無料の線をどこに置くかで利益が変わります

あわせて、冷蔵・冷凍が要るか、離島に送るか、複数個を同梱するかも決めておいてください。この3つは、あとから足すと送料の計算をやり直すことになります。

3. お金をどう受け取るのか

受け取り方はいくつもありますが、決めるべきは「先に受け取るか、あとで受け取るか」です。

  • 先に受け取る——クレジットカード、コンビニ前払い、銀行振込。発送前に支払いを確認できます。ただしカード決済では、不正に使われたカードだったときに、あとから売上が取り消されることがあります(チャージバック)。カード決済には申し込みと審査が要ります
  • 届いてから受け取る——代金引換、後払い。買う側の心理的なハードルは下がりますが、受け取り拒否や未払いの手当てが必要になります
  • 金額を自社で確定してから請求する——受注生産や、送料が注文内容で変わる場合。注文フォームで受けて、あとからお見積りと請求をお送りする形です

ここで一つだけ、blancとしてはっきりお勧めしておきます。

注意

クレジットカードの番号を、自社のフォームで受け取ったり、自社のサーバーに保存したりしない形にしてください。

中小規模の事業者が負う手間と危険を、いちばん小さくできるからです。自社でカード番号に触れる形にすると、カード業界のセキュリティ基準で自社が確かめなければならない範囲が一気に広がり、日々の運用の負担も、漏れたときの被害も大きくなります。受け取らない形にしておけば、その範囲そのものを小さくできます。

カード決済を入れるなら、決済代行サービスが用意している仕組みをそのまま使ってください。決済の画面へ移動する形もあれば、決済代行サービスが用意した入力欄を、自社のページの中に埋め込む形もあります。どちらの形でも、判断のよりどころは「自社の側がカード番号を受け取ったり、扱ったり、保存したりしない作りになっているか」です。自社のページの中に入力欄が見えていても、番号が自社を経由しない方式はあります。逆に、保存しない作りでも、自社のページに置いた仕掛けが番号に触れられるなら、自社で守る範囲は広がります。だから、見た目ではなく方式で決まります。見た目を似せた自作の入力欄からカード番号を送る作りは、論外です。どの方式なら自社でカード番号を扱わずに済むのか、その場合に自社側で何をすることになるのかは、契約する決済代行会社やカード会社に確認してください。思い込みで進めず、必ず契約先にお尋ねください。

4. 注文が入ったら、誰が何をするのか

売り場を作る話は、たいてい「作るところ」で止まります。実際に毎日動くのはその後です。注文が1件入ったときに、次のことを誰がやるのかを決めてください。

  • 注文に気づく——通知メールを誰が見るのか。1人分しか設定されていないと、その人が休んだ日に止まります
  • 入金を確認する——振込なら、通帳や明細を誰がいつ見るのか
  • 梱包して送る——資材の在庫と、集荷の時間
  • 発送を知らせる——問い合わせの多くは「送ったかどうか分からない」から来ます
  • 問い合わせに答える——電話とメールのどちらで受けるのか

1日1件と1日30件では、必要な仕組みがまったく違います。いま必要な機能がはっきりしているなら、最初からその形で作ることをお考えください。まだ見えていないなら、無理のない形で受け始めて件数を数えるところからで構いません。どちらが結果的に安くなるかは、最初の費用だけでなく、作ったあとの手入れと、あとで変えるときの費用まで並べてみないと決まりません。

5. 在庫はどこが正しいのか

店頭でも売っているものをネットにも出すと、同じ1点が二重に売れます。これを自動で防ぐには、店頭のレジとネットの在庫をつなぐ必要があり、相応の仕組みになります。中小規模では、次のどちらかで運用するのが現実的です。どちらを選ぶ場合も、在庫の正しい数をどこで管理するのかを1か所に決めてください。

  • ネットに出す分を取り置きにする——店頭とネットで在庫を分けてしまう。二重に売れる事故はいちばん起きにくくなります。ただし、取り置きから戻し忘れる・店頭で取り置き分を売ってしまう、といったずれは残ります
  • 売り切れたら手で止める——注文を受けた時点では確定とせず、在庫を確認してから確定する形に限って、数の少ない売り場ならこれでも回せます。その場で決済まで済んでしまう形では、止めるまでの間に売れたぶんが二重販売と返金になります。どちらにしても誰が、どれを見て、いつ止めるのかと、注文が入ったときに在庫を押さえる(引き当てる)のはいつか、取り消しのときに戻すのはいつかを決めておいてください。一点ものなら、重なった1回がそのまま事故です

そして、それでも重なってしまったときにどうするかを先に決めておいてください。注文を受けた時点では確定としない(在庫を確認したうえで、あらためてご連絡します、と売り場に書いておく。ただし文言を足すだけでは足りません。使うサービスが、注文と同時に決済まで確定させ、確定した旨のメールを自動で送る作りになっていないかを先に確かめてください)、欠品のときの連絡の仕方と返金の手順を決めておく——この2つを決めておくと、起きたときの動き方を迷わずに済みます。とくに先に決済を受ける形では、取り消しができる期限や返金にかかる手数料が契約ごとに決まっているので、あわせて確認しておいてください。

※お急ぎの場合は、ホームページ修正の代行(最短当日・相談無料)もご利用いただけます。

売り場の足し方は3つある

ここまでが決まったら、形の話です。3つあり、費用の順番は必ずしもこの並びではありません。変わるのは、どこまでを自分たちで受け持ち、どこからを外に任せるかです。

1. 注文フォームで受けて、自社で金額を確定する

厳密にはネットショップではありません。商品のページを用意して、注文フォームから希望を受け取り、自社で金額と送料を確定してお客様にご案内する形です。カートの設定は要らず、支払いを振込や店頭にするなら決済の申し込みも要りません。

このとき、注文と一般のお問い合わせは、届いたあとで見分けられるようにしてください。フォームを分けるだけでは足りません。同じアドレスへ送っていれば、結局は同じ受信箱に混ざります。件名の頭に印を付ける、届け先のアドレスを分ける、注文だけを控える台帳を持つ——このどれかは要ります。「あとから注文だけを数えられるか」を基準に決めてください。

また「いまのホームページのまま何もせずに始められる」とは限りません。サーバーがフォームの動く仕様になっているか、いまお使いのフォームに項目を足せるかで、必要な作業は変わります。ここは実際のサイトを見ないと判断できないところです。

向いているのは、商品点数が少ない、金額が注文内容で変わる、受注してから作る、常連のお客様が中心、といった場合です。始めるまでが短く済むことが多い形です(いまお使いのフォームを直せない場合は、外部サービスのほうが早く始められることもあります)。ただし、数量や在庫、注文の控えの残し方といった条件が付くと、お問い合わせフォームと同じ仕組みでは足りず、別の仕組みを用意することになります。

弱点は、注文が増えたときに手が回らなくなることと、買う側から見て「その場で買えない」ことです。件数が伸びてきたら2か3を検討することになりますが、受注生産や法人のお取引のように、件数が増えてもこの形のほうが合っている売り方もあります。フォームの作りや送信エラーについては コンタクトフォームで送信エラーを解決する方法 をご覧ください。

2. 外部のネットショップサービスを使い、ホームページには入口を置く

売り場そのものはサービス側に作り、いまのホームページからは「オンラインショップ」のボタンで送り出す形です。商品の登録、カート、決済、注文の管理までがひととおり用意されています。

向いているのは、商品点数がそれなりにある、カード決済を入れたい、自分たちで商品を追加していきたい、という場合です。初期費用がかからないものから、月額のかかるものまであり、多くは売れたときの手数料がかかります。この費用はサービス側にお支払いいただくもので、blancの料金ではありません。

選ぶときは、月額の安さだけで決めないでください。次の5つを見比べておくと、あとで移りたくなったときの負担を小さくできます(料金の改定やサービスの終了など、こちらで避けられない理由で移ることもあります)。

  • 売れたときの手数料——月額が無料でも手数料が高いことがあります。月にいくら売れる想定かで、どちらが得かは入れ替わります
  • 入金までの日数——締めから入金までが長いサービスもあります。仕入れの支払いと合うかを確認してください
  • 自分のドメインが使えるか——使えると、売り場のアドレスを会社のホームページに寄せられます。サブドメインだけ、上位のプランのみ、といった条件が付くこともあるので、料金と条件もあわせて確認してください
  • 商品データを持ち出せるか——将来ほかへ移るときに、商品と注文の情報を書き出せるかどうかです
  • 送料の設定が自分のやり方でできるか——地域別や、大きい商品だけ別料金といった設定に対応しているか

気をつけたいのは3つあります。売り場のアドレスがホームページと別になること(会社のホームページとデザインが揃わないことがあります)、サービスの仕様が変わることがあること、そして入口のボタンが埋もれると気づかれにくいことです。3つ目は本当によく起きます。トップページのどこに置くかは、一目で何屋さんかが分かるページ作り の考え方で決めてください。

3. いまのホームページの中にカートを組み込む

ホームページの中に売り場を作り、同じアドレスの中で買えるようにする形です。会社のホームページと見た目を揃えやすく、ページの作りも自分たちで決められます(使うカートや決済の仕組みが許す範囲で、という限りはつきます)。検索で見つけてもらえるかどうかは、この形にしたから有利になるというものではありません。外部サービスでも自社のドメインを割り当てられるものがありますし、組み込んでも中身と表示速度が伴わなければ拾われません。

向いているのは、いまのホームページや社内の仕組みとつなげたい、外部サービスでは実現できない売り方をしたい(会員ごとの価格、卸と小売の出し分けなど)、という場合です。その代わり、作ったあとの保守が自分たちの側に残ります。カートの仕組みも、それを載せているサーバーのソフトも、放っておけば古くなります。ここを手当てせずに数年置くと、ある日動かなくなる、という形で表面化します。

WordPressのようなCMSに組み込む場合は WordPressを更新せず放置するリスク を、専用のショップ用ソフトを使う場合は PHPバージョン切り替えの注意点 をあわせてご覧ください。「PHPのバージョンを上げてください」と連絡が来た という話は、自社のサーバーでカートを動かす形なら、将来必要になることがあります(外部サービスに任せる形や、そもそもPHPを使わない作りでは出てきません)。

どれを選ぶかの目安

迷ったときは、次の並びで見てください。あくまで一般的な傾向で、いまのホームページの作りや契約によって入れ替わります。商品の点数だけでは決まりません。点数が少なくても、その場で支払ってもらいたいなら2か3になりますし、点数が多くても外部サービスで十分回っている売り場はいくらでもあります。

見るところ

1 注文フォーム

2 外部サービス

3 サイトに組み込む

買う側がその場で支払えるか

支払えない

支払えるようにできる(方法と契約による)

支払えるようにできる(方法と契約による)

注文を受けたあとの手作業

金額と送料の確定から全部

発送・確認・連絡・返金・問い合わせは残る

発送・確認・連絡・返金・問い合わせは残る

始めるまでの手数

一般には少ない

売り場を作る手間はかかる

一般には多い

見た目をどこまで決められるか

いまのサイトの見た目のまま

サービスが用意した範囲

作り込める(決済の画面は除く)

仕組みを保守するのは誰か

自分たち(足したフォームの分も含む)

おもにサービス側(足した機能や連携は自分たち)

自分たち

売り場を足したことで増える費用

方式とサーバー契約による

サービスの費用(売り場の置き場所はふつうサービス側)

方式とサーバー契約による

決済の仕組みを入れた場合の手数料

入れない(振込などの手数料は別にかかる)

かかる(料率・固定分は契約による)

かかる(料率・固定分は契約による)

ポイント

よくある進め方の一つが、2で始めて、売れ方が見えてから3を検討する形です。先に3を作ると、売れ方が分かる前に作り込んだぶんが無駄になることがあります。

ただし、あとで移ることを前提にするなら、移せるものと移せないものを先に確かめておいてください。商品と注文の記録は書き出せても、会員のパスワード、レビュー、定期購入の契約、売り場のアドレス、決済の審査は引き継げないことがあります。移行のときにもう一度費用がかかる前提で、最初の作り込みをどこまでにするかを決めてください。

決済だけは、別に考えてください

形を決めても、決済は別の話として進みます。理由は3つあります。

  • 審査があります——決済サービスの申し込みには審査があり、事業の内容や取扱商品によっては通らないことがあります。日数もかかります
  • 手数料がかかります——売れた金額に対しての料率だけとは限りません。1件ごとの固定の手数料、月額、入金のときの振込手数料、返金や取り消しのときの手数料がかかることもあります。何にいくらかかるのかを一覧にしてもらってください。そのうえで、原価、梱包の資材、荷造りの手間、返品や再発送の分まで並べて、採算が合うかを試算してから価格を決めてください。月額のように売れた数と関係なくかかるものは、月に何個売れる見込みかで1個あたりの重さが変わります
  • 手元に入るのは後日になることが多いです——売れた日にそのまま銀行口座へ入るとは限りません。締めの日と、口座に振り込まれる日を確認しておいてください

この3つは決済サービス側の条件で決まるもので、ホームページの作り方では変えられません。売り場を作る作業と並行して、早めに準備を始めておくのが安全です。ただし、審査の際に商品ページや必要な表記が出来上がっていることを求められる場合があります。何がどこまで出来ていれば申し込めるのかを、契約先に先に確認してください。

あわせて、SSLの話をしておきます。売り場を置くページも、外部サービスへの入口を置くページも、公開する前に常時SSL化しておいてください。住所や支払いの情報を入力してもらうページに必要なのはもちろんですが、入口を置くだけのページでも同じです。暗号化されていないページは、通信の途中で書き換えられることがあります。入口のリンク先を差し替えられていても、買う側からは気づきにくいままです。

いま「保護されていない通信」と出ているなら、売り場より先にそちらを直してください。「保護されていない通信」と表示される、SSL化されていないサイトのリスク、無料SSLと有料SSLの違い が参考になります。実際に直したあとの変化は 「保護されていない通信」を解消した事例 にまとめています。

商品ページに書いておくこと

形が決まっても、そこから先を左右するのは商品ページの中身です。買う側が知りたいのに書かれていないことは、だいたい同じです。次の項目が埋まっているかを見てください。

  • 大きさ・重さ・容量——写真だけでは伝わりません。手に持った写真や、身近なものと並べた写真があると、大きさを尋ねる問い合わせに答えやすくなります
  • 送料と、届くまでの日数——買う前に知りたい筆頭です。「注文から3営業日以内に発送」のように、こちらが守れる書き方にしてください
  • 在庫の状態——売り切れているものを買えるように見せない。受注生産なら、そう書く
  • 支払い方法——使える方法は、カートに入れる前に分かるところに書いておいてください。最後の画面で初めて分かる形は、買う側にとって印象がよくありません
  • 返品・交換の条件——表示していない場合の扱いが法令で決まることがあります。法令で認められる範囲で条件を定め、それを表示しておいてください
  • 誰が作っているか——知らない相手から買うことへの不安を和らげる材料になります。会社概要へのリンクを商品ページからも張ってください

「その商品を買うと何がどう良くなるのか」の書き方は ホームページにベネフィットを盛り込む方法 と ハロー効果を活かしたホームページ戦略 にまとめています。

実際のご相談で多いつまずき

ここからは、売り場を足したあとに実際に起きていることです。作る前に読んでおくと、起きたときに早く気づけますし、はじめから避けられるものもあります。

注文が届いていないことに、気づけない

注意

見落としやすく、そのぶん損につながりやすい事故です。注文フォームで受ける形の場合、通知メールが迷惑メールに振り分けられたり、サーバーの設定が変わって送信されなくなったりしても、買った側の画面には「送信しました」と出たままのことがあります。届いていないことは、届いていない側からは見えないのです。

対策は、自分で定期的に1件注文してみることです。頻度は売り場の大きさで決めてください。月に1件しか注文の来ない売り場と、毎日届く売り場では、止まったときの損も、気づくまでに許される時間も違います。

試すときは本番の注文が動くことに注意してください。在庫が減り、決済手数料がかかり、自動返信がお客様向けの文面のまま送られます。テスト用の仕組みが用意されているサービスならそれを使ってください。無い場合は、本番の注文として何が動くのかを契約先に確認してから行ってください。手数料が戻らない、売上の記録に残る、送り状のデータが作られる、といったことが起きます。取り消しと在庫の戻し方、会計上どう扱うかまで決めてから試してください。あわせて、その注文が管理画面の一覧にも入っているかを見てください。メールと記録の両方が確認できれば、受け付けから知らせるところまで動いていると判断できます。逆に、記録には入っているのにメールだけ届かないなら、注文は受けられていて、知らせる側が止まっているということです。

ただしテスト注文は動作の確認であって、日ごろの見張りの代わりにはなりません。前のテストと次のテストの間に入った注文は、それでは救えないからです。日ごろは、注文の記録が残る場所(管理画面や受付の控え)を開いて、メールで受け取った件数と合っているかを確かめてください。頻度は、注文の入り方と、何日ぶんまでなら取りこぼしても取り返せるかで決めてください。数が合わないことに気づける形にしておくのが本体で、テスト注文はその補助です。

原因と確認の手順は お問い合わせフォームのメールが届かない に、返信が相手に届かない側の話は メールフォームの返信がGmailに届かない にまとめています。急にメールが止まったときは 急にメールが届かなくなった もあわせてご覧ください。

通知の届き先が1人分しかない

担当者のアドレス1つだけに通知が来る設定は、その方が休んだ日、退職された日にそのまま止まります。個人のアドレスではなく、受付用のアドレスに届くようにしておいてください。ひとつのアカウントのパスワードを回し合うのではなく、それぞれの人が自分のアカウントから見られる形(共有のメールボックスや、複数人へ配るグループのアドレス)にしてください。お客様の住所や電話番号が流れる先ですので、誰にでも配るのではなく、見る人を決めたうえでその人たちが確実に見られる形にします。退職や担当替えのときに、その人のアドレスを外す手順も決めておいてください。

そしてメールだけを注文の記録にしないでください。同じ送信の仕組みから2か所へ送っている場合、送信そのものが止まればどちらにも届きません。外部サービスや組み込み型なら管理画面に注文の一覧が残りますし、注文フォームの形でも、受け付けた記録をサーバー側に残せることがあります。メールが届かなくても後から数えられる場所を、1つ持っておいてください。

この控えは、抜けに気づけるだけでなく、抜けていた注文の中身をたどれるものにしてください。受付の番号・日時・状態だけでは、数が合わないことは分かっても、そのお客様に連絡できません。管理画面がある形ならそこが控えになりますし、注文フォームの形なら、受付の記録から注文の内容を確かめられるようにしておきます。

ただし置き場所を増やせば、守る場所も増えます。氏名・住所・電話番号を残す以上、何を残すか、どのくらいの期間で消すか、誰が見られるかを決めてから設定してください。注文の記録には、会計や税務の都合で一定期間残しておく必要があるものも含まれますので、そちらもあわせてご確認ください。

機械による大量の送信

売り場を公開すると、まず来るものと思っておいてください。フォームには送信を止める仕組みを入れておいてください。フォームに営業メール・スパムばかり届く、問い合わせフォームのスパム対策、フォームにスパムばかり届くときの対策 にやり方をまとめています。入れたあとは、正規の注文まで弾いていないかを必ず確かめてください。対策を強くしすぎて本物の注文が届かなくなる、という逆の事故もあります。

人によるいたずら注文、受け取り拒否

こちらは上の仕組みでは止まりません。人が本当に注文の形で送ってくるからです。とくに代金引換や後払いのように、先に入金がない形は狙われやすくなります。

できることは、先にお金を受け取る形を用意しておくことと、いつもと違う注文に気づける形にしておくことです。金額が大きい、同じ住所へ何度も、電話番号がつながらない——こうした注文は、発送の前に一度ご連絡して確かめてください。初めてのお客様は前払いのみ、という決め方をしている売り場もあります。

カード決済を入れている場合は、使えるカード番号を探すために、少額の注文が大量に入るという別種の攻撃もあります。盗まれた番号がまだ生きているかを試す形もあれば、番号の規則から当たりを探す形もあります。クレジットマスター攻撃の手口と対策 をご確認ください。

商品写真が足りない、そして重い

売り場を作る作業でいちばん時間がかかるのは、たいてい写真です。1商品につき何枚要るかは商品によります。全体が分かるもの、使っているところ、大きさが分かるもの——このあたりが揃っていると説明が短くて済みますし、成分や裏面の表示を見せる必要がある商品なら、それも要ります。手元にあるのが1枚だけ、という状態で始めると、公開が写真待ちで止まります。

そしてもう一つ。写真の枚数が多いページほど、表示は重くなります。外部サービスでは載せた写真を自動で縮めてくれることがありますが、どこまで縮むかはサービスと設定によりますし、自社のサイトに直接並べる場合は、スマートフォンで撮ったままの大きな写真がそのまま配信されることがあります。いずれにしても、公開したあとに実際の表示を確かめてください。画像をWebP形式で軽量化する、画像圧縮サイトのおすすめ、ホームページの表示が遅い原因と改善 をご覧ください。自分で加工される場合は Canvaでのデザイン作成 も使えます。

送料の設定が、実際の運送料と合っていない

「一律500円」で始めて、大きい商品が売れるたびに持ち出しになる、というのはよくあります。いちばん高くつく組み合わせで、一度計算してみてください。高くなる要素は一つではありません。梱包したあとの大きさ、重さ、まとめ買いの個数、冷蔵や冷凍、離島や北海道・沖縄、代金引換の手数料——これらが重なったときがいちばん高くなります。

そして、運賃がいちばん高い注文が、いちばん赤字とは限りません。粗利の薄い商品が送料無料の線ぎりぎりで遠方へ行く、という組み合わせのほうが痛いこともあります。代表的な商品・数量・地域の組み合わせをいくつか作って試算し、赤字になる組み合わせは別扱いにするか、送料無料の対象から外してください。

スマートフォンで買えない

売り先が個人のお客様であれば、スマートフォンから見られることが多くなります(取引先向けなら、パソコンからのほうが多いこともあります)。ところが、パソコンの画面では問題なく見える売り場が、スマートフォンでは数量の選択が押しにくい、入力欄が拡大されて位置がずれる、購入ボタンが画面の外にあるといった状態になっていることがあります。

公開する前に、必ずご自分のスマートフォンで最後まで注文してみてください。いまのホームページがスマートフォンに対応していない場合、1と3の形(自社サイトの中で注文を受ける形)では、少なくとも商品ページと注文の画面だけは、先に対応させてください。サイト全体を作り直さなければ始められない、というわけではありません。2の形なら、サービス側の売り場がスマートフォンに対応していれば、まず売り始めることはできます。ホームページがスマホ対応していない、スマホ版ページとレスポンシブデザイン をご覧ください。

売り場を作っても、見られていない

売り場ができれば売れる、とはなりません。1と3の形では、売り場は自社のホームページの中にあります。商品のページが単独で検索から見つかることもありますが、ホームページ全体が検索で見つかりにくい状態なら、その中の売り場も見つかりにくくなります。2の形は、サービス側の売り場が単独で検索されたり、サービスの中で探されたりすることもありますが、自社のホームページからの入口が効いているかは、やはり別に見る必要があります。ホームページがGoogleで検索しても出てこない、社名で検索しても出てこない理由、ホームページから問い合わせが来ない が、そのまま売り場にも当てはまります。

既存のお客様に案内する場合も、売り場のアドレスは配る前に決めてください。チラシや名刺、看板に刷ったあとで変えると、たどり着けない人が出ます。

とくにサービス会社が持っているアドレス(自社のドメインではないもの)を、そのまま印刷物に載せるのは避けてください。あとで別のサービスに移ったとき、そのアドレスからの転送を自分で設定できないからです。自社のドメインを売り場に割り当てている場合は、移るときに向け先を切り替えられることがあります。配るのは自社のホームページの中のアドレスにして、そこから売り場へ送る形にしておくと、あとから中身だけを差し替えられます。自社のサイトの中でページを移す場合は転送の設定ができることが多いのですが、サーバーや利用中のサービスによってはできないこともあります(URLを変更した際のリダイレクト設定)。

ホームページが止まったとき、売り場はどうなるか

2の形(外部サービス)なら、ホームページが止まっても売り場そのものは動いていることがあります。ただし、ホームページと売り場に同じドメインを使っている場合は、そのドメインの期限切れで、どちらも見られなくなります。名前を引く仕組み(DNS)の障害でも、どちらも止まることがあります(設定の仕方によっては片方だけのこともあります)。サービス会社のアドレスのまま使っているなら、自社のドメインが止まっても売り場そのものには行けます。どこが止まったのかで結果が変わります。また、売り場への入口が自社サイトの中にしかなければ、入口が止まった時点で新しいお客様はたどり着けません。1と3の形では、ホームページが止まった時点で注文を受けられません。売上が乗る以上、止まったときの戻し方は先に用意しておいてください。

ホームページが表示されない、ホームページのバックアップは取れていますか、ホームページが改ざんされた をご覧ください。売り場を持つと、狙われる理由も一つ増えます。管理画面のパスワードは パスワード漏洩のリスクと対策 の水準で見直しておいてください。

商品が増えたときに、自分で追加できない

最初の登録をこちらで代行しても、商品はその後も増えていきます。誰が追加するのかを、作る前に決めてください。ご自分で追加される前提なら、そのように作る必要がありますし、操作をお伝えする時間も要ります。毎回ご依頼いただく前提なら、そのつどの作業費になります。この分かれ目は ホームページを自分で更新したい と ホームページの更新を代行してほしい に整理しています。

値段や送料を変えたのに、古い案内が残っている

値上げや送料の改定をしたとき、直すのは商品ページだけではありません。トップページのお知らせ、よくある質問、注文完了メールの文面、印刷したチラシにも同じ金額が書かれていることがあります。どこに金額を書いたかを一覧にしておくと、変えるときに漏れません。

とくに注文完了メールの文面は忘れられます。設定した日のまま何年も送られ続けている、というのはよくあることです。

まとめ買いを想定していない

1点だけ買われる前提で作ると、2点目を買いたいお客様が注文を2回に分けることになり、送料も2回かかります。複数の商品をまとめて買えるか、まとめたときに送料がどうなるかは、公開前に自分で試してください。1の形(注文フォーム)で始める場合も、数量と品目を複数書ける作りにしておくと、あとが楽です。

お客様の情報を預かることになる

売り場を持つと、氏名・住所・電話番号・購入履歴を持つことになります。誰が見られるのか、どこに保存されるのか、いつまで持つのかを決めておいてください。管理画面に誰でも入れる状態のまま運用しない、というのが最低限です。

あわせて、何のために使う情報なのかをお客様に示すこと、外部のサービスや発送を任せる先の扱いを確かめることも要ります。常時SSL化は通信の途中を守るもので、預かったあとの管理までは守りません(「平文」のリスクとHTTPS化)。個人情報の取り扱いについては、個人情報保護委員会の案内をご確認ください。

また、事業者が消費者へ向けてインターネットで注文を受ける場合(通信販売に当たる場合)は、特定商取引法に基づく表記など、掲載が求められる項目があります。件数の多い少ないで決まるものではありません。返品や交換の条件についても、対象となる取引では、表示していないときの扱いが定められています。

何をどう書くかは、扱う商品と販売の形で変わります。公開する前に、消費者庁など所管の公的機関の案内と、ご利用になる決済・ショップサービスの案内を必ずご確認ください。blancは法律の助言はいたしませんが、決まった内容をページとして用意する作業はお引き受けできます。

費用の目安

ここからは、blancにご依頼いただいた場合の費用です。料金表にある項目と、料金表に無いものを分けて書きます。

料金表にある項目のうち、売り場づくりで出てくることのあるもの

以下は 料金表 から、作業名・金額・備考をそのまま引いたものです(すべて税込)。備考の範囲を超える作業は、同じ名前でもこの金額にはなりません。どの項目がいくつ当たるかは、いまのホームページの作りと選ぶ形で変わりますので、お見積りのときにご説明します。

  • カートシステム設置及び商品登録代行 55,000〜165,000円——備考「初期商品登録10件まで」
  • 問合せフォーム設置 11,000〜33,000円——備考「メールフォームプロCGI」。このCGIを設置する場合の金額です
  • HTML制作 8,800円——備考「文字原稿A4/2P程度」。HTMLのページを作る場合です
  • HTML修正 5,500円——備考「1ページあたり」。HTMLのページを直す場合です
  • 基本作業料金 5,500円——備考「簡単なテキスト修正等含みます」
  • 写真差し替え 550円——備考「写真1点につき」
  • 告知用バナー作成 5,500〜16,500円——備考「サイドバーやフッター等に設置するものです」
  • CMSコンテンツ調整(新着情報・施工事例・ブログなど)33,000〜110,000円——備考「WordPressなど」
  • CMSカスタマイズ 110,000〜330,000円——備考「WordPressなど」
  • SSL導入(常時SSL化)一式 33,000〜55,000円——備考「無料SSL設定+http→https転送設定+混在コンテンツ修正・全ページ確認込み」
  • 表示高速化(PageSpeed Insights最適化)22,000〜55,000円——備考「トップページの画像最適化・キャッシュ・不要コード整理。下層・全ページは別途お見積り」

また、料金表の「HTML関連」の表には次の注記が付いています。「Wix・Jimdo等のホームページ作成サービスで作られたサイトは、編集制約のため作業時間が増えますので、上記料金の1.5倍となります。」この表に載っている作業(基本作業料金、HTML制作、HTML修正など)がすべて対象です。

専用の料金項目が無いもの(そのつどお見積り)

次のものは料金表に単独の項目がありません。料金表にも「価格表に無いものについては別途お見積もり」と書いています。内容をうかがってから、そのつどお見積りをお出しします(できること・できないことも、そのときにお伝えします)。

  • 外部のネットショップサービスの選定と、最初の設定
  • 決済サービスの申し込みに必要な情報の整理(申し込みそのものは事業者様のお名前で行っていただきます)
  • 送料や配送方法の設定
  • 商品登録の代行のうち、「カートシステム設置及び商品登録代行」に含まれない分(設置を伴わない登録だけのご依頼、初期の10件を超える分、すでにある売り場への追加登録)
  • すでにある注文データ・顧客データの移行
  • 店頭の在庫やレジとのつなぎ込み(お使いの機器やソフトによっては、お受けできないこともあります)
  • 既製のカートを設置する範囲を超える作り込み(独自の開発、社内の別のシステムとのつなぎ込みなど)
  • 上の料金表の備考に当てはまらない作業(たとえば、いま動いているフォームの作り替え、CMSや外部サービスの管理画面での作業、トップページ上部への入口の作り込み)
  • 特定商取引法に基づく表記など、必要なページの作成(掲載内容はお客様にご用意いただきます)

blancへのお支払いではないもの

次の費用は、それぞれのサービスや業者にかかるものです。ここまでに挙げた作業のお見積りとは別に発生します。

  • ネットショップサービスの初期費用・月額
  • 決済サービスの手数料
  • サーバー・ドメインの維持費用(サーバー会社・ドメイン会社へのお支払いです)
  • 配送業者の運送料、梱包資材

なお、サーバーとドメインの管理そのものをblancにお任せいただくこともできます。料金表に「ドメイン・サーバー管理 年間11,000円(税込)」(対象は「.com」「.net」などのgTLD)の項目があります。月額プランと同じく、解約は申告の1ヶ月後です。

毎月の費用について

売り場を持つと、直したい箇所が出てきます。商品の入れ替え、売り切れの表示、季節のバナー。どのくらいの頻度で出るかは売り方によって違い、しばらく変わらない売り場もあります。そのつどご依頼いただくこともできますし、月額のプランでまかなえる範囲もあります。ただし、プランごとに含まれる作業の種類と回数は決まっています。更新作業を含む月額プラン(ベーシック、スタンダード、スタンダードプラス、WordPress保守のライトとスタンダード)には、最低契約期間3ヶ月の定めがあります。解約は申告の1ヶ月後です。どこまでがプランの中に入り、どこからが別のお見積りになるかは、内容をうかがってからお答えします。料金表の月額プランと、保守・管理契約は何をしてくれるのか をご覧ください。3の形(サイトに組み込む)を選んだ場合は、作ったあとの更新と、仕組みそのものの手入れをどう手当てするかまで含めてお決めください。

総額は、作業を分けたお見積りでお出しします

ここに並べた項目を足し算して総額を出すことは、あえてしていません。どの項目がいくつ必要かは、いまのホームページの作りと、売る商品によって変わるからです。ホームページのアドレスと売りたい商品を教えていただければ、作業を分けたお見積りをお出しします。ご依頼前のご相談・お見積りは無料です。

他社と比べる際の見方は ホームページ修正の費用相場 と ホームページの修正はどこに頼むべきか にまとめています。

始めたあとに見ておく3つの数字

売り場は、作った日がいちばん整っていて、そこから少しずつ実態とずれていきます。まず、売り場がきちんと働いているかを見る3つです。

  1. 注文の件数——増えているか。先月と比べるだけでは、季節の波や、件数の少ない売り場では読み違えます。前の年の同じ月や、数か月分の並びで見てください。売り出しをした月かどうかも一緒に見ます。ゼロが続くときは、見つけてもらえていないのか、見られているのに買われていないのか、それとも注文が届いていないだけなのかを、この順に確かめてください。原因を決めつけて手を打つと、効かないところにお金がかかります
  2. 売り場のページが見られた回数——見られていないのか、見られているのに買われていないのか。直すところがまったく変わります
  3. 問い合わせの中身——「送料はいくらか」「いつ届くか」が繰り返し来るなら、その答えが見つけにくいところにある可能性があります。書いてあるのに読まれていないのか、そもそも書いていないのかを確かめてください

2の数字の見方は Search ConsoleとGoogleアナリティクス をご覧ください。定期的な点検をまとめてご依頼いただく形もあります(ホームページの健康診断)。

この3つは売り場が働いているかを見るためのもので、もうかっているかは別に見てください。注文が増えていても、送料の持ち出し、決済の手数料、返品や取り消しで手元に残らないことがあります。売上、そこから出ていくぶん(原価、送料、決済の手数料、梱包の資材、返品や再発送の分、サービスの月額、荷造りにかかる人の時間)を引いた残り、返品と取り消しの件数——このあたりは、定期的に突き合わせてください。間隔は、注文の入り方と、お金の出入りの周期に合わせて決めてください。売り場を作った費用や広告費まで入れた本当の採算は、これとは別に、決算や試算表の側で見ることになります。

ご相談いただくときに、あると早い5つ

次の5つがあると、やり取りの回数が減ります。

  1. ホームページのアドレス
  2. 売りたい商品と、おおよその点数
  3. 届け方(配送か、店頭での受け取りか)
  4. 受け取りたい支払い方法(カードを入れたいかどうか)
  5. 公開したい時期の目安

すべて分かっていなくて構いません。「何を売りたいか」だけでも、ご相談いただけます。すでに他社のサービスで売り場をお持ちで、そこからの移行をお考えの場合は、いま使っているサービスの名前も添えてください。移せるものと移せないものの確認から始めます。

まとめ

  • 形を選ぶ前に決めるのは5つです。何を売るのか、どうやって届けるのか、お金をどう受け取るのか、注文が入ったら誰が何をするのか、在庫はどこが正しいのか。ここが決まれば、形を選ぶ材料はかなり揃います
  • 足し方は3つ。注文フォームで受けて自社で確定する/外部のネットショップサービスの入口を置く/いまのサイトに組み込む。この順に費用が上がるとは限りません。変わるのは、どこまでを自分たちで持つかです
  • クレジットカードの番号を、自社のフォームで受け取ったり、自社のサーバーに保存したりしないでください。決済代行サービスが用意している仕組みをそのまま使い、自社側で何が必要になるかは契約先に確認してください
  • 見落としやすい事故は、注文が届いていないことに気づけないことです。定期的に自分で1件注文して確かめてください。試すときは、テスト用の仕組みがあればそれを使い、無ければ本番の注文として何が動くのかを契約先に確認してから行ってください。あわせて、メールとは別に、注文を後から数えられて中身もたどれる場所を持っておいてください
  • 売り場は作って終わりになりません。商品は増え、季節は変わり、送料は改定されます。誰が直すのかを、始める前に決めてください
  • 商品が数点なら、売り場を作るより先にその数点をきちんと見せるページのほうが売れることがあります。形から入らないでください

「うちの商品でも売れる形になるのか」「いまのホームページに足せるのか」といったところからで構いません。お問い合わせはこちらから、ホームページのアドレスと、売りたい商品・おおよその点数を添えてご連絡いただけると、お返事が早くなります。どの形が向いているか、費用がどのくらいの話になるかを、まずはお伝えします。

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