2つのホームページを1つにまとめたい|先に決める3つと、まとめたあと検索の入口を失わないための手順・費用の目安
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「会社のホームページとは別に、商品の紹介サイトを作ってもらった」「支店ごとに違う会社へ頼んだので、サイトが2つある」「リニューアルで新しいサイトを作ったが、古いほうもまだ残っている」。こうしてサイトが2つ、3つと並んでいる状態から、「そろそろ1つにまとめたい」というご相談をいただくことがあります。
まとめると、更新の手間も、ドメインとサーバーの維持費も、見る人の分かりにくさも減らせることがあります。一方で、分けておいたほうがよい場合もあります(次の節で挙げます)。
そして、まとめると決めた場合。この作業は「2つを1つのデザインに作り直す」話だと思われがちですが、それと同じくらい大事なのが、今までどちらかのサイトに来ていた人が、まとめたあとも同じようにたどり着けるようにすることです。
ここを飛ばして片方を消してしまうと、検索から来ていた人も、他社のサイトに貼られたリンクをたどってきた人も、まとめた翌日から行き先を失います。しかもこの状態は、自分では気づきにくい形で起きます。手元の新しいサイトは問題なく表示されているからです。
このページで扱うのは、別々のドメイン(URL)で動いている2つ以上のサイトを、1つのドメインにまとめる場合です。同じドメインの中でページを整理するだけの場合は、ここで書く「旧ドメインを持ち続ける」という話は当てはまりません。2つ以上のホームページを1つにまとめるときに、着手する前に決めておく3つと、その順番、そして実際のご相談で多いつまずきをまとめました。費用の目安も、当社の料金表にある項目をそのまま挙げる形でご案内します。
まず確かめたい——「まとめたい」のは、どの状態ですか
ひとくちにサイトの統合といっても、入り方はいくつかあります。どれに当てはまるかで、決めることも作業量も変わります。
よくある4つの入り方
- 本体サイトと、あとから作った別サイトが並んでいる——商品やサービスの紹介サイト、キャンペーン用のページ、採用サイトなどを、別のドメインで作ったまま残っている状態です。いちばん多い形です。
- 支店・部門・店舗ごとにサイトが分かれている——それぞれ別のタイミングで、別の会社に頼んで作られていることが多く、作りもデザインもばらばらになりがちです。
- 会社が一緒になって、2社ぶんのサイトが並んでいる——合併や事業の引き継ぎのあとの状態です。この場合は、サイトだけでなく会社の表記そのものを整える話も同時に出てきます。事業を引き継いだ・代表が変わったときに確かめることもあわせてご覧ください。
- リニューアルしたが、古いサイトも動いたまま——新しいサイトを別のドメインで作り、旧サイトを止めないまま時間が経っている状態です。両方が検索に出てしまい、見る人がどちらを見ているのか分からなくなります。
どれであっても、確かめる項目は共通しています。ただし、別々のドメインをまとめるのか、同じドメインの中で整理するのか、そして会社やブランドの名前そのものが変わるのかによって、追加で決めることが出てきます。3つ目の「会社が一緒になった」場合は、会社の表記を直す作業が別に乗ります。
まとめないほうがよい場合もあります
すべてを1つにするのが常に正しいわけではありません。次のような場合は、分けたままのほうが扱いやすいことがあります。
- 事業として別のものを扱っている——お客様の層がまったく違う事業を1つのサイトに入れると、どちらの入口としても分かりにくくなることがあります。
- ブランド名で覚えられている——お客様がその名前で検索している、名刺や商品パッケージにそのURLが入っている、という場合は、片方を残す判断が要ります。
- 片方の運用者が社内で別にいる——採用サイトを人事が、本体サイトを別の担当者が見ている、といった形です。1つにまとめる場合は、誰がどこを更新できるか、更新前に誰が目を通すかを、あらためて決めることになります。
ただし、「分けたままにする」と決めた場合でも、どちらが会社の正面なのかがサイトを見て分かる状態にはしておくほうがよいです。互いのサイトからリンクが張られていない、会社概要の内容が食い違っている、という状態はよく見かけます。
先に決める3つ(順番があります)
作業に入る前に、まず旧ドメインでメールを使っているか、使っているならどうするかを確かめます。これは3つのうちの1つ目を決める材料になるからです。そのうえで、次の3つを決めます。順番も、この順です。
- どちらのドメイン(URL)を残すか
- どのページを移して、どれを移さないか
- 古いURLをどう受け渡すか
この順番でなければならない理由は2つあります。1つは、残すドメインが決まらないと、中身を寄せる先も、古いURLの行き先も決まらないからです。もう1つは、3つ目の受け渡しが、旧ドメインの契約を持ち続けることを前提にした話だからです。ここを知らないまま「古いほうはもう要らない」と手放してしまう例が、実際にいちばん多いつまずきです。
この3つを決めずに、先にデザインの話から入ると、あとから「やっぱりドメインは古いほうを残したい」となったときに、作り直しに近い手戻りが出ます。順番を守るだけで避けられる手戻りです。
1つ目——どちらのドメイン(URL)を残すか
まとめたあとに使い続けるURLを決めます。ここが決まらないと先に進めません。判断の材料は、好みではなく、次の4つです。
検索からの入口が、どちらにどれだけあるか
2つのサイトのうち、検索から人が来ているのはどちらかを見ます。感覚ではなく、数字で確かめられます。Google Search Console に両方のサイトが登録されていれば、「検索パフォーマンス」の「検索結果」で、両方のクリック数を比べられます。登録されていない場合は、アクセス解析(Googleアナリティクス)でも、検索経由の訪問数を比べられます。
どちらも入っていない場合は、この機会に入れておくことをおすすめします。ただし、設置していなかった期間の数字は、あとから取ることはできません。統合の直前に入れても、比べるための材料はほとんど貯まりません。それでも、まとめたあとの状態を見るためには必要です。過去の数字が無い場合は、比較には限りがあるという前提で進めます。見るべき数字については、この記事の後半(まとめたあと、しばらく見ておくこと)で挙げます。
注意したいのは、数字が大きいほうを残すのが常に正しいとは限らないことです。検索からの入口は、あとで説明する転送の設定によって、引き継ぎを助けることができます(必ず同じだけ引き継げるという意味ではありません)。設定では引き継げないもの(次に挙げるメールや印刷物)のほうが、判断としては重くなることがあります。
メールがどちらのドメインで動いているか
これがいちばん見落とされます。ホームページのドメインは、たいてい会社のメールアドレスと同じものです。サイトを止める話のつもりが、メールを止める話になっていた、ということが起こります。
旧ドメインでメールを使っている場合は、サイトの統合とは別に、メールをどうするかを先に決めます。選択肢は、そのドメインのアドレスを使い続けるか、新しいドメインのアドレスへ移すか、の2つです。移す場合は、取引先への案内、名刺の刷り直し、各種サービスに登録したアドレスの変更まで含めて考えます。なお、どちらを選んだ場合でも、古いURLの受け渡しを続けている間は、旧ドメインの契約そのものは必要です。メールを新しいドメインへ移したからといって、旧ドメインを手放せるわけではありません。
メールの引っ越しは、サイトの引っ越しとは別の作業です。段取りはサーバーを引っ越したいときの進め方にまとめています。切り替えの前後で受信が止まる、届いていたはずのメールが消える、といったことが起きやすい部分です。
印刷物・看板・車両・QRコードに、どちらのURLが載っているか
名刺、封筒、パンフレット、チラシ、会社案内、看板、社用車、商品のパッケージ、展示会で配ったもの。これらに印刷されたURLは、こちらの都合では書き換えられません。すでに配ったものは、なおさらです。
QRコードも同じです。旧URLをそのまま記録したQRコードの場合、そのURLが行き先を失えば、読み取っても目的のページへは進めません。ただし、印刷したあとでも管理画面から転送先を変えられる方式のQRコードもあります。どちらの方式で作ったものかも、あわせて確認します。
印刷物に載っているほうを、まとめたあとの本体のドメインとして使わない場合は、そのドメインの契約は維持したまま、受け渡しを効かせておくことになります。2つのドメインを維持し続けたくないのであれば、印刷物に載っているほうを本体として残すほうが早いことがあります。
名義・契約先・管理する権限がそろっているか
どちらを残すにしても、そのドメインについて名義・契約先・管理する権限の3つを確認し、必要な設定変更ができる状態になっていることが前提です。自社の名義でなくても、登録している側の協力が得られれば進められることはあります。逆に、自社の名義であっても、ログイン情報や権限が手元に無ければ動かせません。片方が制作会社の名義で、その会社と連絡も取れない、という状態がいちばん動きにくい形です。
名義の確かめ方はドメインが制作会社名義になっているときの確認方法にまとめています。管理画面に入れない、契約先が分からない、という場合は管理画面に入れないときの切り分けもあわせてご覧ください。
この確認は、統合の話を進める前にやっておくほうがよいです。作業の途中で「ドメインの設定を変えたいが、入れる人がいない」と分かると、そこで全部止まります。
「新しく作ったほう」が正解とは限りません
あとから作ったサイトのほうがデザインは新しく、中身も整っていることが多いので、そちらを残したくなります。ただし判断の材料は上の4つです。デザインは残すドメインの側へ持っていけますが、一方のドメイン名を、もう一方のドメイン名そのものに変えることはできません。(そのドメインをどのサーバーで使うか、どこの会社で管理するかは、あとからでも変えられます。)
実際には、「見た目は新しいサイトのものを使い、URLは古くから使っている会社のドメインに寄せる」という決め方になることがよくあります。この組み合わせは問題なく作れます。
2つ目——どのページを移して、どれを移さないか
残すドメインが決まったら、中身を寄せます。ここでの決めごとは「全部持っていくかどうか」です。
まず、両方のページを一覧にします
思い込みで進めず、実際にあるページを書き出します。拾い方は、サイトの作りによって変わります。サイトマップのページがあればそこから、管理画面に一覧があればそこから、公開されているURLを順にたどる方法もあります。WordPressなどのCMSで作られている場合、ページの中身はデータベースに入っているので、サーバー上のファイルを見ただけでは一覧になりません。ページ数が多い場合や、拾い方が分からない場合は、こちらで一覧をお出しできます。
一覧にすると、たいてい次の3つに分かれます。
- そのまま移すページ——サービス紹介、施工事例、商品説明など、内容が今も生きているもの。
- 1つにまとめるページ——両方のサイトにある会社概要、アクセス、お問い合わせなど。中身が食い違っていることがあるので、どちらが正しいかを確認してから寄せます。
- 移さないページ——終わったキャンペーン、扱わなくなった商品、古いお知らせなど。
同じ内容のページが2つある場合
会社概要が両方にあり、住所や電話番号が違っている、代表者名が古いまま、というのはよくあります。統合の作業は、この食い違いを直すよい機会です。どちらが現在の正しい内容かを決めて、1つに寄せます。
会社の表記そのものが変わっている場合は、直す場所がサイトの中だけではありません。社名変更・移転でどこを直すかに、画面では見えない場所も含めた洗い出しをまとめています。
移さないと決めたページの扱い
移さないページも、URLとしては存在していたものです。ここを何も決めずに消すと、そのURLは行き先を失います。移さないページについては、次のどちらかを決めます。
- 近い内容のページへ受け渡す——終了したキャンペーンなら、そのサービスの紹介ページへ、というように、来た人にとって近いページを行き先にします。
- 受け渡さず、無くなったことを伝える——もう関係する内容がないページは、こちらでかまいません。このとき、「そのページはありません」という応答をきちんと返す設定にします。見た目だけ「ありません」と表示して、正常に表示できたという応答を返してしまうと、検索側で中途半端な扱いになることがあります。そのうえで、その画面からトップや一覧へ移動できるようにしておきます。
判断がつかないときは、次の4つで決めます。閲覧数だけで決めると、入口を落とすことがあります。
- 今も人が来ているか——アクセス解析で、そのURLの直近の閲覧数を見ます。
- 外から張られたリンクがあるか——他社のサイトや業界のサイトから来ているURLは、閲覧数が少なくても行き先を用意します。
- 検索結果に出ているか——出ているなら、そこから来る可能性があります。実際にクリックされているかは Search Console で確かめられます。
- 近い内容のページがあるか——行き先にできるページが無ければ、無理に向けません。
デザインをどちらに合わせるか
2つのサイトは、たいてい作られた時期も作った会社も違います。そのまま並べると、同じ会社のサイトに見えません。次のいずれかになります。
- 残す側のデザインに、移す側の中身を流し込む——いちばん手間が少ない形です。残す側の作りがしっかりしている場合はこれで足ります。
- 移す側のデザインを、残す側へ持っていく——見た目は新しいほうを使いたい、というときの形です。作り替えに近い作業量になります。
- この機会に作り直す——どちらも古い、スマホ対応ができていない、という場合の選択です。判断の目安は修正で直すか、作り直すかにまとめています。
作りが違う2つを1つにするということ
片方がWordPressなどのCMSで、もう片方がHTMLで作られている、という組み合わせはよくあります。この場合、中身をそのままコピーして貼り付けるだけでは済みません。
- お知らせや事例が管理画面から追加できる形になっている場合——そのデータをどう移すかを決めます。件数が少なければ手で入れ直し、多ければまとめて移す形になります。
- フォームが両方にある場合——1つに寄せます。送信先のアドレス、自動返信の文面、控えの届き先を、寄せたあとの形で作り直します。フォームのメールが届かないで挙げている見落としが、統合のときにそのまま起きます。
- 自分で更新している部分がある場合——まとめたあとも同じように更新できるかを、決める段階で確認します。自分で更新できるようにしたいに、更新できる形の作り方をまとめています。
ページを増やす作業そのものの進め方はホームページにページを追加したいにもまとめています。
3つ目——古いURLをどう受け渡すか(ここが一番の落とし穴です)
まとめる作業のうち、あとから取り返しがつきにくいのがここです。デザインも中身も、公開してから直せます。ですが、古いURLの受け渡しは、旧ドメインが使える間だけ効きます。旧ドメインの契約が終わって使えなくなると、受け渡しも止まります。
ここで言う「受け渡し」は、正式にはリダイレクトと呼ばれる転送のしくみです。統合のように、もう元のURLへは戻さないという場合は、サーバー側で「恒久的な転送」(301リダイレクト)を、URLごとに設定します。ページの中に転送用の記述を入れる方法や、一時的な転送の設定では、検索側に「移った」と正しく伝わらないことがあります。以降、読みやすさのために「受け渡し」と書きますが、指しているのはこの恒久的な転送です。
旧サイトを消すだけでは、入口が消えます
統合したあと、古いほうのサイトのデータを消す、あるいはサーバーを解約する。これだけで済ませてしまうと、そのサイトのURLは正常な入口ではなくなります。どう見えるかは、消し方や契約先によって変わります。「ページがありません」と出ることもあれば、そもそもつながらないこともあり、契約先の初期画面が出ることもあります。いずれにしても、そこから先へは進めません。
そのURLに来ていたのは、次のような人たちです。
- 検索結果からクリックした人——検索結果に出ているURLは、しばらく古いままです。すぐには新しいURLに入れ替わりません。
- 他社のサイトからのリンクをたどった人——取引先の会社概要、業界の団体やポータルサイト、地域の情報サイト、過去に取り上げられた記事など。こちらでは書き換えられません。
- お気に入りに登録していた人——既存のお客様であることが多い層です。
- 印刷物やQRコードから来た人——前に触れたとおりです。
対応表で行き先を決めて受け渡しを設定した旧URLについては、この人たちは新しい該当ページへそのまま案内されます。行き先を決めずに消しただけなら、全員がそこで止まります。なお、次の節で書くとおり、対応する内容が無くて受け渡さないと決めたURLについては、無くなったことが分かる応答を返す形にします。
ページごとに行き先を決めます
受け渡しは、「古いこのURLに来たら、新しいこのURLへ送る」という対応表を作る作業です。2つ目で作ったページの一覧が、そのまま対応表のもとになります。
対応の付け方は次のとおりです。
- 移したページは、移した先のURLへ。
- 1つにまとめたページは、まとめた先のURLへ。
- 移さないと決めたページは、内容が近いページへ。近いページが無ければ、そこは受け渡さないと決めます。
原則は、両方のサイトのURLを全部棚卸しします。省いた分だけ、行き先を失うURLが増えるからです。ページ数が多くて一度に終わらない場合は、順を追って公開する形もとれます。そのときも、公開の前に全部のURLを棚卸しする工程は省きません。そのうえで、その回に移すURLの対応表を先に用意し、まだ移していない旧URLは旧サイト側で表示し続ける設定にしておきます。優先順位は、閲覧数だけでなく、外から張られたリンクがあるか、検索結果に出ているかもあわせて決めます。関連のないページへまとめて向けることはしません。
全部をトップページへ向けるのは避けます
手間を減らすために、旧サイトのすべてのURLを新サイトのトップページへ向ける、という設定にすることがあります。これはおすすめしません。理由は2つあります。
- 来た人にとって不親切だから——特定の商品ページを見に来た人が、いきなり会社のトップページに着いても、探し直しになります。多くはそこで離れます。
- 検索側にも、対応するページが無いと見なされることがあるから——内容の対応が取れていない受け渡しは、検索エンジン側からは「そのページは無くなった」という扱いに近く見られることがあります。この扱いはこちらでは制御できません。
対応するページがどうしても無いURLについては、トップへ向けるのではなく、無くなったことを伝えるページを出すほうが素直です。
受け渡しは、旧ドメインが使える間だけ効きます
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい点です。もう一度書きます。古いURLの受け渡しは、旧ドメインが使える間だけ効きます。旧ドメインの契約が終わって使えなくなると、受け渡しも止まります。
受け渡しの設定は、旧URLへのアクセスを受けるサーバーなどに置くものだからです。旧ドメインの契約が終わって使えなくなると、そのドメインでの表示もメールも受け渡しも止まります。期限を過ぎたあと、しばらく使える場合もありますが、いつ止まるか、いつから他の人が取得できる状態になるかは、契約先やドメインの種類によって違います。使い続けられるという前提は置けません。止まった時点で、表示もメールも受け渡しも影響を受けます。つまり、統合の作業をきちんとやっても、旧ドメインを手放した時点で、そこまでの受け渡しは働かなくなります。
ドメインの期限や、切れたときに何が起こるかはドメイン・サーバーの更新を忘れるとどうなるかにまとめています。止まるのはサイトだけではなく、メールも影響を受けます。
いつまで旧ドメインを持ち続けるか
「では、いつまで持てばよいのか」というご質問をよくいただきます。ここは、はっきりした線を引ける性質のものではありません。判断の材料として、次のように考えます。
- 検索結果が入れ替わり、直せる外部リンクを直し終えるまでは、まず必要です——検索側の表示が入れ替わるのには時間がかかります。数週間で変わることもあれば、もっとかかることもあります。また、他社のサイトや過去の記事に張られたリンクは、こちらで直すことはできません。先方に連絡して直してもらえるものは直し、直せないものが残る場合は、そのぶん長く持ち続けることを考えます。
- 印刷物が残っている間は、効かせておくほうがよいです——配ったパンフレットや看板は、こちらの都合では回収できません。
- 維持費と見比べて決めます——ドメインを持ち続ける費用は契約先によって違います。実際の金額は、契約先の請求書や料金表でご確認ください。そのうえで、失う入口の大きさと見比べて判断します。
手放すと決めた場合は、そのタイミングで受け渡しが止まることを前提に、印刷物の差し替えや、リンクを張ってくれている先への連絡を先に済ませておきます。いったん手放したドメインは、あとから取り戻せるとは限りません。空いたドメインを別の人が取得することもあります。
受け渡しの設定は、どこに入れるのか
受け渡しを効かせるには、次の3つ(旧URLが「https://」で始まる場合は4つ)がそろっている必要があります。
- 旧ドメインが使えること——契約が続いていること。
- 旧URLへのアクセスを受ける場所があること——サーバーや、それに代わる置き場所。
- そこを設定できる権限があること——管理画面に入れる、設定を変えられる状態。
- 旧URLが「https://」で始まるなら、旧ドメイン用の証明書があること。
設定を入れる場所は、旧ドメインのアクセスを受けている場所、つまりサーバー側です。ここで大事なのは、必要なのは「旧URLへのアクセスを受けて、新しいURLへ送り返す場所」であって、今の旧サーバーそのものを持ち続けることではないという点です。
ですので、旧サーバーを止めたい場合は、受け渡しだけを引き受ける置き場所を先に用意して、そちらへ移す形にできます。旧サイトのデータを置かずに済むぶん、小さな契約で足りることがあります。ただし、移した先でもドメインの設定と、次に書く証明書が必要になりますので、必ず安くなるとは限りません。利用できる契約と費用は、事業者ごとに確認します。
このとき見落とされるのが、旧URLが「https://」で始まっている場合、移した先にも旧ドメインの証明書が必要になることです。ここが用意されていないと、受け渡しの前に警告の画面が出て、そこで止まる人が出ます。
もう1つ、この箇所で見落とされやすいのがメールです。旧ドメインのメールを旧サーバーで受けている場合、受け渡しの置き場所だけを用意して旧サーバーを解約すると、メールが止まります。メールを残す環境か、移す先を先に用意して、実際に送受信できることを確かめます。設定を変えたあと、その変更が世の中の送信元へ行き渡るまでには時間がかかり、その間は新旧どちらのサーバーへ届くかが送信元によって分かれます。切り替えたあともしばらくは旧側でも受け取れる状態を保ち、旧側への着信が無くなったことを確かめること、契約先の案内に沿った移行の期間を置くこと、そして社外から送ってもらって新しい側に届くことを確かめること。この3つがそろってから解約します。着信が無いことだけでは、古い設定を見ている送信元が残っていないとは言い切れません。
旧サーバーをそのまま残すか、置き場所を移すかは、契約内容と残りの期間で決まります。ご相談いただければ、契約書や請求書を見て判断をお出しします。いずれにしても、旧サーバーを解約する前に、旧URLを受けられる場所を用意しておきます。旧ドメインのメールを旧サーバーで受けている場合は、あわせてメールの行き先も用意しておきます。
メールを巻き込まないための順番
サイトの統合で、実害がいちばん大きくなりやすいのがメールです。サイトが数日見られないのは痛手ですが、メールが止まると、その間に届いたはずのものが分からなくなります。
もう一度書きます。旧ドメインでメールを使っている場合は、サイトの統合とは別に、メールをどうするかを先に決めます。
止まる仕組みを、先に知っておきます
- サーバーを解約すると、そのサーバーで受けていたメールも止まります——サイトのデータとメールが同じサーバーに入っていることは珍しくありません。
- ネームサーバーを変えたり、DNSの設定をまとめて置き換えたりすると、メール用の設定まで変わることがあります——サイトの向き先とメールの向き先は、本来は別々に指定できるものです。ただし、ネームサーバーごと切り替えると、メール用の設定も新しい側のものが使われるため、サイトだけのつもりが両方動きます。
- ドメインの契約が終わって使えなくなると、そのアドレスでは送受信できなくなります——サーバーが生きていても、ドメインが無ければ届きません。
症状ごとの切り分けは会社のメールが届かない・送れないにまとめています。統合の前後で起きるものは、この記事の「サーバーやネームサーバーを変えた直後」に当てはまります。
先に確かめること
- 旧ドメイン・新ドメインそれぞれで、今どのアドレスが使われているかを書き出します。使っていないつもりのアドレスが、フォームの送信先や通知の受け取り先になっていることがあります。
- 過去のメールが、サーバーを止めたあとでも読める形で手元に残っているかを確かめます。パソコンやスマホの画面に見えているからといって、手元に残っているとは限りません。一部だけを端末に置いて、本文や添付ファイルはサーバーから読みに行っている、という設定がよくあります。本文と添付ファイルを含めて書き出せているかまで確かめます。書き出せていないままサーバーを解約すると、そのメールは読めなくなり、その後削除されます。いつ削除されるかは契約先によって違います。
- そのアドレスを、他のサービスの登録先にしていないかを確かめます。パスワードの再設定の通知先になっていると、そのアドレスが使えなくなった時点で、そのサービスに入れなくなります。
2番目は、実際に取り返しがつかなくなる項目です。旧サーバーを解約する前に、必要なメールは手元へ書き出しておきます。メールを新しい環境へ移す場合は、あわせて次のことにも気をつけます。設定を変えたあと、その変更が世の中の送信元へ行き渡るまでには時間がかかり、その間は新旧どちらのサーバーへ届くかが送信元によって分かれます。切り替えたあともしばらくは旧側でも受け取れる状態を保ち、旧側への着信が無くなったことを確かめること、契約先の案内に沿った移行の期間を置くこと、そして社外から送ってもらって新しい側に届くことを確かめること。この3つがそろってから解約します。着信が無いことだけでは、古い設定を見ている送信元が残っていないとは言い切れません。
書き出しの考え方はバックアップは取れていますかにまとめています。
サイトの外にある「登録先」を洗い出す
URLは、サイトの中だけにあるのではありません。外にも登録されています。まとめたあと、ここが古いままだと、そこから来た人が行き先を失います。
Google側の登録
- Googleビジネスプロフィール——地図に出ている事業所情報のウェブサイト欄です。ここが旧URLのままだと、地図から来た人がそちらへ向かいます。
- Search Console——残すほうのドメインが登録されているか確認します。統合後の状態を見るために必要です。
- アクセス解析——計測のタグが新しいサイトに入っているか、二重になっていないかを確認します。設置と初期設定の進め方はGoogleで検索しても出てこないときでも触れています。
そのほかの登録先
- SNSのプロフィール欄——各アカウントのURL欄です。
- 業界団体・組合・商工会などの会員一覧——先方に連絡して直してもらう形になります。
- 求人サイト・ポータルサイトの掲載情報——掲載期間中は、そのURLから応募や問い合わせが来ます。
- 広告を出している場合のリンク先——リンク先が行き先を失うと、費用を払って行き止まりへ送ることになります。
- 取引先・関連会社のサイトに載っているリンク——気づきにくい場所です。心当たりのある先には連絡します。
- メールの署名、請求書、見積書のひな形——社内で使っている書式にURLが入っていることがあります。
このうち、旧サイトへのリンクをたどって来る人については、受け渡しが効いている間はしのげます。ただし、登録情報そのもの、広告のリンク先、計測の設定は、受け渡しでは直りません。それぞれを個別に直す必要があります。そして直す作業は、旧ドメインを手放す前に済ませます。ここでも、古いURLの受け渡しは、旧ドメインが使える間だけ効きます。
実際の段取り
決めることが決まったら、次の順で進めます。
- 今の状態を書き出す——2つのサイトのドメイン、サーバー、名義、契約先、使っているメールアドレス、ページの一覧。ここが埋まらないと見積りも正確に出せません。
- メールの方針を決める——それぞれのドメインで、どのアドレスが何件使われているかを確かめ、旧ドメインのアドレスを使い続けるのか、新しいドメインへ移すのかを決めます。ここは残すドメインを決める材料の1つで、いちばん見落とされる材料です。
- 残すドメインを確定する——メールの方針を含めた4つの材料で判断します。
- 移すページと、移さないページを分ける——同時に、古いURLと新しいURLの対応表を作ります。
- 両方のサイトのデータを手元へ書き出す——作業を始める前です。サイトのデータ、データベース、メール。フォームの送信内容が保存されている作りであれば、その履歴も書き出します(保存していないフォームもあります)。
- 残す側に、中身を寄せる——公開前の状態で作り、内容を確認していただきます。
- 決めた方針どおりに、メールの切り替え準備を終える——新しいアドレスを使う場合は、この時点で送受信できる状態にしておきます。
- 公開して、受け渡しを設定する——公開と受け渡しは、間を空けずに行います。
- 受け渡しが効いているか、URLごとに確かめる——対応表のURLを実際にたどって、正しい先へ着くかを確認します。
- 外の登録先を直す——Googleビジネスプロフィール、SNS、掲載先、広告のリンク先。
- しばらく様子を見る——次の節で挙げる項目を見ます。
5番目(データの書き出し)を飛ばさないでください。手元にデータがある状態で始めるのと、無い状態で始めるのとでは、何かあったときに戻せるかどうかが変わります。
まとめたあと、しばらく見ておくこと
検索での見え方は、すぐには入れ替わりません
受け渡しを設定しても、検索結果の表示がその日のうちに新しいURLへ変わるわけではありません。入れ替わりには時間がかかります。数週間かかることも、それ以上かかることもあります。ページ数や、検索側がどれくらいの頻度で見に来ているかによって変わるため、「何日で終わります」とはお約束できません。また、受け渡しを正しく設定しても、入れ替わったあとのアクセス数や順位が、それまでとまったく同じになるとは限りません。設定は引き継ぎを助けるためのもので、同じ状態を保証するものではありません。
この間、旧URLと新URLの両方が検索結果に出ていることがあります。これはおかしな状態ではなく、入れ替わっている途中です。
見ておく項目
- 受け渡しが効いているか——対応表のURLを、時々たどって確かめます。設定が消えることは通常ありませんが、サーバー側の作業のあとに効かなくなることがあります。
- 行き先を失っているURLが出ていないか——Search Console で、見つからないページとして報告されます。ただし、ここに出るのは検索側が把握して見に来たURLだけで、反映にも時間差があります。漏れを見つける手がかりにはなりますが、これだけで全部が出そろうわけではありません。対応表と、サーバーのアクセス記録、外からのリンクとも突き合わせます。
- 検索からの入口の合計——2つのサイトの合計と、まとめたあとの1つを比べます。1つ1つのページで見るより、合計で見るほうが状況が分かります。
- 問い合わせが届いているか——フォームを寄せた直後は、送信先の設定が正しいかを実際に送って確かめます。
- メールの送受信——切り替えた場合は、社外との往復で確かめます。社内どうしだけだと、外から届かない状態に気づけません。
下がったように見えたときの見方はアクセスが急に減った・検索順位が落ちたにまとめています。統合の直後は、そこで挙げている「実際には落ちていない場合」に当てはまることもあります。
統合の直後にやらないほうがよいこと
- 受け渡しの設定を、様子を見ながら何度も変える——入れ替わりの途中で行き先を変えると、そのぶん時間がかかります。対応表の間違いを直す場合は別です。
- まとめたばかりのページを、大きく作り替える——何が効いて何が効かなかったのかが分からなくなります。
- 旧ドメインを、早々に手放す——理由はここまでに書いたとおりです。
実際のご相談で多いつまずき
統合そのものより、その周辺で起きることのほうが多いです。実際に伺ってきたものを挙げます。
旧ドメインを手放してしまい、受け渡しが全部止まった
いちばん多く、いちばん影響が大きい形です。「新しいサイトに全部移したので、古いほうはもう要らない」という判断は自然ですが、受け渡しはそのドメインの上で動いています。そのドメインが使えなくなった時点で、検索結果などに残っている古いURL、他社サイトのリンク、印刷物のURLからは、たどり着けなくなります。
気づくきっかけは、たいてい「問い合わせが減った」です。原因を探しても、新しいサイトには何の異常もないので、なかなか結びつきません。
旧サイトを消しただけで、受け渡しを設定していなかった
ドメインは残っているものの、サーバーからデータを消しただけ、という状態です。この場合、旧URLでは本来のページが表示されなくなります。ページが見つからないという応答になるか、別の画面が出るかは、サーバーの設定によって変わります。前に挙げた条件(旧ドメインが使えること、旧URLへのアクセスを受ける場所、設定できる権限、httpsなら旧ドメイン用の証明書)がそろえば、気づいた時点から受け渡しを設定できます。ただし、その間に失われた入口や、検索での状態がそのまま元に戻るとは限りません。早く気づくほど影響は小さくなります。
すべてのURLをトップページへ向けていた
設定自体はされているので、行き止まりにはなりません。ただ、来た人は探し直しになりますし、内容の対応が取れていない受け渡しは、検索側から「そのページは無くなった」という扱いに近く見られることがあります。ページ数が多い場合ほど、対応表を作る手間に見合います。
メールが旧ドメインのままだった
サイトは新しいドメインに寄せたのに、名刺のメールアドレスは旧ドメインのまま、というケースです。これ自体は動きますが、旧ドメインを手放せない理由がここで発生していることを、統合の判断のときに把握できていないことが多いです。
逆に、メールを新しいドメインへ移したものの、取引先への案内が行き届いておらず、旧アドレス宛のメールが宙に浮いた、という形もあります。移す場合は、旧アドレスをしばらく受けられる状態にしておくほうが安全です。
フォームの送信先が、片方のままだった
2つのフォームを1つに寄せたときに、送信先や自動返信の設定が古いサイト側のアドレスのままになっていた、という形です。送信は成功しているように見えるので、届いていないことに気づけません。フォームのメールが届かないときに挙げている見落としと同じで、公開後に実際に1通送って確かめます。
SSLの設定が、まとめたあとのURLに合っていなかった
ドメインを寄せたり、サーバーを変えたりしたあとに、「保護されていない通信」の警告が出ることがあります。証明書がそのドメインの分で用意されていない状態です。表示は出ますが、直せます。原因と直し方は「保護されていない通信」と表示されるにまとめています。
両方のサイトが、しばらく検索結果に出ていた
入れ替わりの途中では起こります。おかしな状態ではありません。ただし、受け渡しを設定していないまま両方を公開し続けている場合は別です。同じ会社の同じ内容が2か所にある状態が続くので、まとめる意味が薄くなります。統合すると決めたなら、公開と受け渡しは間を空けずに行います。
移したページの中のリンクが、古いURLのままだった
ページの中に書かれた「詳しくはこちら」のリンク先が、旧ドメインを指したままになっている形です。受け渡しが効いている間は動いてしまうため、気づきません。旧ドメインを手放した瞬間に、まとめたはずの新サイトの中で行き止まりが出ます。中身を寄せるときに、リンク先も新しいURLへ書き換えます。
画像やPDFが、古いサーバーを参照したままだった
ページは移したものの、その中の画像やPDFのファイルが旧サーバーに置かれたまま、という形です。これも受け渡しと同じで、旧サーバーを止めた時点で表示されなくなります。PDFは、中身のURLや連絡先も古いことがあるので、必要なら作り直します。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイト欄が旧URLのまま
地図から来る人は、ここを見て移動します。統合したあとに直します。地図に載っている情報は、サイトに書いてある会社名・住所・電話番号と一致しているほうがよいので、この機会にそろえます。
片方のドメインの名義が、自社ではなかった
作業を始めてから分かることがあります。名義や管理する権限が制作会社側にある場合、そのドメインを持ち続けるのか、自社へ移すのかを進めるには、先方の協力が必要になります。受け渡しの設定については、それとは別に、旧URLを受けているサーバー側の権限があるかを確かめます。名義とサーバーの権限は別のものなので、片方だけ手元にある、ということが起こります。名義の確認方法は、前に挙げた記事にまとめています。
統合したのに、更新できる人がいないまま止まった
まとめること自体は終わったものの、その後の更新の担当が決まっていない、という形です。サイトが2つあったときは、それぞれ別の人が触っていた、ということもあります。まとめる話をするときに、まとめたあと誰が更新するのかまで決めておきます。
継続してお任せいただく形もあります。何が含まれるかは保守・管理契約は何をしてくれるのかにまとめています。
閉じるつもりが、まとめる話だった(またはその逆)
「片方をやめたい」というご相談が、実際には統合だった、ということがあります。逆に、まとめるつもりで話が始まって、片方は本当に閉じてよいと分かることもあります。閉じる場合に決めることはホームページをやめたい・閉じたいにまとめています。閉じる場合でも、この記事で書いた受け渡しの考え方は同じように必要です。
表示のページが、片方にしか無かった
プライバシーポリシーや、通販をしている場合の表記が、片方のサイトにだけあった、という形です。まとめたあとのサイトに必要なものがそろっているかを確認します。何を載せるかはホームページに載せておく「表示のページ」にまとめています。
移した写真の出どころが分からなかった
別の会社が作ったサイトから写真を移すときに、その写真をどこから持ってきたのかが分からない、ということがあります。その写真、使って大丈夫かに、確認の考え方をまとめています。判断がつかないものは、移さない、または差し替えるほうが安全です。
費用の目安
サイトの統合には、これ1つで済むという料金項目がありません。実際には、いくつかの作業の組み合わせになります。ここでは、当社の料金表にある項目のうち、この作業で出てくることのあるものをそのまま挙げます。どの項目がいくつ当たるかは、2つのサイトの作りとページ数で変わりますので、お見積りのときにお出しします。
料金表にある項目のうち、統合で出てくることのあるもの
いずれも税込の金額です。備考は料金表に書かれているものです。
- サイトデータバックアップ 11,000〜22,000円——※FTP接続の場合
- サイトデータバックアップ(データベース含む) 33,000〜55,000円——※phpMyAdmin利用の場合
- サーバー移転代行 33,000〜88,000円——※サーバー維持費用は含まれません。
- サーバー移転代行(データベース含む) 55,000〜165,000円——※サーバー維持費用は含まれません。ページ数・メールアカウント数により増減します。
- ネームサーバー設定代行 5,500〜11,000円
- ドメイン移管代行 22,000〜33,000円——※他社からの移管手続きと、移管後のサイト表示・メール受信の確認まで。ドメイン維持費用は含まれません。
- メールアカウント設定代行 1,100円——※1アカウントにつき。10件以上はまとめてお見積りします。
- SSL導入(常時SSL化)一式 33,000〜55,000円——※無料SSL設定+http→https転送設定+混在コンテンツ修正・全ページ確認込み。多くは33,000円で収まり、ページ数が多い場合に増えます。
- HTML制作 8,800円——※文字原稿A4/2P程度
- HTML修正 5,500円——※1ページあたり
- HTMLタグ挿入 1,100円——※Googleアナリティクスタグやメタタグなど(1点/1P)
- 基本作業料金 5,500円——※簡単なテキスト修正等含みます。
- 写真差し替え 550円——※写真1点につき
- CMSコンテンツ調整(新着情報・施工事例・ブログなど) 33,000〜110,000円——※WordPressなど
- CMSカスタマイズ 110,000〜330,000円——※WordPressなど
- 問合せフォーム設置 11,000〜33,000円——※スパム対策・自動返信・送信内容の控えメールまで含みます。いまお使いのフォームの作り替えも同じ項目です。
- アクセス解析・Search Consoleの設置と初期設定 11,000〜22,000円——※Googleアナリティクス4とSearch Consoleの登録・設置、計測されていることの確認まで。
- Googleビジネスプロフィール初期設定 22,000〜33,000円——※事業所情報の登録、写真の設定、投稿の基本操作のご案内まで。
- ログイン情報の調査・復旧 11,000〜33,000円——※管理画面・サーバー・ドメインの権限を確認し、入れる状態まで戻します。契約先が分からない場合の調査を含みます。
- ホームページの閉鎖・データ書き出し 33,000〜55,000円——※公開の停止、サイトとメールのデータ書き出し、ドメインの扱いのご案内まで。
- PDF作成・修正 5,500〜22,000円——※ページ数と元データの有無により変わります。
- 更新操作のレクチャー(1時間) 11,000円——※オンラインまたはご来社。操作手順書をお渡しします。
これらを全部行うわけではありません。実際には、この中のいくつかが当たる形になります。
専用の料金項目が無いもの
次のものには、料金表に同じ名前の項目がありません。実際にどの料金項目が当たるかは個別に確認します。料金表の末尾に「こちらの価格表に無いものについては別途お見積もりとなります」と記載しているとおり、料金表に無い作業についてはそのつどお見積りをお出しします。
- 古いURLと新しいURLの対応表づくり——ページ数によって手間が変わります。
- 古いURLの受け渡しの設定——設定そのものと、設定後に1件ずつたどって確かめる作業です。
- 2つのサイトのページ一覧の作成——どこに何があるかを洗い出す作業です。
- 受け渡しだけを残すための置き場所の用意——旧サーバーを止めたい場合に行います。
料金表に「含まれません」と書かれているもの
次の2つは、料金表の該当する項目の備考に書かれている内容です。どの項目に対する注記かも、あわせて挙げます。
- ドメイン維持費用——「ドメイン移管代行」と「サーバー構築・ドメイン取得代行」の備考に「ドメイン維持費用は含まれません」と記載しています。旧ドメインを持ち続ける場合の費用は、契約先の請求書でご確認ください。
- サーバー維持費用——「サーバー移転代行」と「サーバー移転代行(データベース含む)」の備考に「サーバー維持費用は含まれません」と記載しています。
各項目がどこまでを含むかは、料金表の備考に記載しています。料金表に無い作業については、料金表の末尾に記載しているとおり、別途お見積りとなります。範囲について気になる点があれば、お見積りの際にお尋ねください。
なお、名刺・パンフレット・看板などにURLを載せている場合、それらの作り直しが必要になることがあります。印刷物や看板の作り直しの費用は、この料金表には掲載していません。依頼先と費用をご確認ください。
まとめたあとに続けてかかる費用
統合そのものは1回の作業ですが、その後の維持については、次のような形があります。統合のあとに選ばれることが多いものを挙げています。ほかのプランを含む一覧は料金表をご確認ください。
- ドメイン・サーバー管理 年間払い 11,000円——ドメインとサーバーの維持管理を行います。対象ドメインは「.com」や「.net」などのgTLDです。
- WordPress保守プラン(ライト) 1ヶ月あたり 5,500円——対象はWordPressで作られたサイトです。最低契約期間3ヶ月。
- ベーシックプラン 1ヶ月あたり 11,000円——対象はHTMLで作られたサイト・WordPress以外のCMSです。最低契約期間3ヶ月。
- WordPress保守プラン(スタンダード) 1ヶ月あたり 11,000円——対象はWordPressで作られたサイトです。最低契約期間3ヶ月。
それぞれのプランに何が含まれるかは違いますので、料金表でご確認ください。プランごとの内容は、前に挙げた保守・管理契約の記事でも説明しています。
総額について
上の項目を足して総額をお示しすることは、この記事ではしていません。2つのサイトの作りとページ数によって、どの項目がいくつ当たるかが変わるためです。実際の金額は、作業を分けたお見積りでお出しします。ご依頼前のご相談とお見積りは無料です。
自分でできる範囲と、頼んだほうが早い範囲
全部をお任せいただく必要はありません。分けると次のようになります。
ご自身で進めていただけること
- どちらのドメインを残すかを決める——これは会社の判断です。材料はこの記事に挙げたとおりです。
- 移すページと移さないページを分ける——中身をいちばんご存じなのは社内の方です。
- 両方のサイトのページを書き出す——数が少なければ、画面を見ながらでも作れます。
- 印刷物にどちらのURLが載っているかを確かめる——手元の名刺・パンフレット・封筒を見れば分かります。
- 外の登録先を洗い出す——どこに載せているかは社内でしか分かりません。
- SNSのプロフィール欄を直す——ご自身のアカウントであれば、その場で直せます。
お任せいただいたほうが早いこと
- 古いURLの受け渡しの設定——サーバー側の設定です。間違えると、サイト全体が表示されなくなる形の失敗が起こり得ます。
- ドメインの向き先の変更——サイトとメールの両方に影響します。順番と待ち時間があります。
- 中身の移し替え——ページ数が多い場合や、管理画面から追加する形になっている場合。
- 受け渡しが効いているかの確認——1件ずつたどる作業です。数が多いとまとめて確かめる形になります。
- 統合後の状態の確認——検索側の報告を見て、行き先を失っているURLが無いかを見ます。
やらないほうがよいこと
- 先に旧サイトを消す——受け渡しの設定より先に消すと、そこから先の対応が難しくなります。消したあとでも Search Console やアクセスの記録から旧URLを拾えることはありますが、棚卸しの手間が増え、対応表に漏れが出やすくなります。
- ネームサーバーやDNSの設定を、試しにまとめて変えてみる——メール用の設定まで変わり、受信できなくなることがあります。元に戻しても、切り替わるまでに時間がかかります。
- 両方のサイトを公開したまま、しばらく様子を見る——まとめると決めたなら、公開と受け渡しは間を空けずに行います。
ご相談いただくときに、あると早いもの
次のものが分かっていると、進め方と概算をお出ししやすくなります。分からない項目があっても大丈夫です。こちらで調べられるものもあります。
- 2つ(以上)のサイトのURL——どれとどれをまとめたいか。
- それぞれのドメインとサーバーの契約先——請求書やメールが残っていれば、それで分かります。
- それぞれの名義——自社か、制作会社か。
- 使っているメールアドレス——どちらのドメインのものを、何件使っているか。
- 管理画面に入れるかどうか——入れない場合は、その状態のままでかまいません。
- 残したいURLの希望——決まっていなくても大丈夫です。一緒に決めます。
- 印刷物に載せているURL——名刺を1枚お見せいただくのが早いです。
ご依頼前のご相談とお見積りは無料です。ホームページ修正のページに、対応できる作業と進め方をまとめています。
よくあるご相談
2つのサイトをまとめると、検索での順位は上がりますか
上がるとはお約束できません。まとめること自体は、更新の手間や維持費を減らし、見る人の分かりにくさを解消する作業です。検索での見え方については、受け渡しを正しく設定しておくと、それまでの評価の引き継ぎを助けます。ただし、順位やアクセス数がそのまま保たれるとは限らず、まとめたから上がるという性質のものでもありません。
逆に、受け渡しをせずに片方を消した場合は、それまでその入口から来ていたぶんが失われます。まとめる作業で気をつけるのは、上げることではなく、失う可能性をできるだけ小さくすることのほうです。
ページ数が多いのですが、対応表は全部作らないといけませんか
公開の前に全部のURLを棚卸しする工程は省きません。そのうえで、一度に終わらない場合は順を追って公開する形もとれます。そのときは、その回に移すURLの対応表を先に用意し、まだ移していない旧URLは旧サイト側で表示し続ける設定にしておきます。優先順位は、閲覧数だけでなく、外から張られたリンクがあるか、検索結果に出ているかもあわせて決めます。閲覧数の多い順だけで切ると、外部リンクのあるURLを落とすことがあります。関連のないページへまとめて向けることはしません。
旧ドメインは、いつまで持てばよいですか
何年、と一律にお答えできる性質のものではありません。判断の材料は、検索結果が入れ替わったか、直せる外部リンクを直し終えたか、直せない外部リンクや印刷物がどれだけ残っているか、維持費と見合うか、です。手放すと決めたときは、そのタイミングで受け渡しが止まることを前提に、印刷物の差し替えとリンク元への連絡を先に済ませます。
旧ドメインでメールを使っています。サイトだけまとめられますか
できます。ドメインは残したままサイトだけ新しいほうへ寄せ、旧ドメインは受け渡しとメールのために持ち続ける、という形です。実際にはこの形が多いです。この場合、旧ドメインの維持費は続けて必要です。メールや受け渡しを置く環境の費用は、どのサービスをどの契約で使うかによって変わります。
両方とも古いサイトです。まとめるついでに作り直せますか
できます。その場合は、統合の作業と作り直しの作業が重なる形になります。費用の内訳はリニューアル費用はいくらかにまとめています。作り直す場合も、古いURLの受け渡しは同じように必要です。
片方のサイトを作った会社と、連絡が取れません
その状態でも進められることはあります。ドメインの名義がどうなっているかで、できる範囲が変わります。まず連絡が取れない制作会社のサイトを立て直す手順をご覧ください。ドメインの名義の確認方法は、前に挙げた記事にまとめています。
保守契約に入っていれば、この作業は含まれますか
プランによって含まれる内容が違いますので、一律にはお答えできません。月額のプランに書かれているのは、日々の更新や維持管理の作業です。ご契約中のプランに記載された内容をご確認のうえ、料金表に無い作業については別途お見積りをお出しします。プランごとの内容は料金表に記載しています。
まとめたあと、どれくらいで検索結果が入れ替わりますか
期間はお約束できません。数週間で変わることもあれば、それ以上かかることもあります。ページ数や、検索側がどれくらいの頻度で見に来ているかで変わります。入れ替わりの途中で、旧URLと新URLの両方が出ていることがありますが、これはおかしな状態ではありません。
3つ以上ある場合も同じですか
同じです。決めることも順番も変わりません。増えるのは、ページの一覧と対応表の分量です。この場合は、一度に全部を寄せるのではなく、順に寄せていく形をとることもあります。そのときも、公開の前にすべてのURLを棚卸しし、まだ移していないサイトはそのまま表示し続ける設定にしておきます。
まとめ
2つ以上のホームページを1つにまとめるときに決めるのは、次の3つです。順番も、この順です。
- どちらのドメイン(URL)を残すか——検索からの入口、メール、印刷物、名義・契約先・管理する権限の4つで判断します。新しく作ったほうが正解とは限りません。
- どのページを移して、どれを移さないか——両方のページを一覧にして、移す・まとめる・移さない、の3つに分けます。
- 古いURLをどう受け渡すか——ページごとに行き先を決めます。全部をトップページへ向けるのは避けます。
この順番でなければならない理由は2つです。残すドメインが決まらないと、中身の寄せ先も古いURLの行き先も決まらないこと。そして、古いURLの受け渡しは、旧ドメインが使える間だけ効くことです。旧ドメインの契約が終わって使えなくなると、受け渡しも止まります。
メールについても、もう一度書きます。旧ドメインでメールを使っている場合は、サイトの統合とは別に、メールをどうするかを先に決めます。サイトが見られない状態は、原因によっては直せることがあります。ですが、その間に受け取れなかったメールを、あとから確実に回収できるとは限りません。
作業に入る前に、両方のサイトのデータを手元へ書き出しておくこと。公開と受け渡しは間を空けずに行うこと。この2つは、取り返しのつかない事態を避けるために、とくに大事な備えです。
サイトが2つ以上あって整理したい、どちらを残すか迷っている、という段階でもご相談いただけます。ご依頼前のご相談とお見積りは無料です。お問い合わせからお気軽にどうぞ。
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