blancブログ

Information&Blog

友だち追加

ホームページが改ざんされた・乗っ取られた|今すぐやることと復旧の手順・費用の目安

更新日:

ホームページ修正・更新
ホームページが改ざんされた・乗っ取られた|今すぐやることと復旧の手順・費用の目安のアイキャッチ画像

ある朝、自社名で検索したら見覚えのない日本語のページがずらりと並んでいた。サイトを開くと知らない通販サイトに飛ばされる。サーバー会社から「不正なファイルを検知しました」というメールが届いた——ホームページの改ざんは、こうして外から知らされることがあります。自分たちで先に気づけるとは限りません。

このとき、いちばんやってしまいがちなのがあわてて不審なファイルを消すことです。気持ちは分かりますが、消した瞬間に、どこから入られたのかをたどる手がかりも一緒に消えます。入口が分からないまま見た目だけ元に戻しても、同じ穴からまた入られます。

この記事では、改ざんに気づいたときに何をどの順番でやるのか、復旧の方法にはどんな選択肢があるのか、依頼した場合の費用はどのくらいかを整理します。金額はすべて税込で、blancの料金ページに掲載しているものです。

まず今すぐやる3つのこと

おおむね次の順で進めます。ただし、訪問者に実害が出ている状態であれば、止めるほうを優先してください。

  • 1. 被害の広がりを止める — サイトを一時的に非公開にするか、メンテナンス表示に切り替えます。訪問者にウイルスをばらまいている状態や、フィッシングページを置かれている状態を放置すると、被害が自社の外へ広がります
  • 2. 触る前に、今の状態を記録して保存する — 気づいた日時と症状、画面の写しを残したうえで、サーバー上のファイルとデータベースを改ざんされたまま一式コピーします。あわせて、アクセスログやFTP・サーバー管理画面のログイン履歴も取れる範囲で保存しておきます。「いつ・どこから入られたか」は、ファイルよりログから分かることが多いためです。コピーしたものは他の作業に使わず、そのまま置いておきます
  • 3. パスワードを変える — サーバーの管理画面、FTPやSSH、CMSの管理者アカウント、データベース、独自ドメインのメール、ドメインを管理している事業者のアカウント。範囲を絞ると、直したそばからまた書き換えられることがあります

3つ目は範囲を広く取ってください。ホームページの管理画面だけを変えて安心してしまうケースが多いのですが、入られた経路がFTPやサーバー管理画面だった場合、そちらが生きていれば意味がありません。WordPressであれば、管理者以外のユーザーも含めて変更し、ログイン状態を強制的に切る設定(セキュリティキーの入れ替え)まで行っておきます。パスワードの決め方はパスワード漏洩のリスクと対策にまとめています。

なお、サイトが真っ白になった、エラー画面が出た、というだけであれば改ざんとは限りません。更新の失敗やプラグインの不具合でも同じ見え方になります。切り分けの手順はホームページが表示されない場合の記事をご覧ください。

※お急ぎの場合は、ホームページ修正の代行(最短当日・相談無料)もご利用いただけます。

改ざんの見分け方

改ざんは「派手に画面が書き換えられる」とは限りません。見た目は変えずに、検索エンジンに対してだけ、あるいは特定の条件で来た訪問者に対してだけ別の内容を返すタイプがあり、この場合は自分でサイトを見ていても気づけません。

症状

疑われる状態

検索結果に、身に覚えのないブランド名や薬品名のページが自社ドメインで並ぶ

検索エンジン向けにスパムページを大量に作られている。サイトを普通に見ても出てこないことが多い

サイトを開くと別のサイトに飛ばされる

転送コードを仕込まれている。スマートフォンのときだけ、検索から来たときだけ飛ぶ、という条件付きのこともある

ブラウザに「この先のサイトには有害なプログラムがあります」と表示される

Googleが問題を検出し、警告を出している状態。警告が出たときの記事で詳しく解説しています

管理画面に、作った覚えのない管理者アカウントがある

侵入後の出入り口を確保された可能性。ただし前の担当者や制作会社が作った正規のアカウントのこともあるため、作成日時と併せて確認します

自社サーバーから大量のメールが送られている/急にメールが届かなくなった

迷惑メールの踏み台にされている可能性。送信元の評判が下がると、通常の業務メールまで迷惑メール扱いや受信拒否になることがあります(ブラックリストに載る原因と避け方

更新した覚えのないファイルの日付だけが新しい

見た目に変化がないタイプの改ざんの兆候。自動更新やバックアップ処理でも日付は動くため、中身の差分と併せて確認します

自社サイトが検索でどう見えているかは、検索窓に「site:自社のドメイン」と入れるとある程度確認できます。この結果は登録されている全ページを網羅するものではありませんが、身に覚えのないページが混ざっていないかを見るには十分です。定期的に見ていないと、検索エンジン向けのスパムページは発見が遅れます。

復旧のやり方は大きく3つ

どれを選ぶかは、被害の範囲、きれいな状態のバックアップが残っているか、どのくらいの時間サイトを止められるかで変わります。

バックアップから戻す

改ざんされる前のバックアップがあり、いつからおかしくなったのかがはっきりしている場合は、いちばん短時間で戻せる方法です。注意点は、そのバックアップ自体が既に汚染されている可能性があること。改ざんは気づく何ヶ月も前から始まっていることがあるため、直近のバックアップに戻したら症状も一緒に戻ってきた、ということが起こります。戻したあとに入口を塞ぐところまでやらないと、この方法は成立しません。

不正なファイル・コードを取り除く

バックアップが無い場合や、戻すと最近の更新内容が失われる場合は、仕込まれたものを一つずつ取り除いていきます。CMS本体やプラグインの正規ファイルとの差分だけでなく、追加された見慣れないファイル、画像のアップロード先、データベースの中身、.htaccess、定期実行の設定まで見る必要があります。取り残しがあると再発の原因になります。時間はかかりますが、更新内容を保ったまま戻せる可能性があります。

作り直して中身を移す

入口が特定できない、長く放置されていて何が正しい状態か分からない、という場合は、サーバーを新しく用意して作り直すほうが結果的に早いことがあります。このとき、記事や画像をそのまま移すと一緒に持ち込んでしまうので、移すものは中身を確認しながら入れていきます。CMS本体やテーマ、プラグインは配布元から入れ直します。古いまま止まっていたサイトであれば、この機会に最新の構成へ入れ替える判断もあります。

制作を頼んだ会社と連絡が取れず、サーバーの情報も分からない、という状態から始まることもあります。その場合の進め方は制作会社と連絡が取れない場合の記事にまとめています。

入口を塞がないと、戻してもまた同じことが起きる

見た目を元に戻す作業と、同じことを二度起こさせないための作業は別物です。前者だけで終わらせると、しばらくしてまた同じ症状が出ます。

入られる経路として多いのは次のようなところです。

  • 更新されていないCMS本体・テーマ・プラグイン — 公開されている脆弱性を突かれます。放置した場合に何が起きるかはWordPressを更新せず放置すると危険?で解説しています
  • 使い回しのパスワード、単純なID — 他のサービスから漏れたものが試されます
  • 古いフォーム系プラグイン — 過去にContact Form 7の脆弱性のような事例があります
  • 誰でも開ける管理画面BASIC認証やIP制限で入口そのものを絞る方法があります

そのうえで、攻撃を手前で止める仕組みとしてWAFを有効にしておくと、よくある攻撃パターンはサイトに届く前に遮断できます。すべての攻撃を防げるものではなく、更新やパスワード管理の代わりにはなりませんが、入れておく価値はあります。レンタルサーバーによっては標準で用意されていて、設定画面でオフになったままのことがあるので確認してみてください。

また、フィッシングに使われた場合は自社の信用そのものが傷つきます。防ぐ側の考え方はフィッシング詐欺を防ぐホームページ制作の基本にまとめています。

Googleの警告と検索結果を元に戻す

サーバー側をきれいにしても、検索結果やブラウザの警告はすぐには消えません。Google Search Consoleの「セキュリティの問題」から、対処が済んだことを伝えて審査をリクエストする必要があります。

審査に通るまでは警告が表示されたままになります。いつ消えるかはこちらでは決められませんので、気づいたらできるだけ早く対処に入るほうが、結果的に表示への影響を短くできます。作られてしまったスパムページも、削除したうえで検索エンジンに再度読み取ってもらうまで、しばらく検索結果に残ります。急いで見えないようにしたい場合は、Search Consoleの削除ツールで一時的に非表示にする申請もできます。

依頼した場合の費用の目安

blancの料金です。すべて税込表記です。

作業

料金

備考

ハッキングによるサイト書き換え復旧作業

55,000円〜

WordPress復旧(重大なエラー・画面崩れ・更新失敗)

33,000円〜

原因調査・切り分け込み。被害状況により増減します

サイトデータバックアップ

11,000円〜

FTP接続の場合。データベースを含む場合は33,000円〜

WordPress最新化(本体・プラグイン・PHP更新)

22,000円〜

更新前バックアップ・更新後の表示確認込み

SSL導入(常時SSL化)一式

33,000円〜

無料SSL設定+転送設定+混在コンテンツ修正・全ページ確認込み

復旧だけで終わらせず、再発を防ぐところまで含めると、上の表の作業を組み合わせる形になります。料金表に無い作業は別途お見積もりです。なお、Wix・Jimdoなどのホームページ作成サービスで作られたサイトは、編集に制約があるためHTML関連の作業料金が1.5倍になります。

すぐに手を打ちたい場合の進め方は即日で修正したい場合の記事も参考にしてください。ただし改ざんの復旧は原因調査を伴うため、当日中に全部を終わらせられるとは限りません。

同じことを繰り返さないために

改ざんは、その会社を狙って行われるとは限りません。公開されている脆弱性を持ったサイトが機械的に探し出されて入られる形が多く、古いまま置かれているほど見つかりやすくなります。更新を続けているだけで、この入られ方はかなり減らせます。もちろん更新だけで全部を防げるわけではないので、パスワードの管理とバックアップも併せて必要です。

blancの月額プランでは、WordPress保守プラン(ライト)が月額5,500円で、本体・プラグイン・有償テーマの定期バージョンアップ、サーバーのPHPバージョンアップ対応、更新前後のサイト動作確認を行います。WordPress保守プラン(スタンダード)は月額11,000円で、これに子テーマでの安全な更新運用、月次のサイトバックアップ取得、更新失敗時の復旧対応、月3回程度の更新作業が付きます。いずれも最低契約期間は3ヶ月、年間払いにすると1ヶ月分が無料になります。

契約すると具体的に何をしてもらえるのかは保守・管理契約の記事に、今の状態を点検する項目はホームページの健康診断にまとめています。

まとめ

  • 気づいたら、消す前に「今の状態」を保存する。証拠が消えると入口が分からなくなる
  • 公開を止めて被害の拡大を防ぎ、サーバー・FTP・CMS・メールのパスワードをすべて変える
  • 復旧は、バックアップから戻す/不正なコードを取り除く/作り直して中身を移す、の3通り
  • 入口を塞がないと、きれいに戻しても同じ穴からまた入られる
  • Googleの警告と検索結果が元に戻るまでには、対処後もしばらく時間がかかる
  • blancの復旧作業は55,000円(税込)から。再発防止まで含めると作業の組み合わせになります

今おかしくなっているのが改ざんなのか、更新の失敗や別の不具合なのか、外から見て切り分けるところからお手伝いできます。他社で制作されたホームページでもお受けしていますので、ホームページ修正のページをご覧のうえ、お気軽にご相談ください。ご相談は無料です。

ホームページの修正・更新でお困りではありませんか?

お電話でのお問い合わせはこちらまで

フリーダイヤル0120-781-437

受付時間 平日 9:00~18:00(時間外も応相談)

他社で制作したサイトもOK。軽微な修正は最短当日対応します

ホームページ修正・更新の詳細を見る(相談無料)

検索ボックスへキーワードを入力してください

ホームページ制作、更新、SEOに関する
お問い合わせ・お見積もり依頼は、
電話もしくはフォームでも受け付けております。

フリーダイヤル0120-781-437

受付時間 平日 9:00~18:00

まずは無料相談する