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ホームページの管理画面に入れない|ID・パスワードが分からないときの3つの切り分けと費用の目安

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ホームページ修正・更新
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「ホームページの文章を直そうとしたら、管理画面に入れなかった」「IDとパスワードを入れているのに、はじかれてしまう」——ホームページの更新でいちばん多く止まるのが、この入口の部分です。中身を直す以前に、そこへ入る手前で足が止まってしまいます。

やっかいなのは、画面に出るのが「ユーザー名またはパスワードが違います」といった短い文言だけのことが多く、その表示からは原因を特定できないことです。原因が違えば、戻し方も、かかる手間も、費用もまったく変わります。

この記事では、「管理画面に入れない」という一点にしぼって、状況を3つに切り分ける方法と、それぞれの復旧の進め方、依頼した場合の費用の目安をご説明します。更新できない理由がログイン以外にもありそうな場合は、ホームページを自分で更新できない…よくある原因と対処法のほうが全体を見渡せます。

「管理画面に入れない」は、3つのどれかです

同じ「入れない」でも、実際には次の3つに分かれます。まずどれに当たるかを決めてから動くと、遠回りがなくなります。

  1. ログイン情報はあるのに通らない——ログイン画面までは行けて、IDもパスワードも手元にあるのに、はじかれる状態です。
  2. 入口そのものが分からない——どのURLから入るのか、そもそも管理画面があるのかどうかが分からない状態です。
  3. 鍵を自社が持っていない——管理画面はあるが、いま使えるアカウントを持っているのが制作会社や退職した担当者だけ、という状態です。

①はご自身で戻せることが多く、②は調べれば分かることが少なくありません。時間も費用もかかりやすいのは③で、しかも③を①だと思い込んで何度もログインを試してしまうと、あとで述べるとおり事態が悪くなることがあります。

※お急ぎの場合は、ホームページ修正の代行(最短当日・相談無料)もご利用いただけます。

どれに当たるかを、順に確かめます

難しい確認は要りません。次の順に見ていくと、3つのどれなのかが絞り込めます。

その画面が、本当に管理画面のログインかどうかを先に確かめます

ログインを求める画面が出ていても、それが更新用の管理画面とは限りません。次のようなものが混ざっていることがあります。

  • BASIC認証——ページを開いた瞬間に小さな入力欄が出るものです。テスト用のサイトなどに設定されていることがあり、管理画面のログインとは別のIDとパスワードです。
  • サイトの会員向けログイン——訪問者が使うもので、更新用ではありません。
  • サーバー会社やドメイン会社の管理画面——契約を管理するもので、ページの中身を編集する画面とは別です。
  • すでに使われていない、古い仕組みのログイン画面が残っているもの。

入ろうとしている画面がどれなのかで、その先が変わります。ここを取り違えたまま何度も試すのが、いちばん時間を使うパターンです。

ログイン画面までたどり着けますか

更新用の管理画面のログイン画面までたどり着けるなら、①か③です。画面自体にたどり着けないなら②です。

ただし、ログイン画面が表示されることと、その先の認証が正常に動いていることは別です。データベースやサービス側の不調で、正しい情報を入れても通らないことがあります。画面に出ているエラーの文言を控えておいてください。認証情報が違うという表示なのか、それとは違う内容なのかで、切り分けが変わります。

いま使えるアカウントが、自社にありますか

①と③の分かれ目はここです。過去に自社の側からログインして更新していた人がいて、そのアカウントが今も残っているなら①です。更新はいつも外部に頼んでいて社内の誰も入ったことがないなら③です。

なお、以前は入れていたのに入れなくなった場合、アカウント自体が削除されていたり、権限が変更されていたりすることもあります。この場合は入力を直しても通りませんので、実質的には③として進めることになります。

「ログイン画面が見つからない」の一部は、そもそも管理画面がないサイトです

見落とされやすいのですが、すべてのホームページに管理画面があるわけではありません。HTMLファイルを作って公開する形のサイトには、ログインして編集する画面そのものが存在しません。

この場合に必要なのは管理画面のパスワードではなく、そのサイトが実際にどうやって公開されているかに応じた権限です。FTPやSFTPでサーバーへ直接置いている場合もあれば、ホスティングサービスの管理画面から公開している場合、制作元が管理する仕組みから自動で公開している場合もあります。まず公開方法を確かめてから、必要な情報を探してください。

「ログイン画面が見つからない」と感じたときは、探し方が悪いのではなく最初から無いという可能性を一度想定してみてください。この場合、いくら探しても見つからないのが当たり前ですので、そこに時間を使わずに済みます。これから管理画面から更新できる形にしたい場合の進め方は、ホームページを自分で更新できるようにしたいにまとめています。

3つの見分け方

いまの状況

当てはまるもの

最初の一手

管理画面のログイン画面は出るが、入力がはじかれる

①ログイン情報はあるのに通らない

使えるパスワードの再設定手段があるかを確かめる

ログイン画面のURLが分からない、または見つからない

②入口そのものが分からない

納品資料と公開方法から仕組みを特定する

社内の誰もログインしたことがない、権限を外された

③鍵を自社が持っていない

持っている相手を特定し、正規の手順で受け取る

先に、やらないほうがよいことが3つあります

ここは順番が大事なところです。よかれと思ってやったことで、かえって入れなくなったり、復旧に費用がかかるようになったりすることがあります。

心当たりのあるパスワードを、次々に試す

これはおすすめできません。ログインの失敗が続いたときに一定時間ログインを受け付けなくする仕組みや、画像認証を追加する仕組み、アクセス元をまとめて遮断する仕組みが入っていることがあるためです。こうした仕組みはCMSに標準で備わっている場合もあれば、プラグインやサーバー側の設定、WAFによって追加されている場合もあり、制限の有無も、何回で止められるかも、サイトによって違います

回数を決められないので、同じ入力を繰り返さない、数回で手を止めると考えてください。遮断されたときの待ち時間や解除の方法も設定によって違いますので、出ている画面の文言を控えておくと、あとで相談するときに役立ちます。

「保存されているパスワードを調べてもらう」と考える

「サーバーの中を見ればパスワードが分かるのでは」と思われることがありますが、多くのCMSではパスワードは元の文字列のままでは保存されていません。読み出して教えてもらう、という形にはならないのが一般的です。

行われるのは、元のパスワードを読み出すことではなく、使える正規の経路でパスワードを設定し直すか、アカウントを回復する作業です。結果として入れるようになる点は同じですが、元のパスワードが判明するわけではありませんので、依頼するときもそのつもりで話を進めてください。パスワードそのものの扱い方についてはパスワード漏洩のリスクと対策で触れています。

いきなりデータベースやサーバーの設定を触る

調べていくと、データベースを直接書き換えて管理者を作り直す方法が見つかることがあります。手順としては存在しますが、これは他の経路をすべて確かめたあとの最終手段で、操作を誤るとサイトが表示されなくなることがある作業です。次の章以降にある正規の経路を先に当たってください。

どうしても必要になった場合も、対象のデータベースを含むバックアップを取り、元に戻せる状態を作ってから進めてください。ファイルだけのバックアップでは、アカウントの情報は元に戻せません。バックアップで何が必要かはホームページのバックアップは取れていますかにまとめています。なお、この作業はそのサイトの契約者・所有者であることが確認できる場合にのみ行うものです。実際の手順はphpMyAdminでWordPress管理者をSQL一発追加する完全手順に、どのデータベースを見ればよいかが分からない場合はワードプレスのデータベース名を忘れた時のFTPでの確認方法にありますが、いずれも技術的な作業に慣れている方向けの内容です。

①ログイン情報はあるのに通らない

3つのうち、いちばん手前で解決することが多いのがこれです。順番に確かめていきます。

パスワードを設定し直す経路は、1つではありません

ログイン画面の「パスワードをお忘れですか」から再設定する方法がよく知られていますが、それだけではありません。使える経路は、そのサイトの作りと、いま自社に何が残っているかで変わります。

  • ログイン画面からのメールによる再設定——アカウントに登録されているメールアドレスを、いま受け取れる場合に使えます。
  • 別の管理者に設定し直してもらう——社内に他の管理者アカウントを持つ人が残っていれば、その人から設定を変更できることがあります。見落とされやすいのに、いちばん早い経路です。
  • サーバーやホスティングサービスの管理画面から——契約している管理画面に、サイトの設定を扱う機能が用意されていることがあります。
  • 提供元の本人確認を経て——外部のサービスで作られたサイトの場合、契約者としてサポートに問い合わせる形になります。
  • 社内の共通アカウントで入っている場合——会社のアカウントでまとめてログインする仕組みが使われていれば、そちらの管理者から回復できることがあります。

まず「どの経路が使える状態にあるか」を確かめてから動くと、無駄がありません。

メールによる再設定で、まず見るのは登録先です

ログイン画面からの再設定を使う場合、まず必要になるのはそのアカウントに登録されているメールアドレスを、いま受け取れることです。ただしこれは前提のひとつであって、受け取れれば必ず戻せるというものではありません。サイト側の送信の不調や、アカウントが停止されている場合など、別の理由で進まないこともあります。

ここでつまずく理由はだいたい決まっていて、登録されているのが退職した担当者のアドレスだったり、いまは使っていない古いドメインのアドレスだったり、というものです。心当たりがある場合は、再発行を何度も試すより先に、そのアドレスが今も受け取れるかを確かめてください。受け取れないと分かったら、上の別の経路に切り替えます。

再設定のメールが届かないときに見るところ

再設定の操作をしたのにメールが来ない場合、原因はアカウント側ではないことがあります。

  • 迷惑メールフォルダに入っている——システムから自動送信されるメールは振り分けられやすい種類のものです。
  • 登録アドレスが、いま使っているアドレスと違う——本人の記憶と登録内容が食い違っていることは珍しくありません。
  • サイトの側からメールを送れていない——サイトからの自動送信の設定が壊れていると、再設定のメールも出ていきません。お問い合わせフォームなど、ほかの自動送信メールが届いているかを見ると見当がつきます。
  • そのアドレス宛のメールが、そもそも届かない状態になっている——この場合は管理画面の問題ではありません。切り分け方は会社のメールが届かない・送れないにまとめています。

サイトのお問い合わせフォームからの通知だけが届かない、という症状であれば、原因は別のところにあります。そちらはお問い合わせフォームのメールが届かないをご覧ください。

「パスワードは合っているはずなのに弾かれる」場合

入力そのものが原因のこともあります。あわてているときほど見落としやすいので、一度落ち着いて次を確かめてみてください。

  • 大文字と小文字、全角と半角が混じっていないか。日本語入力がオンのままだと、見た目が似ていても別の文字が入ります。
  • ブラウザが記憶している古いパスワードが自動で入っていないか。手で入れ直すと通ることがあります。
  • 失敗が続いたことで、一時的に受け付けない状態になっていないか。画面に出ている文言に手がかりがあります。
  • アカウントが削除されている、または権限が変更されている。この場合は入力を直しても通りません。

なお、アカウントに覚えのない変更が起きている場合や、サイトの表示自体がおかしくなっている場合は、改ざんの可能性も考えられます。その場合は入り直すことより先に、ホームページが改ざんされた・乗っ取られたの手順を確認してください。

②入口そのものが分からない

ログイン画面のURLが分からない場合です。多くは、調べれば分かります。

手がかりが残っていることが多い場所

まず社内に残っている記録を当たります。次のようなところに書かれていることがあります。

  • 制作時の納品資料や仕様書、検収時のやり取り
  • 制作会社からの引き継ぎメール(「管理画面のご案内」といった件名で送られていることがあります)
  • 契約書や請求書に添えられた案内
  • 社内の共有フォルダにある「ホームページ関係」のフォルダ
  • 会社が管理しているパソコンに残っている、業務用のブックマークや記録

最後の項目については、進め方に注意が必要です。前任者が使っていた端末を調べる場合は、会社が所有・管理している端末であることを確かめ、社内の規程に沿って、権限を与えられた担当者が業務に必要な範囲だけを確認してください。個人所有の端末や個人のアカウントは、本人の同意や正式な引き継ぎなしに開くものではありません。ブラウザに保存された情報には、業務と関係のないものが混じっていることもあります。

公開のしくみから、たどれることもあります

記録が見つからない場合でも、公開されているサイトの作りから、どの仕組みで作られているかをある程度たどれることがあります。仕組みが分かれば、管理画面のURLの形にも見当がつきます。

あわせて、契約まわりも確認しておくと、その後が早くなります。ここは3つが別のものなので、分けて考えてください。

  • ドメインをどこで登録しているか——Whois情報の検索で、登録を扱っている事業者などの公開情報を確認できます。登録者の情報は公開されていないこともあり、実際にどこへ支払っているか(販売代理店や制作会社を経由していることがあります)は、請求書や契約資料のほうが確かです。
  • DNSをどこで管理しているか——ネームサーバーの設定から分かるのは、DNSを預かっている事業者です。ここで分かるのはDNSの管理先であって、サイトを置いているサーバーの会社とは限りません。
  • サイトをどこに置いているか——DNSの設定が手がかりになることもありますが、間に別のサービスをはさんでいる構成では、公開されている情報から置き場所までは分かりません。契約書・請求書・管理画面の記録から確認するのが確実です。

ここは調べ方に慣れていないと時間がかかる部分です。しばらく探しても手がかりが出てこない場合は、調査だけを依頼したほうが結果的に早いことがあります。

③鍵を自社が持っていない

管理画面はあるが、そこに入れるアカウントを自社が持っていない場合です。誰が持っているかによって進め方が変わります。

制作会社が持っている場合

連絡が取れるなら、まずは正面から依頼するのがいちばん早い方法です。「自社でも更新できるようにしたいので、管理画面のアカウントを発行してほしい」と伝えます。

このとき、あわせてドメインとサーバーの契約が誰の名義になっているかも確認しておくことをおすすめします。名義が制作会社のままだと、あとで別の場面で同じように止まることがあります。確認の方法はホームページのドメインが制作会社名義になっているにまとめました。

連絡が取れない場合は、ログイン情報の取得だけを目的にするより、引き継ぎ全体として進めたほうが整理しやすくなります。手順はホームページの制作会社と連絡が取れない制作会社と連絡が取れない|放置状態のホームページを立て直す手順でご説明しています。

退職した担当者しか知らなかった場合

退職直後であれば、本人に確認できるかどうかを先に検討してください。時間が経つほど連絡が取りにくくなり、確認できることも減っていきます。

本人に当たれない場合は、その担当者に割り当てられていた会社のメールアドレスを、会社として受け取れる状態にできるかが分かれ目になります。ここも端末の場合と同じで、会社が管理しているアドレスについて、社内の規程に沿って、権限を与えられた担当者が業務上必要な範囲で扱うという形にしてください。受け取れる状態にできるなら、そのアドレス宛に再設定を送って戻せることがあります。すでに削除されている場合は、次の項目の進め方になります。この状況全体の整理はホームページ担当者が退職して更新できないにまとめています。

どちらにも当たれない場合

制作会社にも前任者にも当たれないときでも、あきらめる必要はありません。サーバーやデータベースへの正規の管理権限が自社にあるなら、そこから管理者を特定して、入れる状態に戻せることがあります

この場合に必要なのは、管理画面のパスワードではなく、サーバーの契約者としての権限です。サーバーの契約が自社名義で、支払いも自社から出ているなら、契約者としてサーバー会社の本人確認を経て、権限を確認できることがあります。逆に、サーバーの契約まで制作会社名義だった場合は、まずそこの巻き取りから始めることになります。

ここまで来ると、影響範囲がサイトだけでなくドメインやメールにも及ぶことがあります。順番を決めてから動いたほうが安全ですので、この段階では一度専門家に見てもらうことをおすすめします。

入れるようになった日に、やっておくこと

入れた時点で安心してしまいがちですが、同じことを繰り返さないために、その日のうちにやっておきたいことがあります。

  1. アカウントの一覧を確認する——管理画面のユーザー一覧を開き、誰のアカウントがあるかを見ます。退職者や、すでに取引のない会社のアカウントが残っていることがあります。
  2. 使っていないアカウントは、調べてから整理する——アカウントを削除すると、その人が作ったページや記事の扱いを決める必要が出ることがあり、選び方を誤ると中身が消えます。外部サービスとの連携、フォームの通知先、予約投稿などに使われているアカウントが混じっていることもあり、この場合は権限を下げたり停止したりするだけでも連携が止まります。まず何に使われているかを確かめ、そのうえで整理してください。確かめきれない場合は、影響が出たらすぐ気づける状態にしたうえで、停止から試すことになります。覚えのないアカウントがある場合は別で、改ざんの可能性がありますので、先にこの記事の①で触れた改ざんの確認へ進んでください。
  3. 登録メールアドレスを、いま会社として受け取れるものに直す——ここを直しておくと、次にパスワードが分からなくなったときに自力で戻せる可能性が上がります。個人のアドレスより、担当が変わっても会社側で受け取り続けられるアドレスのほうが安心です。
  4. ログイン情報を、会社の資産として管理する——個人のメモに残す形をやめます。パスワードは平文でファイルに置くのではなく、権限を持つ人だけが取り出せる形で保管してください。管理画面のURL、アカウントの一覧、サーバーとドメインの契約先といった「どこに何があるか」の一覧は、複数人が把握しておくと安心です。
  5. 人ごとにアカウントを分け、二要素認証を検討する——共用のアカウントを回し使いすると、退職のたびに同じことが起きます。二要素認証を使う場合は、回復用のコードを別に保管しておいてください。
  6. 入れることを、定期的に確かめる——年に1回でも実際にログインしてみると、いざというときに慌てずに済みます。

特に4つめと5つめは、今回のような事態が起きた原因そのものであることが多い部分です。担当者が変わっても引き継がれる形にしておくことが、いちばんの再発防止になります。パスワードをそのままの文字列で扱うことの危うさは「平文」のリスクでも触れています。

入れないまま放置すると、何が起きるか

「更新の予定がないから、しばらくこのままでいい」と判断されることがありますが、管理画面に入れない状態は、更新できないこと以外にも影響が出ることがあります。

  • 更新の状況を自社で確かめられなくなる——自動更新や保守を委託している経路が別にあれば更新は続きますが、それが無い場合は放置につながります。放置された状態が改ざんや乗っ取りの入口になりやすいことはWordPressを更新せず放置すると危険?でご説明しています。
  • サーバーのPHPの更新に対応しにくくなる——サーバー会社から更新の案内が来ても、事前に何が動いているかを自社で確認しづらくなります。進め方は「PHPのバージョンを上げてください」と連絡が来たにまとめています。
  • 不具合が起きたときに、原因を確かめにくい——表示が崩れても、サイトが表示されなくなっても、管理画面が見られないと切り分けの手数が増え、復旧に時間がかかることがあります。
  • 古い情報がそのまま残る——料金や営業時間が古いままだと、見に来た方の判断に影響します。
  • 時間が経つほど、戻すのが難しくなる——関係者に連絡が取れなくなり、記録も散逸していきます。

管理画面があるサイトであれば、更新の予定がなくても入れる状態に戻しておくことをおすすめします。放置している間に関係者との連絡が取りにくくなり、戻すための手数が増えていくためです。サイト全体の状態をまとめて見ておきたい場合はホームページの健康診断もご覧ください。

自分で進められる範囲と、頼んだほうが早い範囲

すべてを依頼する必要はありません。目安は次のとおりです。

いまの状況

自分で進めやすいか、その理由

ログイン画面からの再設定が使える

進めやすい。画面の案内どおりに操作して戻せることが多い部分です

社内に別の管理者アカウントが残っている

進めやすい。その人から設定を変更できることがあります

納品資料にログインURLが残っている

進めやすい。探して確かめるだけの作業です

登録メールアドレスが受け取れない

状況による。会社として受け取れる状態に戻せるかで変わります

ログイン画面の場所が分からない

状況による。調べ方に慣れているかで所要時間が大きく変わります

サーバーやデータベースから戻す必要がある

頼んだほうが安全。誤操作でサイトが表示されなくなることがあります

制作会社との引き継ぎが絡む

頼んだほうが早い。何を受け取るべきかの整理が必要になります

迷ったときは、「試した回数が増えてきたら手を止める」を基準にしてください。回数の制限が設定されているサイトでは、試行を重ねるほど遮断などを招くことがあります。

費用の目安

先にお伝えしておくと、blancの料金ページには「管理画面のログインを復旧する」という単独の項目はありません。状況によって必要な作業がまったく違うためで、入れなくなった原因の調査と復旧そのものは、現状を確認したうえでのお見積りになります。

参考として、この場面で関わることのある作業の料金を挙げると次のとおりです。いずれも料金表にある項目で、それぞれ適用される範囲が決まっています。

作業

料金(税込)

適用される範囲

ご依頼前の相談・お見積り

無料

何がどうなっているか分からない段階から

リモートPCサポート(1時間)

5,500円

クイックアシストで画面を一緒に見ながら進める場合、Windowsのみ

面談(1時間)

11,000円

ご来社いただいて打ち合わせる場合

サイトデータバックアップ

11,000円〜

FTP接続でサイトのファイルを控える場合

同(データベース含む)

33,000円〜

phpMyAdminを利用してデータベースまで控える場合

WordPress最新化

22,000円〜

本体・プラグイン・PHPの更新。更新前バックアップと更新後の表示確認を含みます

ハッキングによるサイト書き換え復旧作業

55,000円〜

改ざんされたファイル等の復旧が必要な場合

2種類のバックアップは、どちらが必要かが状況で決まるもので、両方が必要になるわけではありません。またWordPress最新化には更新前のバックアップが含まれますので、この作業を行う場合にバックアップの料金が別に必ず加わる、というものでもありません。改ざんが絡む場合も、復旧作業の料金はファイル等の復旧に対するもので、ログインを回復させる作業や原因の調査は別途お見積りになります。

これから継続して更新していく場合は、単発で都度お願いするより月額の保守にまとめたほうが整理しやすくなります。この場面で検討対象になりやすい月額プランを挙げると、ベーシックプランが11,000円、スタンダードプランが16,500円、ご自身での修正や操作方法など個別の対応をご希望の場合のスタンダードプラスが33,000円、WordPressの維持管理に絞ったWordPress保守プラン(ライト)が5,500円、そこに月次バックアップや更新失敗時の復旧対応まで含めたWordPress保守プラン(スタンダード)が11,000円です(いずれも税込・最低契約期間3ヶ月・年間払いで1ヶ月分が無料)。ほかのプランも含めた一覧は料金ページにあります。何が含まれるかはホームページの保守・管理契約は何をしてくれる?で整理しています。

ドメインとサーバーの管理を任せる形もあり、こちらは年11,000円(税込・「.com」や「.net」などのgTLDが対象)です。更新期限の管理まで含めておきたい場合は、ホームページのドメイン・サーバーの更新を忘れるとどうなる?もあわせてご覧ください。

依頼するときに伝えるとよいこと

ご相談いただくときに、次のことが分かっていると見積もりが早く出ます。分からない項目があっても構いません。分からないこと自体が現状の情報になります。

  • ホームページのURL
  • ログイン画面まで行けるかどうか、行ける場合はそのURL
  • どんなエラーが出るか(画面に出ている文言をそのまま)
  • これまで誰が更新していたか(社内か、制作会社か)
  • 社内に他の管理者アカウントが残っていそうか
  • ドメインとサーバーをどこで契約しているか、支払いは誰が行っているか
  • 納品資料や引き継ぎメールが残っているか
  • いつまでに更新したいものがあるか

依頼先の選び方そのものに迷われている場合はホームページ修正はどこに頼む?を、費用の考え方はホームページ修正の費用相場をご覧ください。入れるようになったあと、更新そのものを任せたい場合はホームページの更新を代行してほしいにまとめています。

よくある誤解

「入れないなら、作り直すしかない」

作り直しが必要になることは多くありません。サイトのデータと契約が有効に残っていて、必要な管理権限を回復できれば、そのまま使い続けられます。ただし、使っていたサービスの契約が終了していたり、データそのものが失われていたりする場合は、この限りではありません。まず現状を確かめるところからになります。作り直しを検討するのは、入れるようになったうえで中身の見直しが必要になった場合です。判断の目安はホームページは修正で直す?作り直す?にまとめています。

「パスワードを調べてもらえば分かる」

先に述べたとおり、保存されているパスワードを読み出す形にはならないのが一般的です。行われるのは、使える正規の経路で設定し直すか、アカウントを回復する作業です。

「管理画面に入れれば、どこでも直せる」

管理画面から編集できる範囲は、そのサイトがどう作られているかで決まります。文章や写真の差し替えはできても、レイアウトやデザインは管理画面の外にあることがあります。どこまで自分で触れるかは、入れるようになってから確かめてください。文章や写真の差し替えでできることの範囲はホームページの文章・写真を差し替えたいに、ページそのものを増やす場合はホームページにページを追加したいにまとめています。

「ログイン情報は制作会社が持っているものだ」

実務上そうなっていることは多いのですが、そうでなければならないものではありません。自社でも入れる状態にしておきたい、というのは通常の依頼として問題なくお伝えいただけます。

まとめ

ホームページの管理画面に入れなくなったときに、押さえておきたいのは次の3つです。

  • 「入れない」は3つに分かれる——ログイン情報はあるのに通らない、入口が分からない、鍵を自社が持っていない。どれかを先に決めてから動きます。
  • 心当たりを何度も試さない——失敗が続くと受け付けなくなる設定のこともあり、正しいパスワードでも入れなくなることがあります。数回で手を止めます。
  • パスワードの再設定には複数の経路がある——メールでの再設定が使えなくても、別の管理者、サーバーの管理画面、提供元の本人確認といった道が残っていることがあります。

そして入れるようになったら、その日のうちに登録メールアドレスとログイン情報の管理を直しておいてください。ここを直さないまま使い続けると、担当が変わったときに同じことが起こります。

blancのホームページ修正・更新サービスでは、他社が制作したサイトや、ログイン情報が分からない状態からのご相談にも対応しています。ご依頼前の相談・お見積りは無料ですので、「どこから手をつければいいか分からない」という段階のままで構いません。いまの状況をそのままお聞かせいただければ、確認したうえで進め方と費用の目安をお伝えします。

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