ホームページがGoogleで検索しても出てこない|3つの切り分け方と、直したあとの確認手順・費用の目安
更新日:

「自社のホームページ、Googleで検索しても出てこないんです」——ご相談のなかでも特に多い内容です。
ただ、この一言のなかには まったく状態の違う3つの現象 が混ざっています。どれに当たるかで、やることも、費用も、かかる時間も変わります。逆に言うと、ここを分けないまま「SEO対策をしてください」と依頼すると、必要のない作業にお金を払うことになりかねません。
このページでは、まずご自身で状態を切り分ける方法をご案内し、そのうえで原因ごとの対処と費用の目安をまとめます。
「検索しても出てこない」には3種類ある
最初に、いまどの状態なのかを分けます。
①は、公開設定・Googleからの発見経路・URLの正規化・ページの中身などを順に確認していく領域です。原因を直しても、いつ反映されるか、登録されるかどうかは保証されません。②は中身・競合状況・検索した言葉との関係を継続して見ていく領域で、変化までの期間は一律ではありません。
③に当てはまりそうな場合は、社名で検索しても出てこない理由とホームページ改善策まとめ に原因を7つに分けてまとめていますので、そちらをご覧ください。このページでは①と②を扱います。
まず確かめる3つ
順番に見ていきます。最初のsite:検索は特別なツールなしで確認できます。詳しい確認には、無料のGoogle Search Consoleを使います。
1. site: で検索してみる
Googleの検索窓に、次のように入力します。
site:example.com(example.com のところを自社のドメインに置き換えます)
ここで自社のページがひとつも出てこなければ、①そもそも登録されていない可能性が高くなります。逆にトップページや会社概要が並んで出てくるなら、登録自体はされています。
ここで、ひとつ注意があります。site: 検索の結果は目安で、表示される件数もそのときどきで変わります。「10ページあるはずなのに3件しか出ない」からといって、残り7ページが登録されていないと断定はできません。正確に見たい場合は次のSearch Consoleを使います。
2. Google Search Console で見る
Googleが自社サイトをどう扱っているかを、Google自身が教えてくれる無料のツールです。導入していない場合は、まずここから始めるのが確実です。
導入済みであれば、上部の検索窓に自社のページのURLを貼り付けて「URL検査」を実行します。まずトップページ、次に実際に出てこないページの順で検査し、サイト全体の状況は「ページのインデックス登録」レポートで確認します。
Search Console と Google アナリティクスの役割の違いは Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスの違い にまとめています。また、Search Console から「ページのインデックス登録の問題が検出されました」というメールが届いた場合の読み方は こちらのページ をご覧ください。
3. 「見せない設定」になっていないか確認する
実務上、①でよく見つかるのがこれです。制作中に検索避けをかけたまま、公開後に外し忘れているという状態です。
WordPressの場合は、管理画面の「設定」→「表示設定」に 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」 というチェック項目があります。ここにチェックが入っていると、通常はnoindexが出力され、新しく登録されない、あるいは再び巡回されたあとに検索結果から外れる原因になります。ただし、外しただけで登録が保証されるわけではありませんし、すでに登録済みのページがすぐ消えるわけでもありません。外したあとにURL検査で、いまGoogleが認識している状態を確認します。
同じ指定は、HTMLのタグだけでなくサーバーの応答ヘッダー(X-Robots-Tag)で行われている場合もあります。
それ以外に、ブラウザで https://自社ドメイン/robots.txt を開いて中身を確認します。たとえば User-agent: * と Disallow: / の組み合わせがあれば、サイト全体を巡回しないよう指示している状態です。ただしrobots.txtは巡回を止める仕組みで、検索結果からの削除を保証するものではありません。 公開中のサイトでこの記述が見つかった場合も、なぜそうなっているかを確かめてから直してください。
ほかに、公開前の確認用にかけたパスワード保護(Basic認証)が残っている場合も、Googleは中を見られません。
登録されない主な原因
中小企業のサイトでよく見つかる原因は次のとおりです。どれにも当てはまらない場合は、Search Console の「手動による対策」「セキュリティの問題」、それに削除申請の状況もあわせて確認します。
いくつか補足します。
公開して日が浅い場合は、設定に問題がなくても待ち時間が発生します。すぐに全ページが登録されるわけではありません。この場合の対処は「正しく設定したうえで待つ」で、ここに費用をかける必要はありません。
Googlebotがページを取得できない場合は、検索の話より先にそちらを直します。エラー画面や真っ白な画面が出ているなら ホームページが表示されない をご覧ください。URL検査の「ページの取得」と、返ってきているHTTPの状態を確認します。
なお、アドレスバーに「保護されていない通信」と出ている場合は、安全性の問題として解消すべきですが、警告の種類によっては、それ自体が登録されない直接の原因とは限りません。切り分けずにSSLの工事へ進むと、費用をかけたのに何も変わらないということが起こります。SSLそのものの話は SSLの警告 にまとめています。
別のURLが正規と判断されている場合とは、たとえば http:// と https://、www あり・なしのように、同じ内容が複数のアドレスで見られる状態です。ここは「ブラウザで両方開けるかどうか」では判定できません。正しく転送されていても、ブラウザ上は両方開けるように見えるからです。URL検査で「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」を確認し、最終的に同じURLへ転送されているかを見ます。調べたURLが登録されていなくても、別の正規URLのほうが登録されている場合があります。
詳しくは 重複URLの整理 と canonicalタグ、転送の設定は 301リダイレクト にまとめています。
どこからもリンクされていないページは、Googleから見つけてもらいにくくなります。この状態のページについては 孤立ページ をご覧ください。WordPressでの設定手順は インデックス未登録を防ぐWordPressの設定方法、全体的な解消手順は インデックス未登録の問題を解消する方法 が詳しいです。
直したあとにやること
原因を取り除いたら、そこで終わりにせず、伝わったかどうかまで確認します。
- 修正したページをURL検査し、「公開URLをテスト」で現在の状態を見る
- 対象が少なければ、そのまま登録をリクエストする
- 対象が多ければ、正規URLだけを載せたサイトマップを送信する
- 数日〜数週間を目安に、site:検索と「ページのインデックス登録」レポートで再確認する
登録のリクエストもサイトマップの送信も、「早く見つけてもらいやすくする」ためのもので、登録を保証するものではありません。
登録はされているが順位が低い場合
②の状態です。ここからは、設定を直せば翌日変わるという性質のものではありません。
まず確認していただきたいのが、どの言葉で検索して出てこないのかです。「うちのホームページが出てこない」とおっしゃる方に実際の検索語をうかがうと、全国規模の大きな言葉で探しておられることがよくあります。地域名を足した言葉なら出てくる、というケースは珍しくありません。
そのうえで、順位や検索結果での見え方を改善するために確認する点を挙げます。
店舗や事務所をお持ちで、地域のお客様に来ていただきたい場合は、ホームページとは別に地図側の情報整備も効いてきます。こちらは Googleマップの順位 にまとめています。
なお、問い合わせを増やしたいという目的であれば、検索順位だけが原因とは限りません。順位が上がっても問い合わせが増えないケースの切り分けは ホームページから問い合わせが来ない をご覧ください。
自分でできる範囲と、頼んだほうが早い範囲
費用をかけずに済むものと、そうでないものを分けておきます。
管理画面にログインできない、どこを触ればいいか分からない、という段階であれば、無理に触らずご相談ください。自分で更新できない場合の対処 もあわせてご覧ください。
費用の目安
弊社の料金表から、この件に関係するものを抜き出します。いずれも税込です。
順位に関する継続的な取り組みには SEOプラン(月11,000円・1キーワードあたり) があります。内容は SEO対策のページ をご覧ください。
更新作業や運用のご相談を継続して依頼したい場合は、別に ベーシックプラン(月11,000円) と スタンダードプラン(月16,500円) があります。各プランに何が含まれるかはプランごとに異なりますので、インデックスの調査やSEO設定の修正が契約の範囲かどうかは、作業前にご確認ください。契約の考え方は ホームページの保守・管理契約 にまとめています。
ここで正直に申し上げておきたいことが2つあります。
ひとつめ。「出てこない原因を調べる」という作業そのものには、料金表に単独の項目がありません。 上に挙げた確認の3つはご自身でも進められる内容ですし、そこまで見ていただいたうえでご連絡いただければ、原因の見当をお伝えするところまではご相談の範囲で対応しています。実際に手を動かして直す段階になってから、該当する作業の料金でお見積りします。
ふたつめ。調べてみたら原因が1か所で、チェックを外すだけで済んだ、ということが実際にあります。 その場合に大きな金額をいただくことはありません。逆に、テーマの改造やURLの整理まで必要になれば、その分のお見積りになります。先に金額をご確認いただいてから作業に入りますので、開けてみたら高額だった、ということにはなりません。
よくある誤解
「Googleにお金を払えば上位に出る」
検索結果の上部などに表示される広告枠は、費用を払って掲載するものです。ただし、その下に並ぶ通常の検索結果は、お金を払って順位を上げることはできません。 広告を止めれば表示も止まります。両者は別のものです。
「業者に頼めば1位になる」
順位を決めているのはGoogleで、その基準は公開されていませんし、変わり続けています。弊社は順位をお約束していません。 できるのは、登録の妨げになっているものを取り除くこと、ページの中身と構成を整えること、そして続けることです。「必ず1位」と言い切る提案があれば、根拠を確かめてからご判断ください。
「登録の申請をしないと載らない」
申請しなくても、リンクをたどって見つけてもらえます。Search Console から登録をリクエストしたり、サイトマップを送ったりすることはできますが、それは「早く見つけてもらいやすくする」ためのもので、必須の手続きではありません。逆に言えば、送っただけで登録が保証されるわけでもありません。
「ページを増やせば増やすほど上がる」
内容が乏しく、読む人にとって独自の価値がないページは、登録されないことがあります。数より、1ページごとに読む人の目的に答えているかどうかです。
なお ソフト404エラー は、存在しないページや実質的に中身のないページがHTTP 200を返している、とGoogleが判断した場合などに表示される別の問題です。「内容が薄いページ」の一般的な呼び名ではありません。
まとめ
- 「出てこない」は①登録されていない ②順位が低い ③社名で他社が先に出るの3つに分かれます。まずどれかを確かめます
- 手順は site:検索で概況を見る → Search Consoleでトップページと対象URLを検査する → 表示された理由と公開設定を確認する → 直したら公開URLをテストする → 少数なら登録をリクエスト、多数なら正規URLだけのサイトマップを送る → 数日〜数週間で再確認する です
- Googleの各ツールに利用料はかかりません。ただし、所有権の確認や設定の修正を依頼される場合は作業費がかかることがあります
- ①では、制作中の検索避けが残っているだけということが実際にあります。ただし直しても反映の時期や登録そのものは保証されません
- ②は中身と設計の話で、変化までの期間は一律ではありません
- 順位はお約束できません。できるのは妨げを取り除き、整え、続けることです
ご自身で site: 検索まで試されて、それでも様子が分からないという場合は、状況をお聞かせください。どの状態に当たるのか、費用がかかる話なのかどうかも含めて、まずはお伝えします。お問い合わせはこちらから、サイトのアドレスと「どの言葉で検索して出てこないか」を添えてご連絡いただけると、お返事が早くなります。
ホームページの更新や修正全般については ホームページ更新・修正サービス のページもご用意しています。
ホームページの修正・更新でお困りではありませんか?
検索ボックスへキーワードを入力してください