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パスワード漏洩のリスクと対策: ホームページの安全を守るために
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今回は非常に重要なトピック、「パスワード漏洩」についてお話ししたいと思います。
先日、あるお客様がワードプレスで作成したホームページが、簡単なパスワードを設定していたために、不正にアクセスされ、全てのコンテンツが他の言語に書き換えられてしまいました。復旧には大変な時間と労力がかかりました。
このような事態を防ぐためにも、パスワードの設定は適切に行うことが重要です。

どうしてパスワードは漏洩するの?

パスワード漏洩は、ユーザーが設定したパスワードが第三者に知られてしまうことを指します。
これにより、ホームページの管理者権限を奪われたり、個人情報が盗まれたりするリスクがあります。
パスワード漏洩の主な原因は、「パスワードの使い回し」や「推測しやすいパスワードの設定」です。

パスワード漏洩の具体例

先ほどのお客様の例のように、簡単なパスワードを設定していると、ホームページが第三者によって不正に操作されるリスクがあります。
また、パスワードを使い回していると、一つのサービスでパスワードが漏洩した場合、他の全てのサービスにも影響が出てしまいます。

他の具体例としては、2016年に発生したYahoo!のパスワード漏洩事件があります。
この事件では、約5億人のユーザー情報が漏洩し、その中にはパスワード情報も含まれていました。
このような大規模なパスワード漏洩事件は、ユーザーだけでなく企業にとっても大きなダメージとなります。

また、パスワードが漏洩すると、金融や銀行業務にも影響を及ぼす可能性があります。
ユーザーが同じパスワードを複数のサイトで使用している場合、ハッカーがその情報を利用して他のアカウントに不正アクセスする可能性があるからです。

どのようにしてパスワードが漏洩するのかいくつか紹介します。

ソーシャルエンジニアリング

ハッカーが信頼できる組織や個人を装ってユーザーから情報を引き出す手法です。
例えば、偽のメールを送り、リンクをクリックさせることでパスワードを盗むなどの方法があります。

フィッシング

ハッカーが正規のウェブサイトを装った偽のウェブサイトを作成し、ユーザーにログイン情報を入力させることでパスワードを盗む手法です。

キーロガー

ユーザーのキーストローク(キーボードで打った文字)を記録するマルウェアです。
これにより、ユーザーが入力したパスワードを盗むことができます。

ブルートフォースアタック

辞書によるパスワードを推測する攻撃手法です。
短いパスワードや一般的なパスワード(例:123456、passwordなど)は、この攻撃に非常に弱いです。

これらの具体例からもわかるように、パスワードの設定は非常に重要です。
独自性のある強固なパスワードを設定し、定期的に変更することで、これらの攻撃から自身を守ることができます。

パスワード設定について

パスワードを設定する際は、以下の点に注意しましょう。

1. パスワードは長さが8文字以上で、大文字、小文字、数字、記号を組み合わせたものが理想的です。

2. パスワードは一意であるべきで、使い回しは避けましょう。

3. パスワードは定期的に変更しましょう。

また、ワードプレスでは、ユーザー設定の画面からパスワードを設定します。
設定画面にはパスワードの強度を示すインジケータがあり、それを参考に強固なパスワードを設定しましょう。

その他の方法

パスワードだけでなく、二段階認証やマルチファクタ認証を利用することで、さらにセキュリティを強化することができます。
また、パスワード管理ツールを利用することで、複雑なパスワードを覚える必要がなくなります。

まとめ

パスワード漏洩は、ホームページのセキュリティにとって大きな脅威です。
パスワードの設定は適切に行い、使い回しを避け、定期的に変更することが重要です。
また、二段階認証やマルチファクタ認証を利用することで、さらにセキュリティを強化しましょう。
皆さんのホームページが安全であることを願っています。

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