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ホームページのアクセスが急に減った・検索順位が落ちた|まず確かめる3つと、原因別の対処・費用の目安

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ホームページのアクセスが急に減った・検索順位が落ちた|まず確かめる3つと、原因別の対処・費用の目安のアイキャッチ画像

「先月まで来ていたアクセスが、急に半分になった」「1ページ目にあったはずのページが、見当たらなくなった」——ご相談のなかで、毎年いちばん問い合わせが増える時期があるのがこの内容です。

このとき起きやすいのが、原因を決める前に対策を発注してしまうことです。実際には落ちていないのに落ちたように見えているだけ、ということが本当に起こります。その状態でSEOの作業を発注しても、いま落ちて見えている原因のほうは解消しません。逆に、サイト側で事故が起きているのに気づかず中身の書き直しから始めてしまうと、事故は置き去りのまま費用だけが積み上がります。

このページでは、まずご自身で「本当に落ちたのか」「いつごろから落ちたのか」を確かめる方法をご案内し、そのうえで原因ごとの対処と費用の目安をまとめます。

なお、このページは順位の低下については以前は検索結果に出ていたサイト、アクセスの低下については以前は数字が取れていたサイトを対象にしています。公開してからずっと検索に出てこない、一度も出たことがない、という場合は状態が違いますので、ホームページがGoogleで検索しても出てこない をご覧ください。

「落ちた」には3種類ある

最初に、いまどの状態なのかを分けます。この3つは、やることも費用もまったく違います。

どの状態か(落ち方の特徴)

やること

① 実際には落ちていない — 数字だけがきれいに変わる。ゼロになる、半分になる、といった落ち方をする

数え方と、見ている場所を確かめます。多くは費用がかかりません

② サイト側で何かが起きた — 落ちたまま戻らない。心当たりのある作業や、契約・障害の時期と重なることが多い

起きたことを直します。原因によって費用が変わります

③ 検索側・外側が変わった — 数日から数週間かけて下がることも、ある日から急に減ることもある。落ち方だけでは②と区別できない

何が変わったかで分かれます。検索需要や季節なら経過を見る、広告やSNSを止めたのならその経路を確かめる、検索の評価や競合の話なら中身と設計を継続して見直す

ただし、落ち方の形だけで①〜③を決めることはできません。ゼロや半分といった落ち方は①でよく見られますが、サイトが止まっていた、広告を止めた、という場合にも同じ形になります。あくまで見当をつけるためのものと考えてください。

そのうえで、順番が大切です。①から順に確かめます。①を飛ばすと、直すものがないのに直そうとすることになります。②を飛ばすと、事故を抱えたままSEOの作業を重ねることになります。③は、①と②を消してからでないと判断できません。

※お急ぎの場合は、ホームページ修正の代行(最短当日・相談無料)もご利用いただけます。

まず確かめる3つ

原因を探す前に、事実を3つ確定させます。ここまではご自身でできますし、ここが分かっているだけで、その後のやり取りがまったく変わります。

1.「いつごろから」を絞り込む

「最近落ちた」ではなく、いつごろを境に変わったのかを出します。ここが数日の幅まで絞れると、原因の候補が一気に減ります。

ここで使う画面は、落ちた数字によって変わります。検索からの表示やクリックが落ちたのなら Search Console、広告やSNSも含めた全体の訪問数が落ちたのなら Googleアナリティクスです。Search Console が扱っているのはGoogle検索での表示とクリックだけなので、広告や紹介サイトからの流入はそこには出てきません。

検索側を見る場合は、無料のGoogle Search Consoleを使います。「検索パフォーマンス」を開き、期間を過去6か月などに広げて、折れ線グラフの落ちた地点にカーソルを合わせます。段差になっているあたりが、その時期です。導入していない場合の位置づけは GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの違い にまとめています。

ここで3つ、気をつけていただきたいことがあります。ひとつめは、画面に出ている直近の数日は、まだ確定していないことがあるという点です。反映には遅れがあります。ふたつめは、グラフの日付をそのまま「事故が起きた日」と決めないことです。日付の区切りは日本時間とは限りません。そして、原因の種類と、見ている画面の組み合わせによって、起きてから数字に表れるまでの間隔が違います。計測タグが外れた、広告を止めた、というのはアナリティクス側に、その時以降のデータとして表れます(画面に出るまでには時間差があります)。広告のクリックそのものは Search Console には出てきませんが、広告を止めたことで社名などの検索が減れば、そちらにも表れることはあります。逆に、検索に出るかどうかに関わる変更は、Googleがそのページを見に来て判断し直すまで、Search Console にも表に出ません。数字が動いた時期と、原因が起きた時期は同じとは限りませんし、どちらの画面を見ているかでも変わります。みっつめは、誰も触っていなくても起こることがあるという点です。自動更新、契約の期限切れ、サーバーの障害、改ざんは、社内の誰かが操作しなくても起きます。

ですから、この時期が出たら、Search Console の数字だけで決めず、次のような記録と突き合わせてください。サーバーの管理画面に残っているログ、WordPressの更新履歴、制作会社とのやり取り、契約や請求の日付です。

そのうえで、その前後に自社で何があったかを思い出します。次のようなことが該当します。

  • サイトの更新・修正を依頼した、または自分で行った
  • サーバーやドメインの更新・移転を行った
  • WordPressやプラグインの更新を行った
  • 広告の出稿を止めた、または始めた
  • 順位チェックのツールや計測の設定を変えた
  • 何もしていない(これも重要な情報です)

Search Console をまだ導入していない場合、そのサイトが登録されていなかった期間のデータは、あとから取り出すことができません。ただし、以前の制作会社がすでに登録していれば履歴が残っていることがありますので、心当たりがあれば確認してみてください。手元に何も無い場合は、アナリティクスの記録、サーバーのアクセスログ、順位チェックツールに保存されている履歴、更新や請求の日付といった手元にあるものから時期を絞ります。そしてこの機会に導入しておいてください。次に同じことが起きたときの調べ方がまったく変わります。

2.「何が」落ちたのかを分けて見る

「アクセスが落ちた」という言葉には、まったく別の数字が混ざって入っています。どれが落ちたのかで、原因の候補が変わります。同時に複数が落ちていることも普通にありますので、1つに決めるというより、最初に動いた数字はどれかを探すつもりで見てください。

  • 表示回数(Search Console)——検索結果に出る回数そのものが減っています。掲載順位、登録の状態、その言葉を検索する人の数、検索結果の形の変化を順に見ます
  • クリック数(Search Console)——出ているのに選ばれていない可能性があります。ただし順位やクエリの構成が変われば、表示回数が同じでもクリックは動きます。順位・クエリ・ページ・端末を併せて見ます
  • 訪問数・セッション(Googleアナリティクス)——検索以外の入口も含んだ数字です。計測タグそのものと、広告・SNS・紹介サイトといった検索以外の入口を見ます
  • 順位(順位チェックツール)——ツール側の数え方が変わっていないかを先に見ます。サイトではなく計測の話であることがあります
  • 問い合わせ件数(受信メール)——アクセスは落ちていないことがあります。フォームとメールの経路が生きているかを先に見ます

Search Console の「平均掲載順位」は、実際に見えている順位とは別のものです。表示が起きた検索ごとに、自社のいちばん上の位置を拾って平均した値です。同じ検索で自社のページが複数出ていても、いちばん上の1つしか使われません。ですから下がっていても「1位から5位になった」という意味とは限りません。また、対象になる言葉が入れ替われば、サイトの中身が変わっていなくても平均は動きます。この数字だけで良し悪しを決めないでください。

3. 全体か、一部かを見る

Search Console の「検索パフォーマンス」で、ページ別・クエリ別に並べ替えて、落ちた期間と前の期間を比較します。

  • サイト全体が一様に落ちている——計測側か、サイト全体にかかる事故(公開設定・サーバー・SSL・転送)を先に疑います。検索側の評価の見直しでも全体が動くことはあります
  • 特定のページだけ落ちている——そのページに起きたこと(削除・URL変更・書き換え・重複)を疑います
  • 特定の言葉だけ落ちている——検索側の変化と競合、そしてその言葉を検索する人の数そのものを疑います

ここまでで「いつごろ」「何が」「どこが」の3つが出ています。以下は、その3つを持ったうえでお読みください。なお、ここで挙げているのはいずれも最初に見る候補であって、これで原因が1つに決まるわけではありません。

①実際には落ちていない場合

最初に消しておきたいのがこれです。ここに当たっていれば、数字の落ち方が実態を表していないことになります。ただし2つ、気をつけてください。ひとつは、計測タグが外れていた場合に分かるのは「数えられていなかった」ことだけで、その間に実際の訪問が減っていなかったとまでは言えないという点です。もうひとつは、計測タグが外れていたなら、数字の話とは別に直す作業そのものは必要になるという点です。

順位チェックの数え方が変わった

順位チェックツールの数字が急に変わったときは、まずツール側の変更を疑ってください。2025年には、Googleの検索結果を一度に100件表示するための指定が使えなくなり、多くの順位チェックツールが「取得できる範囲」ごと変わるという出来事がありました。このとき、サイトは何も変わっていないのに順位が取れなくなったり、圏外扱いになったりしています。経緯は 検索順位が追えない?Googleの変更が意味すること にまとめています。

ツールを乗り換えた直後も同じことが起きます。ツールが違えば、測っている地域も端末も数え方も違います。別のツールの数字と並べて「落ちた」と判断しないでください。何を使って測るかを決めておく話は 検索順位チェックツール にまとめています。

計測タグが消えている・二重になっている

アナリティクスの数字だけが、ある日からゼロに近くなっているなら、まず計測タグを疑います。次のようなときに、黙って消えます。

  • テーマの更新や入れ替えをした(テーマの設定欄に直接貼っていた場合)
  • プラグインを停止・削除した(プラグインで入れていた場合)
  • ページを作り直した、テンプレートを差し替えた
  • サーバーを移転して、移転前の設定が引き継がれていない

簡単な確認は、対象のページをブラウザで開いてソースを表示し、計測用のIDが入っているかを見ることです。ただしIDが書いてあることと、実際に数えられていることは別です。別の測定先へ送っている、同意の確認で止まっている、一部のページにしか入っていない、ということがあります。もう一歩確かめるには、アナリティクスのリアルタイム表示を開いた状態で自社サイトを操作し、その動きが出るかを見てください。出れば受け取れていることが確認できます。ただし出なかった場合でも、設置直後の処理待ち、社内からのアクセスを除く設定、同意の確認による停止といった理由があり、それだけで壊れていると決まるわけではありません。

逆に、同じタグが重ねて入っていると、数字が実際より多く出ることがあります。あとから片方を外したときに「半分に落ちた」ように見えるのがこれです。落ちた側ではなく、増えていた側が実態と違っていた、というかたちになります。どれだけ増減するかは入り方によって違いますので、数字の比だけで判断せず、入っているタグを1つずつ確かめます。

なお、古い解析ツールをそのままにしている場合は、すでに計測が止まっていることがあります。指標の意味は GA4の平均エンゲージメント滞在時間、考え方は トラッキングとは をご覧ください。

人ではないアクセスが減っただけ

見落とされやすいのがこれです。サイトには、検索エンジンの巡回プログラムや、機械による自動アクセスも来ています。そうしたアクセスが多かった時期のあとは、それが止まっただけで数字が大きく落ちます。

見分け方があります。落ちる前の期間で、次のような特徴が出ていないかを見てください。

  • ある特定の1ページだけが、不自然に多く見られている
  • 滞在時間がゼロに近い訪問が大半を占めている
  • 参照元に、心当たりのないサイト名が並んでいる
  • 深夜など、お客様が見るとは考えにくい時間帯に集中している

これに当てはまる場合、落ちたあとの数字のほうが実態に近いことがあります。ただし、この4つだけで機械のアクセスだと決めることはできません。実際のお客様である可能性も、計測そのものが壊れている可能性も残ります。判断の材料としては、問い合わせや電話の件数が落ちていないかどうかのほうが確かです。そちらが落ちていないのであれば、慌てて対策を発注する場面ではありません。なお、Googleアナリティクスではよく知られた巡回プログラムをあらかじめ除いているため、そこに出てくるのは除ききれなかった分になります。サーバーのログや他のツールでは、除かれていないこともあります。実際、迷惑な自動アクセスが増えているサイトでは、フォームに営業メールが届くという別のかたちで表に出ます。そちらは お問い合わせフォームに営業メール・スパムばかり届く にまとめています。

見ている場所が違う

意外と多いのがこれです。数字は落ちていないのに、落ちて見えています。

  • 登録が www あり・なしで分かれている——アドレスの形ごとに登録している場合、プロパティごとに対象のURLが分かれます。転送を入れたあと、しばらくかけて片方の数字が減っていくことが多い状態です
  • http と https で分かれている——同上。SSL化のあと、古い側の数字が段階的に減っていくことが多い状態です。ドメイン単位で登録している場合はまとめて集計されるので、この分かれ方は起きません
  • 比較している期間の長さが違う——28日と30日、月初からの日数など。月の途中で前月ぜんぶと比べれば、当然少なく出ます
  • 直近の数日を見ている——データの反映には遅れがあり、直近はまだ確定していないことがあります。画面に出ている最終更新の時刻と、未確定を示す表示を確かめます
  • 絞り込みが残っている——特定のページや言葉で絞ったままになっている、ということがあります

Search Console は、ドメイン単位で登録するか、アドレスの形ごとに登録するかを選べます。前者であれば www の有無も http・https もまとめて集計されますが、後者だと分かれます。ご自身の登録がどちらかを一度ご確認ください。www のあり・なしが分かれる話は wwwありなし、どちらがベスト?、同じ内容が複数のURLで見られている状態については 重複URLの整理カノニカルタグ をご覧ください。

順位は変わっていないのに、クリックだけ減っている

表示回数が横ばいで、クリックだけが落ちている場合、順位そのものより、検索結果での見え方や選ばれ方が変わっている可能性があります。ただし、表示回数が同じでも、順位が下がっていたり、検索されている言葉の顔ぶれが入れ替わっていればクリックは減ります。順位とクエリの中身も併せて確かめてください。

検索結果の上のほうに別の枠が増えれば、同じ順位でも下に押し下げられます。生成AIによる要約が出る検索では、検索した人が結果を開かずに済んでしまうこともあります。ただし、これがどれくらい効いているかは、サイトや検索されている言葉によって違います。そして、クリックが落ちたという事実だけでは、これが理由だとは分かりません。どの言葉で落ちているのか、その言葉が要約で済んでしまう種類のものかどうかまで見ないと判断できません。原因の候補のひとつとして持っておく程度にしてください。この流れについては 生成AI時代の新SEO戦略 にまとめています。

自社でできることとしては、検索結果に出る文言を見直すことです。書き方は ホームページタイトルの付け方メタディスクリプションの書き方 をご覧ください。

②サイト側で何かが起きた場合

①に当てはまらず、そのまま戻っていない場合はこちらです。日付がはっきりしないこともあります。段階的に、あるいは断続的に悪くなることもあるためで、日付が特定できないことは②を除く理由にはなりません。ここは早いほど傷が浅く済みます。

  • 検索結果に出さない指定が入った——テスト環境の設定が本番に反映された、テーマやプラグインを入れ替えた、というときに起こります。WordPressの「設定」→「表示設定」のチェックを見ます。同じ指定はページのHTMLにも、サーバーの応答にも書けますので、Search Console のURL検査でも確かめます。いまのページがどうなっているかは「公開URLをテスト」で見ます。最初に出る画面はGoogleの登録内容として保存されている版で、いまの公開ページとは別です
  • 巡回そのものを止める指定が入った——テスト環境の robots.txt をそのまま本番へ移した、というときに起こります。ブラウザで自社ドメインの robots.txt を開いて中身を見ます。これは巡回を止める指定で、上の「出さない指定」とは別物です。意図して入れている場合もありますので、なぜそうなっているかを確かめてから直します
  • 代表とするURLの指定が意図と違う——重複の整理を入れた、テンプレートを差し替えた、というときに起こります。URL検査で「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」の両方を見て、食い違っていないかを確かめます。前者はサイト側が「このURLを代表にしてほしい」と伝えているもの、後者はGoogleがどれを代表と判断したかです。伝えたとおりに選ばれるとは限りません。これも意図的に入っていることがあります
  • URLが変わったのに転送していない——リニューアル、ページの作り直し、パーマリンク設定の変更で起こります。以前のURLを開いてみます。同じ内容のページ、まとめた先、明らかに対応する代わりのページがあるならそこへ転送します。代わりになるページが無い場合だけ、無いことを返すのが正しい状態です
  • サイトが表示できない時間があった——サーバー障害、容量超過、更新の失敗で起こります。Search Console の「クロールの統計情報」と、サーバー側の障害情報・ログを見ます
  • 期限切れ——ドメイン・サーバー・SSL証明書の更新忘れです。ブラウザで開いたときの警告表示と、それぞれの更新期限を見ます
  • 改ざんされた——放置していたWordPress、使い回しのパスワードで起こります。Search Console の「セキュリティの問題」と、身に覚えのないページが増えていないかを見ます
  • 表示が崩れた・重くなった——更新の失敗、画像の入れ替え、機能の追加で起こります。スマートフォンでの見え方と、開くまでの時間を見ます。重さを原因と考えるなら、遅くなった時期と落ちた時期が合っているかまで確かめます
  • ページを消した——整理のつもりで下層ページをまとめた、非公開にした、というときです。落ちたページが、消したページと一致していないかを見ます

それぞれの対処は次のページにまとめています。表示できない状態なら ホームページが表示されない、警告が出ているなら 保護されていない通信と表示される、期限切れの復旧できる範囲は ドメイン・サーバーの更新を忘れるとどうなる?、改ざんは ホームページが改ざんされた・乗っ取られた、崩れは ホームページの表示が崩れた、遅さは ホームページの表示が遅い をご覧ください。

とくに多いのは「リニューアル・移転のあと」

実務で圧倒的に多いのがこれです。中身は良くなっているのに、以前のURLからの引き継ぎができていないために落ちます。

以前のアドレスを実際に開いてみてください。エラー画面になるようなら、そのページに集まっていた評価も、他社サイトや名刺・チラシに載っているリンクも、行き止まりになっています。ただし、何でもトップページへ転送すればよいというものではありません。同じ内容のページ、まとめた先、明らかに対応する代わりのページがあるなら、そこへ転送します。アドレスを恒久的に移したのであれば、一時的な転送ではなく恒久的な転送として設定します。ブラウザで開いただけでは、どちらで設定されているかは分かりません。代わりになるページが無いのに無関係なトップページへ送ると、かえって中身のないページとして扱われます。その場合は、無いことをきちんと返すほうが正しい状態です。どちらに当たるかはページごとの判断になりますし、ブラウザで開くだけでは転送の種類までは分かりません。考え方は URLを変更した際のリダイレクト設定、まとめて整理した実例は リダイレクト設定でSEOを最適化 にあります。

もうひとつ、リニューアルのときに公開前にかけた「検索結果に出さない指定」やパスワード保護が残ることがあります。落ちた時期と公開日が一致しているなら、まずここを見てください。まったく出てこなくなっている場合は、冒頭でご案内した「ホームページがGoogleで検索しても出てこない」のページに3種類に分けてまとめています。

サーバーの引っ越しをした直後は、少し事情が違います。切り替えの前後には、見る人の環境によって新旧どちらのサーバーが見えるかが分かれる時間があります。この間に旧サーバーを止めてしまうと、見られない人が出ます。計測タグを新しい側にしか入れていなければ、その分の数字も欠けます。

この期間の長さは一律ではありません。切り替え前の設定内容や、見る人が使っている回線によって変わります。ですから「何日で終わる」と決め打ちしないでください。旧サーバーをいつ止めるかは、切り替え前の設定がいつ切れるか、旧サーバー側のログにお客様のアクセスが残っていないか、で判断します。機械による巡回まで数に入れると、いつまでも止められません。フォームや予約のように書き込みが発生するサイトでは、新旧どちらにも届いてしまうと記録が分かれます。この場合は、止める時期と受け口の扱いを先に決めてから切り替えてください。引っ越しの予定が決まっているなら、事前に切り替えが早く伝わるよう設定しておく方法もあります。落ち着いたあとも戻らない場合は、引っ越しそのものではなく上に挙げた転送や設定の抜けを疑ってください。切り替わり具合を確かめる方法は DNS浸透状況を見える化する方法、引っ越し全体の進め方と注意点は ホームページのサーバーを引っ越したい にまとめています。

問い合わせだけが減ったなら、順位の話ではないことがあります

アクセスは落ちていないのに問い合わせだけが止まった場合、フォームは動いているように見えて、メールだけが届いていないことがあります。送信した人には「送信しました」と表示されるので、外からは誰も気づけません。

確認方法は お問い合わせフォームのメールが届かない にまとめています。ご自身のフォームから一度送ってみるだけでも分かります。アクセスも問い合わせも減っている場合の切り分けは ホームページから問い合わせが来ない をご覧ください。

③検索側・外側が変わった場合

①でも②でもない場合です。ここは「直せば戻る」という種類のものではありません。

Googleの評価の基準が更新された

Googleは検索結果の並び方を定期的に見直しています。この時期に、サイトを何も触っていないのに順位が動くことがあります。これは違反に対する罰ではありません。基本的な考え方は Googleコアアップデートの基本と対策 にまとめています。

この場合にやってはいけないのが、慌てて大きく作り変えることです。動きが落ち着くまでに時間がかかりますし、落ち着く前に作り変えると、何が効いたのか分からなくなります。

競合が動いた・世の中の関心が動いた

同じ言葉で検索したときに、他社が自社より上に入れば、そのぶん相対的に下がります。他社がページを増やした、作り直したというのはその候補ではありますが、それだけで自社が下がると決まるわけではありません。実際にその言葉で検索して、並び順がどう変わったかを見てください。また、業種によってはそもそも検索している人の数が季節で動きます。Search Console では最大16か月ぶんを見られますので、データが残っていれば前年の同じ時期と比べてみてください。同じ時期に同じような下がり方をしているなら、季節による動きの可能性が出てきます。ただし比べられるのは基本的に前年の1回だけですので、これだけで「毎年こうだ」と決まるわけではありません。

検索以外の入口がなくなった

広告を止めた、SNSの投稿が減った、紹介してくれていたサイトが閉鎖した、といった場合も数字は落ちます。アナリティクスで参照元を見ると、どの入口が減ったのかが分かります。Google検索からの分だけを見たいときは Search Console 側で見ます。

店舗や事務所をお持ちの場合、地図からの来店が減っているのに、ホームページの数字を見ていて気づかないこともあります。地図側の話は Googleマップの順位を上げるMEO対策、社名で検索したときに他社が先に出る状態は 社名で検索しても出てこない理由 にまとめています。

直したあと、いつ戻るのか

ご相談のなかで必ず出るのがこの質問です。正直なところ、戻る時期をお約束できる立場にある人はいません。ただし、原因によって「かかり方」の傾向は違いますので、目安としてお伝えしています。以下はあくまで傾向で、こうなるという約束ではありません。

  • 計測タグが消えていた——入れ直した以降の分は数えられるようになります。取れなかった期間の分は、さかのぼって埋まりません。入れ直したら、アナリティクスのリアルタイム表示を開いて自社サイトを操作し、その動きが出るかを確かめます。通常のレポートに出るまでには時間がかかります
  • 見ている場所が違っていた——直すものがありません。正しい側を見れば、その場で分かります。Search Console に登録しているプロパティの種類と、比べている期間、絞り込みが残っていないかを確かめます
  • 検索結果に出さない指定が入っていた——外したあとは、Googleが見に来るのを待つことになります。数日から数週間かかることがあり、外したからといって元の順位に戻ることが保証されるわけではありません。URL検査の「公開URLをテスト」でいまの公開ページの状態を、最初に出る画面でGoogleの登録内容として保存されている状態を確かめます
  • 転送が抜けていた——設定した時点から、以前のアドレスを開いた人は新しいページへ届きます。検索結果のほうへの反映は段階的で、時期はまちまちです。以前のアドレスをブラウザで開いて、意図したページに着くかを確かめます
  • 表示できない時間があった——短い時間であれば、復旧後に戻っていくことが多い状態です。ただし戻る保証はありません。Search Console の「クロールの統計情報」でその期間にエラーが出ていたかを見ますが、ここで見られるのは直近の一定期間だけで、出てくるURLも代表例です。古い障害は残っていないことがありますので、サーバー側のログや障害の履歴と併せて確かめます
  • 改ざんされていた——復旧作業だけでは終わりません。Search Console に警告が出ている場合は、消し残しがないことを確かめたうえで審査を申請する手順が別に必要で、時間がかかります。「セキュリティの問題」に何が出ているかを確かめます
  • 検索側の変化・競合——直せば戻るという種類のものではありません。期間も一律ではありません。日ごとの上下ではなく、週単位の推移で見ます

ここで、確かめ先を取り違えないでください。計測側が原因だった場合は、Google検索が見に来るのを待つ話ではありません。直ったかどうかはアナリティクスの受信状況とレポートで見ます。検索への出方が原因だった場合は、直した瞬間に検索結果が変わるわけではありません。Googleがそのページを見に来て、判断し直すまでの時間があります。こちらは、出す・出さないの指定や代表URLといったサイト側の修正であればURL検査で、順位や表示の推移であればSearch Console の実績で、それぞれ週単位で見ます。コアアップデートや競合による動きは、URL検査では分かりません。いずれの場合も、「変わらない」と焦って次の手を重ねないことが大切です。放置していたWordPressが原因だった場合の背景は WordPressを更新せず放置すると危険?、こうした事故に気づける状態を作る話は ホームページの健康診断 にまとめています。

落ちた直後にやらないほうがよいこと

ここでいう「やらないほうがよいこと」は、原因がまだ分かっていない段階での話です。検索結果に出さない指定・意図と違う正規URLの指定・転送の抜け・サーバーの障害のように、原因が確定したのであれば、必要な修正はまとめて速やかに行ってください。そのうえで、原因が分からないまま次の4つをするのは避けてください。

  1. 一度にたくさん変えない。同じ日にタイトルも本文もURLも変えると、何が効いたのかが永久に分からなくなります。変えるなら1つずつ、間隔をあけます
  2. 原因が分からないままURLを変えない。URLを変えること自体が必ず評価を失わせるわけではありませんが、それは新しいアドレスへ正しく転送を設計できている場合の話です。原因が分からないまま変えると、直っていない問題に、転送の作り込みという別の作業が乗るだけになります
  3. 様子を見るために非公開にしない。検索から外す指定を入れると、戻すときにまた時間がかかります。ただし改ざんされている、身に覚えのないページが公開されている、個人情報が見える状態になっている、という場合は別です。そのときは一時的に閉じるほうが正しい判断です
  4. 毎日の順位で判断しない。検索結果は日によって動きます。週単位で見ます

先にやるべきなのは、いまの状態を記録しておくことです。変化が見え始めた時期、落ちた数字、対象のページ、その時点のタイトルと本文。あとから「いつ何を変えたか」が分かる状態にしておくと、原因の特定が早くなります。

自分でできる範囲と、頼んだほうが早い範囲

  • 変化が見え始めた時期を絞る——できます。Search Console が導入済みであれば数分で終わります
  • 前年の同じ時期と比べる——できます。同じ時期に同じような下がり方をしていれば、季節による動きの可能性が出てきます。比べられるのは基本的に前年の1回だけですので、これで決まるわけではありません
  • 計測タグが入っているか見る——できます。ページのソースを表示して探し、リアルタイム表示で受け取れているかを見ます
  • 以前のURLが開けるか試す——できます。ブラウザで開くだけです。ただし転送の種類までは、これでは分かりません
  • WordPressの「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックを外す——本番として公開しているサイトで、意図しない指定だと確認できた場合に限ります。テスト用のサイトや、公開前提でないサイトでは意図的に入れていることがありますので、外す前に確かめてください。外したあとはURL検査の「公開URLをテスト」で、いまの公開ページの状態を見ます
  • Search Console の新規導入——場合によります。サイトの所有権の確認に、タグの設置などが必要になることがあります
  • 転送の設定——おすすめしません。書き方を間違えるとサイト全体が開かなくなります
  • 検索結果に出さない指定が、どこから出ているかの特定——難しいことがあります。テーマ・プラグイン・サーバー設定のどこかを探すことになります
  • 改ざんの復旧——おすすめしません。消し残しがあると再発しますし、解除の手続きも別に必要です

管理画面に入れない、どこを触ればよいか分からない、という段階であれば、無理に触らずご相談ください。入れない場合の切り分けは ホームページの管理画面に入れない、更新そのものができない場合は ホームページを自分で更新できない をご覧ください。

費用の目安

弊社の料金表から、この件に関係するものを抜き出します。いずれも税込です。落ちた原因によって、どれに当たるかが変わります。

  • HTMLタグ挿入 / 1,100円——Googleアナリティクスタグやメタタグなど(1点/1ページ)。HTMLで作られたページに1ページずつ入れる場合の料金です。WordPressのテンプレートやタグ管理ツール経由での設置、全ページへの入れ直しは別途お見積りになります
  • HTML修正 / 5,500円——1ページあたりの料金です。HTMLで作られたページの修正が対象で、WordPressなどのCMSで作られたページの作業はこの項目ではありません
  • WordPress復旧(重大なエラー・画面崩れ・更新失敗) / 33,000円〜——原因の調査・切り分け込みの料金です。被害の状況により増減します
  • ハッキングによるサイト書き換え復旧作業 / 55,000円〜——改ざんされた内容を元に戻す作業です。検索側に警告が出ている場合、その解除の手続きは別に時間がかかります
  • SSL導入(常時SSL化)一式 / 33,000円〜——無料SSL設定、http から https への転送設定、混在コンテンツ修正、全ページ確認までを含みます。すでにSSL化済みで証明書の更新が止まっているだけ、という場合はこの金額ではなく別途ご相談ください
  • 表示高速化(PageSpeed Insights最適化) / 22,000円〜——トップページの画像最適化・キャッシュ・不要コード整理が対象です。下層ページや全ページは別途お見積りになります
  • WordPress最新化(本体・プラグイン・PHP更新) / 22,000円〜——更新前バックアップと更新後の表示確認を含みます。PHPのバージョンアップや、更新が大幅に遅れている場合は規模により増減します
  • 面談(1時間) / 11,000円——ご来社いただき打ち合わせを行う場合の料金です。お伺いする場合は訪問面談となり、交通費が実費で加わります
  • リモートPCサポート(1時間) / 5,500円——クイックアシストによるPCサポートです。Windowsのみが対象です

継続的な取り組みとしては、次のものがあります。順位に関する継続的な取り組みとしては SEOプラン(1キーワードあたり月11,000円)があります。内容はそちらのページをご覧ください。更新作業と運用の相談を継続して任せたい場合はベーシックプラン(月11,000円)とスタンダードプラン(月16,500円)、WordPressの本体・プラグイン・PHPの更新といった技術的な保守が目的であればWordPress保守プラン(ライト・月5,500円/スタンダード・月11,000円)です。ライトは本体・プラグイン・PHP・有償テーマのバージョンアップと更新前後の動作確認が中心で、テキスト1〜2箇所程度の軽微な修正が含まれます。スタンダードはそれに加えて、月次のバックアップ、更新に失敗したときの復旧、月3回程度の更新作業まで含みます。この4つのプランは最低契約期間が3か月です。どのプランに何が含まれるかはプランごとに違いますので、今回の調査や修正が契約の範囲に入るかは作業前にご確認ください。それぞれの内容は 料金表 をご覧ください。契約の考え方は ホームページの保守・管理契約は何をしてくれる? にまとめています。

ここで正直に申し上げておきたいことが3つあります。

ひとつめ。「落ちた原因を調べる」という作業には、料金表に単独の項目がありません。このページの「まず確かめる3つ」はご自身でも進められる内容ですし、そこまで見ていただいたうえでご連絡いただければ、原因の見当をお伝えするところまではご相談の範囲で対応しています。実際に手を動かして直す段階になってから、該当する作業でお見積りします。ご依頼前の相談とお見積りは無料です。

ふたつめ。調べたら計測側の話だった、ということが実際にあります。見ている期間や絞り込み、登録しているプロパティの取り違えであれば、直すものはありませんので費用もかかりません。「何もしなくて大丈夫です」とお伝えして終わることがあります。ただし、計測タグが外れていた・重なっていた・別の測定先へ送っていた、という場合は設置し直す作業が必要になりますので、そのぶんのお見積りになります。

みっつめ。③に当たる場合、費用をかけても短期間で戻るとはお約束できません。弊社は順位をお約束していません。できるのは、妨げになっているものを取り除くこと、中身と構成を整えること、そして続けることです。

よくある誤解

「落ちたのはペナルティを受けたからだ」

順位が下がることと、違反によって人の手で処置を受けることは別です。処置を受けている場合は、Search Console の「手動による対策」に通知が出ます。ここに通知が出ていなければ、少なくとも人の手による処置は受けていません。ただし、通知が無いことで消せるのはその1つだけです。自動的な判定、セキュリティ上の問題、削除の申請、技術的な障害は、通知が出ないまま起きます。「手動による対策」「セキュリティの問題」の両方を確認してください。

また、身に覚えのないリンクを打ち消す作業を勧められることがあります。これは大半のサイトには必要のない機能で、誤って使うと自社の検索結果を悪くすることがあります。不自然なリンクが大量にあり、実際に手による処置を受けている、あるいは受ける見込みが高い、という場合に限られる操作です。営業の提案としてこれが出てきたら、まず「手動による対策」に通知が出ているかを一緒に確認してください。

「毎日更新すれば戻る」

更新の回数そのものが評価される仕組みではありません。中身のない更新を積み重ねても戻りません。むしろ、落ちた原因が②(サイト側の事故)だった場合、更新を続けている間ずっと直っていないことになります。更新頻度の考え方は ブログ更新頻度とは?本当に毎日必要? をご覧ください。

「ページを増やせば戻る」

落ちたページを放置したまま新しいページを足しても、落ちた分は戻りません。先に、落ちたページに何が起きたのかを見ます。中身が薄いページを増やすと、そのページ自体が登録されないこともあります。ページ数の考え方は SEOに適したページ数の目安 にまとめています。

「1週間で戻せます、と言われた」

戻る時期を約束できる立場にある人はいません。順位を決めているのはGoogleで、その基準は公開されていませんし、変わり続けています。期間や順位を言い切る提案があれば、その根拠を確かめてからご判断ください。

まとめ

  • 「落ちた」は ①実際には落ちていない ②サイト側で何かが起きた ③検索側・外側が変わった の3つに分かれます。この順に確かめます
  • 最初にやることは、変化が見え始めた時期を絞ることです。検索の数字なら Search Console、全体の訪問数ならアナリティクスで見ます。その前後に何をしたかで、原因の候補が減ります
  • 表示回数・クリック数・訪問数・順位・問い合わせ件数は別の数字です。同時に落ちることもありますので、最初に動いたのはどれかを探します
  • 計測タグの消失、www あり・なしの分かれ、順位チェックツール側の変更——これらは数字の落ち方が実態を表していない典型です。とくに計測タグが外れていた場合、分かるのは「数えられていなかった」ことまでで、その間に実際の訪問が減っていなかったとまでは言えません。直す作業そのものも必要になります
  • リニューアル・移転のあとに落ちた場合は、以前のURLを開いてみてください。転送が抜けていることがあります
  • 原因が分からないうちに、一度にたくさん変える・URLを変える・非公開にする・毎日の順位で判断する、は避けてください。原因が確定したなら、必要な修正は速やかに行います
  • 順位はお約束できません。できるのは、妨げを取り除き、整え、続けることです

「いつから」「何が」「どこが」の3つまで確かめて、それでも様子が分からないという場合は、状況をお聞かせください。お問い合わせはこちらから、サイトのアドレスと、落ちた時期・落ちた数字を添えてご連絡いただけると、お返事が早くなります。どの状態に当たるのか、費用がかかる話なのかどうかも含めて、まずはお伝えします。

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