ホームページに会員限定・パスワード付きのページを作りたい|先に決める3つと、公開したあとに続くこと・費用の目安
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「このページは、お客様全員に見せたいわけではない」というご相談をいただくことがあります。会員の方にだけお見せする資料、取引先ごとの価格表、施工中の現場写真、社内向けの手順書。どれも、ホームページの中に置きたいけれど、検索で誰にでも見つかる形にはしたくない、という形です。
やり方はいくつかあり、どれを選ぶかで、あとから続く手間が変わります。見せる相手が5人なのか、500人なのか。入れ替わりがあるのか、固定なのか。ここが決まっていないまま仕組みを先に入れると、置いたあとで作り直しになることがあります。
この記事では、ホームページの中に「特定の人だけが見られるページ」を作るときに先に決める3つと、制限のかけ方の分かれ方、公開したあとに続くこと、そして依頼した場合の費用の目安までを順に整理します。ページを増やす作業全般はホームページにページを追加したいに、ご自身で更新できる形にすること全般はホームページを自分で更新できるようにしたいにまとめていますので、あわせてご覧ください。
「見られる人を限りたい」と思うのは、たとえばこんなときです
ご相談の入り方は、いくつかに分かれます。同じ「限定公開にしたい」でも、そのうしろにある事情が違うと、合う形も変わってきます。
- 取引先ごとの価格表を、その会社にだけ見せたい——相手ごとに中身が違い、他社に見えると困る、という形です
- 会員の方にだけ、資料や動画をお見せしたい——お申し込みいただいた方に、続けて何かをお渡しする形です(資料の置き方そのものは会社案内・カタログをPDFでダウンロードできるようにしたいにまとめています)
- 社内向けの手順書やマニュアルを、サイトの中に置きたい——社外に出したくない情報を、社員が見られる場所に置く形です
- 公開前のページを、関係者にだけ先に見てもらいたい——確認のために一時的に見せる形です
- 施工中の現場写真を、その施主様にだけお見せしたい——お客様ごとに分かれていて、終わったら閉じる形です
- 採用の二次案内を、応募された方にだけ渡したい——限られた方にだけ続きをお見せする形です(採用ページそのものは採用ページを作りたい・求人情報をホームページに載せたいにまとめています)
どの入り方でも、確かめることは共通しています。見せる相手が何人で、その顔ぶれが入れ替わるのかどうか。そして、入り方をどうやってお渡しするのか。この2つは、制限のかけ方を決める前に確認しています。
先に決める3つ
ご相談をいただいたとき、こちらから先にお尋ねしているのは次の3点です。
- 誰に見せるか——見せる相手の人数と、その顔ぶれが入れ替わるかどうかを決めます。全員に同じものを見せるのか、相手ごとに違うものを見せるのかでも、用意するものが変わります
- 何を置くか——ページの文章だけなのか、PDFや動画、写真も置くのかを決めます。置くものによって、制限のかけ方が変わることがあります
- 入り方をどうお渡しするか——IDとパスワードを、誰が、どうやってお渡しするかを決めます。お渡ししたあと、その方が使わなくなったときに誰が止めるかも、ここで一緒に決めます
この3つが決まると、制限のかけ方の選択肢が絞れます。逆に、決まらないまま仕組みを先に入れると、あとから作り直しになることがあります。
「見えない」の意味が、方法によって違います
「限定公開にしたい」というご要望は、実際には2つに分かれています。URLをご存じの方は開ける形でよいのか、開くときに認証が必要な形にしたいのか。この2つは、取る方法が変わります。
ホームページの中で「見えないようにする」と言うとき、次のように状態が違います。
- メニューやリンクから外してあるだけ——URLを知っている方は、そのまま開けます。人に転送されれば、その方も開けます
- ページの手前で、認証を求める形——IDとパスワードを入力しないと中身が表示されません。認証の情報やログインの状態が保持される環境では、次に開くときに入力を求められないことがあります。また、IDとパスワードをお渡しした方どうしで共有された場合、こちらからは見分けがつきません
- ログインした方ごとに、見えるものが変わる形——どのアカウントで、いつログインしたかを記録できる作りにできます。いまお使いの仕組みで対応できるかをまず確認し、対応できない場合は、仕組みを足すか変える作業が必要になります
どの形にしても、画面を開いた方が中身を保存したり、写真を撮って外へ出したりすることまでは、ホームページ側では止められません。「限定公開にしてある」ことと、「外に出ない」ことは別のこととして扱っています。ここは、置くものを決める段階でお伝えしています。
制限のかけ方は、主に3通りです
「特定の人だけに見せたい」というご要望に対して、取れる形は大きく3通りに分かれます。ご利用のサーバーやCMSによって、取れる形と、その中でできることが変わります。
フォルダごとパスワードをかける形
ページが置いてあるフォルダ(サーバー上でファイルをまとめる場所)に対して、開く手前でIDとパスワードを聞く設定を入れる形です。BASIC認証と呼ばれる方法がこれにあたります。サーバー側の設定で行いますので、いまの置き場所のまま設定できる場合は、ページ本体を作り替えずに済むことがあります。
ご利用のサーバーによっては、管理画面から設定できる項目が用意されています。設定できる場所の名前や、1つのフォルダに登録できるユーザーの数は、サーバーによって変わります。設定の手順そのものはBASIC認証は、特定のユーザーだけがアクセス可能なページを簡単に公開する手法です。にまとめています。
この形の場合、そのフォルダの中のファイルへのアクセスにも認証が適用される設定であれば、ページもPDFも画像も手前で止まります。どこまでが対象になるかはご利用のサーバーの設定によって変わりますので、公開の前に、それぞれのURLを直接開いて動作を確かめます。また、フォルダの単位で効きますので、「このページだけ制限して、隣のページは公開」という分け方ができるか、置き場所を変える必要があるかは、いまのサイトの構成によって変わります。
IDとパスワードは、お渡しした方どうしで共有されても、こちらからは見分けがつきません。アカウントの利用の記録が必要な場合は、いまお使いの仕組みで何を記録できるかを確認します。
CMSの機能で、ページごとに制限する形
WordPressなどのCMS(管理画面から内容を編集する仕組み)で作られたサイトの場合、管理画面の中に、ページごとに公開の範囲を変える項目が用意されていることがあります。ご利用のCMSやテーマによって、用意されている項目と、その名前が変わります。
ページ単位で切り替えられますので、公開しているページと制限したページを同じサイトの中に混ぜられます。パスワードをページごとに変えられる作りになっていることもあります。
制限の対象になる表示や、添付したファイルの扱いは、ご利用の仕組みによって変わります。本文以外に出る表示(一覧やタイトル、抜粋など)がどうなるかと、ファイルのURLを直接開いたときの状態も、確認する項目です。
この形は、いまのサイトがCMSで作られていることが前提になります。CMSが入っていないサイト(HTMLのファイルを直接置いて公開しているサイト)では、この機能をそのまま使うことはできません。フォルダごとパスワードをかける形にするか、CMSを入れるところから進めるか、会員登録の仕組みを入れるかを、あらためて検討することになります。いまのサイトがどちらで作られているか分からない場合は、まずサイトのURLをお知らせください。公開されている情報で判断できない場合は、管理画面やサーバーの契約先など、確認に必要な情報をあらためてお尋ねします。
会員登録の仕組みを入れる形
見る方それぞれにアカウントを作り、ログインしていただく形です。どのアカウントで、いつログインしたかを記録できる作りにできますし、相手ごとに見えるものを変えることもできます。閲覧する方が登録フォームからご自身で申し込む形にすることもできます。この場合、申込みだけで閲覧できるのか、承認などの操作が必要になるのかは、お選びになる仕組みによって変わります。どなたの申込みを受け付けて、いつ閲覧を許可するかも、先に決めておきます。記録として残せる項目は、お選びになる仕組みによって変わります。また、記録に残るのはアカウントの利用の記録であって、実際に操作された方や、中身を読まれたかどうかまでが分かるものではありません。
いまお使いの仕組みで対応できるかをまず確認し、対応できない場合は、仕組みを足すか変える作業が必要になります。作業の範囲は、いまのサイトの作りと、どこまでを自動で受け付けるかによって変わります。人数が増えたときの管理や、登録された方の情報をどこに保管するかも、この形では一緒に決めることになります。
会員の方へお知らせを送る形まで含めてご検討の場合は、メールマガジン・メール配信を始めたいもあわせてご覧ください。会員限定の価格でご購入いただく形をお考えの場合は、ホームページで商品を売りたいに、売り場を足す方法をまとめています。
いまの状況がどれに当たるか、見分け方
どの形になるかは、先に決める3つのうち、見せる相手の人数と入れ替わりで、おおよそ分かれます。
- 見せる相手が少なく、顔ぶれが変わらない——フォルダごとパスワードをかける形が候補になります。IDとパスワードを1組にして全員でお使いになるか、相手ごとに分けるかは、見せる内容と、あとで止めるときの手間をふまえてお決めいただく部分です
- ページごとに、見せる相手が違う——CMSで作られたサイトであれば、ページごとに制限する形が使えることがあります。CMSが入っていないサイトの場合は、フォルダを分けたうえで、それぞれにパスワードをかける形が候補になります。ページごとに分けられるか、置き場所を変える必要があるかは、いまのサイトの構成によって変わります
- 人数が多い、または入れ替わりが続く——会員登録の仕組みを入れる形が候補になります。お一人ずつ手で足したり止めたりする手間が、どれくらい続くかが判断の分かれ目です
- どのアカウントで入ったかの記録を残したい——まず、いまお使いの仕組みでその記録が残せるかを確認します。残せない場合は、記録を残せる仕組みを足す形が候補になります
迷われた場合は、いまのサイトの作りと、見せたい相手の人数をお知らせください。公開されている情報で判断できない部分は、確認に必要な情報をあらためてお尋ねしたうえで、取れる形をお伝えします。
相手ごとに、違うものを見せたい場合
「A社にはA社の価格表を、B社にはB社の価格表を」という形のご相談も、よくいただきます。この場合、フォルダを分けるのか、ログインしたアカウントによって表示を分けるのかで、作り方が変わります。
- 相手ごとにフォルダを分けて、それぞれにパスワードをかける——分かりやすい形です。相手が増えるたびに、フォルダと設定を足すことになります
- 1つのページの中で、ログインした方によって表示を変える——会員登録の仕組みを入れる形です。相手が増えたときに必要になる作業(アカウントの登録、その相手向けの資料の用意と掲載、表示する対象の設定)は、お選びになる仕組みによって変わります
- ページを分けずに、お渡しするファイルだけを分ける——ページは共通にして、資料の置き場所を相手ごとに分ける形です。分けた置き場所のそれぞれに制限を設定できる場合の形になりますので、別の相手のURLが開けない状態になっているかを、公開の前に確かめます
ここで確認するのは、件数に加えて、いまのサイトで使える仕組みと、相手が増えたときに必要になる作業です。取れる形と、そのあとに続く手間をふまえて、お決めいただく部分です。
相手ごとに分ける場合、どなたにどのURLとパスワードをお渡ししたかの記録が要ります。この記録をどこで持つかも、作るときに決めています。
期限がある場合と、見せ終わったあとの閉じ方
公開前の確認や、工事期間中の写真のように、期間が決まっているものもあります。この場合、閉じるところまでを先に決めておきます。
- いつ閉じるか——日付が決まっているのか、ある作業が終わったらなのかを決めます
- 閉じたあと、URLをどうするか——ページを残して閲覧できる相手を変更するのか、ページごと取り下げるのかで、作業が変わります
- 閉じる操作を誰が行うか——操作を担当する方と、その方が操作できる権限、手順を決めておきます。blancで対応できるかどうかは、ご相談・お見積りのときにお示しします
- 中に置いたファイルも一緒に閉じるか——ページを取り下げても、ファイルが別の場所に残っていることがあります
「終わったら閉じるつもりだったが、そのままになっている」という形は、閉じる担当と時期が決まっていない場合に起こります。作るときに、閉じる担当・時期・操作の手順まで決めて、あとから確認できるように記録しておきます。サイトそのものを閉じる場合の進め方はホームページをやめたい・閉じたいにまとめています。
検索結果に、そのページが出るかどうか
制限をかけたページが検索結果に出るかどうかは、かけ方によって変わります。ご利用の検索エンジンの扱いによっても変わりますので、こちらで確実に決められる範囲ではありません。
認証していないアクセスに中身を返さない設定であれば、その経路では検索エンジンも中身を取得できません。ただし、中身を取得できないことと、検索結果への掲載が消えることは別です。すでに検索結果に出ているページに後から制限をかけた場合、掲載がどう扱われるかは検索エンジン側によって変わります。一方、メニューから外してあるだけのページは、リンクをたどられたり、URLが外部に載ったりすると、検索結果に出ることがあります。
「検索に出したくないので、メニューから外しておいてください」というご依頼をいただくことがありますが、メニューから外すことと、検索結果に出ないことは、同じではありません。検索に出したくない場合は、その旨をお知らせください。取れる方法をお見積りのときにお示しします。検索結果への出方そのものについてはホームページがGoogleで検索しても出てこないにまとめています。
IDとパスワードの渡し方を決めます
作った制限は、入り方をお渡しするところまで含めて初めて使える形になります。ここは作業そのものより、決めごとの部分です。
- 誰がお渡しするか——お客様側で、どなたが案内を出すかを決めます
- どの経路でお渡しするか——メール、書面、口頭のどれで伝えるかを決めます。メールでお送りする場合、その内容は受け取った方の手元に残ります
- 全員に同じものをお渡しするか——1組を全員にお渡しする形か、相手ごとに分ける形かを決めます。分けた場合、どなたにどれをお渡ししたかの記録を、どこで持つかも決めておきます
- 変更が必要になったとき、誰が変えるか——変更を担当する方と、その方が操作できる権限、手順を確認しておきます
お渡ししたIDとパスワードが、その先どこまで共有されたかは、ホームページ側では分かりません。相手ごとに分ける場合は、お一人の利用を止めるために必要な操作もあわせて確認します。共用にするか分けるかは、その手間をふまえてお決めいただく部分です。なお、相手ごとに分けても、認証の情報が共有されることや、中身が持ち出されることまで止められるわけではありません。
人が入れ替わったときに続くこと
制限をかけたページは、置いて終わる作業ではありません。見る方の顔ぶれが変われば、そのたびに手当てが必要になります。公開されているサイトを見ても、いま誰が入れる状態なのかまでは分かりません。
- 見せる必要がなくなった方が、まだ入れる状態になっている——お取引が終わった、担当の方が退職された、といった場合です。有効期限や、自動で止まる仕組みが設定されていない場合、お渡ししたIDとパスワードは使える状態のまま残ります
- 新しく加わった方に、まだお渡しできていない——お渡しの担当が決まっていないと、この状態が続くことがあります
- パスワードを変えた結果、以前の方が入れなくなっている——1組を全員でお使いの場合、変更したあと、引き続きご利用いただく方に新しいパスワードをお渡しする必要があります
- 誰にお渡ししたかの記録が、どこにも残っていない——お渡しの担当が変わったときに、引き継げない形になります
そのため、作るときに「入れ替わりが起きたら、誰が、いつ、どこを直すか」も一緒に決めています。担当の方が退職された場合の引き継ぎについてはホームページ担当者が退職して更新できない!にまとめています。
制限をかけたページの中に、何を置くか
ページの文章だけでなく、PDFや写真、動画を置きたいというご相談も多くいただきます。置くものによって、確かめるところが変わります。
- PDFや資料ファイル——フォルダごとパスワードをかける形の場合、同じフォルダ内のファイルにも認証が適用される設定であれば、ファイルを開くときにも認証が必要になります。別の場所に置いてあるファイルは制限の外に残ることがありますので、置き場所と設定を確認し、認証していない状態でそれぞれのURLを直接開いて確かめます
- 写真——ページに載せた写真そのものも、制限の内側に入る置き方かどうかを確かめます。写真の使ってよい範囲についてはホームページに載せる写真、その1枚は使って大丈夫?にまとめています
- 動画——動画共有サービスに上げた動画をページに埋め込む形の場合、動画そのものはそのサービス側に置かれます。ホームページ側の制限が、動画サービス側の公開範囲にも適用されるとは限りません。ページを経由せず動画のURLを直接開いた場合に、どなたが再生できる設定になっているかも、確認する項目です
- フォーム——制限の内側にフォームを置く場合も、送信された内容の届く先は別に決めます。フォームの項目についてはお問い合わせフォームの項目を変えたい・増やしたいにまとめています
「ページには鍵がかかっているのに、中のPDFのURLを直接開くと見えてしまう」という形は、ファイルへのアクセスに制限が適用されていない場合に起こります。公開の前に、それぞれのURLを直接開いて確かめる項目です。
お客様の情報をお預かりする場合に、確認しておく点があります
会員登録の仕組みを入れる形にする場合、登録された方のどの情報を、サイト側と外部のサービス側のそれぞれで取得し、保管するかを確認します。お預かりする情報について、何を取得して、何に使い、どこに保管するかを、あらかじめ決めておく必要があります。
blancはホームページの制作・修正を行う会社であって、法律事務所ではありません。この節でご案内するのは、確認していただく項目の並びであって、お客様の取り扱いが要件を満たしているかどうかの判断ではありません。判断が必要な場合は、専門家にご確認ください。
- 何を登録していただくか——お名前、メールアドレス、会社名、電話番号。項目を増やすほど、お預かりする情報が増えます
- 何に使うか——登録された方への案内に使うのか、ページを見ていただくためだけに使うのかを決めます
- どこに保管されるか——情報の種類ごとに、サイトのサーバー内、外部のサービス側、またはその両方のどこに保管されるかを確かめます。ご利用のサービスによって、保管される場所が変わります
- やめたいと言われたときの扱い——登録を消してほしいというご連絡を、どこで受けて、誰がいつ反映するかを決めます
プライバシーポリシーなど、サイトに載せておく表示のページについてはホームページに載せておく「表示のページ」にまとめています。
あとで困りやすい作り方
ご相談をいただく中で、あとから直すことになりやすい形がいくつかあります。
- URLをメニューから外しただけで「限定公開にした」としている——URLをご存じの方は開けます。転送されれば、その方も開けます
- パスワードを1組にして、全員でお使いになっている——お一人だけ利用を止めたい、という場面で、引き続きご利用いただく方全員に新しいパスワードをお渡しすることになります
- 制限をかけたページのURLを、公開しているページからリンクしている——手前で止まる形であれば中身は見えませんが、そのURLの存在は分かる形になります
- お渡しの記録がどこにも残っていない——引き継ぎのときに、誰が入れる状態なのかを追えなくなります
- 制限の内側だけを見て確認を終えている——閲覧を許可されたアカウントでログインした状態だけでは、認証していない方のアクセスを止められるかは確かめられません
公開する前に確かめること
公開の前に、次のところを見ておくと、公開したあとの直しを減らせることがあります。
- ログインしていない状態で開いてみる——別のブラウザや、シークレットウィンドウなど、ログインの情報が残っていない状態で開いて、手前で止まるかを確かめます
- 中に置いたファイルのURLを、直接開いてみる——PDFや画像が、制限の内側に入っているかを確かめます。ページは止まってもファイルは開ける、という状態がないかを見る項目です
- お渡しするIDとパスワードで、実際に入れるか——お渡しする前に、一度実際に入って確かめる項目です
- 相手ごとに分ける場合は、別の相手の情報で開けないか——A社にお渡ししたIDとパスワードで、B社向けのページやファイルのURLが開けない状態になっているかを確かめます
- 申込みを受け付ける形にする場合は、許可前の状態で開けないか——閲覧を許可していない申込者のアカウントで、ページやファイルのURLが開けない状態になっているかを確かめます
- 制限をかけていないページが、そのまま見られるか——フォルダの分け方によっては、公開のままにしたいページまで手前で止まることがあります
- お渡しする文面が用意できているか——IDとパスワードと、開いていただくURLをそろえてお渡しします
公開したあとに続くこと
公開したあとは、次のことが続きます。作るときに、それぞれの担当を決めています。
- お渡しと停止——新しく見ていただく方へのお渡しと、見ていただかなくなった方の停止です
- 中身の差し替え——制限の内側に置いた資料や写真の入れ替えです。ご自身で差し替えられる形にするかどうかは、いまのサイトの作りによって変わります
- 入れないというご連絡への対応——お渡ししたはずの方が入れない、というご連絡を受ける先を決めておきます
- 止めたあとの状態の確認——停止やパスワードの変更をしたあと、それまでログインしていたブラウザでページを再読み込みしたときや、別の制限付きページを開いたときに閲覧が止まるかは、お使いの仕組みによって変わりますので、そのつど確かめます
- 保守の中で見るかどうか——月々の保守に含めるかどうかは、ご契約の内容によって変わります。保守で何をお受けしているかはホームページの保守・管理契約は何をしてくれる?にまとめています
ご自身が管理画面に入れなくなった場合の切り分けはホームページの管理画面に入れないにまとめています。
blancがお受けする範囲
blancは、制限をかけるページの制作・修正、ページの置き場所やフォルダの分け方の整理、ページの更新操作のご案内を行います。誰に見せるか、どなたにIDとパスワードをお渡しするか、そこに何を置くかは、お客様側でお決めいただく形です。
アクセス制限そのものの設定は、いまのサイトの作りとご利用のサーバーによって取れる方法が変わります。対応できるかどうかと作業の範囲は、いまのサイトを確認したうえで、ご相談・お見積りのときにお示しします。ご依頼前のご相談・お見積りは無料です。
費用の目安
はじめにお伝えしておくと、料金表には、パスワードやアクセス制限の設定そのものの項目はありません。以下は、この主題に関係する項目を料金表からそのまま引いたものです。どの項目がいくつ当たるかは、いまのサイトの作りと、お選びになる形によって変わりますので、お見積りのときにお示しします。
CMS・フォーム・システム関連
- CMSカスタマイズ 110,000~330,000円(税込)——※WordPressなど
- 問合せフォーム設置 11,000~33,000円(税込)——※スパム対策・自動返信・送信内容の控えメールまで含みます。いまお使いのフォームの作り替えも同じ項目です。
HTML関連
- 基本作業料金 5,500円(税込)——※簡単なテキスト修正等含みます。
- HTML制作 8,800円(税込)——※文字原稿A4/2P程度
- HTML修正 5,500円(税込)——※1ページあたり
※Wix・Jimdo等のホームページ作成サービスで作られたサイトは、編集制約のため作業時間が増えますので、上記料金の1.5倍となります。
面談・レクチャー・リモート
- 更新操作のレクチャー(1時間) 11,000円(税込)——※オンラインまたはご来社。操作手順書をお渡しします。
こちらの価格表に無いものについては、別途お見積もりとなります。金額の比べ方や、見積もりでそろえておく項目についてはホームページの相見積もり、どう比べる?に、修正作業ごとの料金の考え方はホームページ修正の費用相場にまとめています。
依頼するときに伝えるとよいこと
お問い合わせの際は、次のことを分かる範囲でお知らせください。分からない部分は、こちらで確認しますので、そのままで差し支えありません。
- 見せたい相手と、おおよその人数——固定の方々なのか、これから増えていくのかもあわせてお知らせください
- 何を置きたいか——ページの文章だけか、PDFや写真、動画も置くのか
- いまのサイトの作り——ご自身で更新できる管理画面があるかどうか。分からない場合は、まずサイトのURLをお知らせください。公開されている情報で判断できない場合は、確認に必要な情報をあらためてお尋ねします
- どのアカウントで、いつ入ったかの記録が要るか——記録が要るかどうかで、取れる形が変わります
- いつまでに必要か——公開前の確認にお使いになる場合など、期日が決まっていることがあります
よくいただくご質問
URLをメニューから外しておけば、他の人には見えませんか
URLをご存じの方は、そのまま開けます。人に転送された場合も同じです。見えない状態にしたい場合は、手前でIDとパスワードを聞く形にするか、ログインしていただく形にします。
パスワードをかけたページは、検索結果に出ますか
認証していないアクセスに中身を返さない設定であれば、その経路では検索エンジンも中身を取得できません。ただし、すでに検索結果に出ているページの掲載がどう扱われるかは、検索エンジン側によって変わります。メニューから外してあるだけのページは、リンクをたどられたり、URLが外部に載ったりすると、検索結果に出ることがあります。
ページごとに違うパスワードにできますか
ご利用のサーバーやCMSによって変わります。CMSで作られたサイトの場合、管理画面にページごとの項目が用意されていることがあります。フォルダごとにかける形の場合は、フォルダを分けたうえで、それぞれに設定する形になります。いまのサイトで何ができるかは、確認のうえお伝えします。
いまHTMLで作られたサイトですが、会員ページを作れますか
フォルダごとパスワードをかける形であれば、CMSでなくても取れることがあります。ログインした方ごとに見えるものを変える形にする場合は、いまお使いの仕組みで対応できるかをまず確認し、対応できない場合は、仕組みを足すか変える作業が必要になります。どちらになるかは、いまのサイトの作りを確認してからお伝えします。
どのアカウントで入ったかを記録できますか
会員登録の仕組みを入れる形であれば、どのアカウントで、いつログインしたかを記録できる作りにできます。フォルダごとパスワードをかける形では、この記録は取れないことがあります。いずれの形でも、記録に残るのはアカウントの利用の記録であって、実際に操作された方や、中身を読まれたかどうかまでが分かるものではありません。記録が必要な場合は、何をどこまで残したいかをお知らせください。
パスワードを変更したいときは、どうすればよいですか
ご利用のサーバーやCMSによっては、管理画面から変更できることがあります。変更を担当する方と、その方が操作できる権限、手順を先に決めておきます。blancで対応できるかどうかは、ご相談・お見積りのときにお示しします。1組を全員でお使いの場合、変更したあと、引き続きご利用いただく方に新しいパスワードをお渡しする必要があります。
登録された方の情報は、どこに保管されますか
情報の種類によって、サイトのサーバー内、外部のサービス側、またはその両方に保管される場合があります。どの情報がどこに保管されるかを、仕組みを決める段階で確認します。
制限をかけたページの中身を、自分で差し替えられますか
いまのサイトの作りによって変わります。管理画面から差し替えられる形にできる場合と、そのつどご依頼いただく形になる場合があります。どちらになるかは、いまのサイトの作りを確認してからお伝えします。
公開前のページを、関係者にだけ先に見てもらうことはできますか
ご利用のサーバーやCMSによっては、確認のあいだだけ制限をかけて、公開のときに外す形が取れます。制限を外す時期と、その操作をどなたが行うかを、先に決めておきます。
制限をかけると、ページの表示が遅くなりますか
ご利用のサーバーや、お選びになる形によって変わります。表示の速さそのものについてはホームページの表示が遅いにまとめています。
他社が作ったサイトですが、あとから足せますか
いまのサイトの作りと、ご利用のサーバーによって変わります。サーバーの管理画面に入れる状態であれば、フォルダごとパスワードをかける形が取れることがあります。契約先が分からない場合の確認から承っています。制作会社と連絡が取れない状態でのご相談はホームページの制作会社と連絡が取れない!にまとめています。
パスワードを忘れてしまった場合、調べられますか
設定した場所によって変わります。ご利用のサーバーやCMSによっては、保存されているのは照合用の形だけで、元のパスワードを取り出せないことがあります。その場合は、新しいものを設定し直して、お渡しし直す形になります。
スマートフォンからも同じように見られますか
スマートフォンからお使いいただけるか、認証を求める画面がどのように表示されるかは、ご利用の端末やブラウザ、お選びになる仕組みによって変わります。お渡しの前に、実際にご覧になる端末で一度お試しいただくようお願いしています。
制限をかけたページも、バックアップに入りますか
ご利用のサーバーや、お取りになっているバックアップの範囲によって変わります。バックアップの確かめ方はホームページのバックアップは取れていますかにまとめています。
まとめ
ホームページの中に「特定の人だけが見られるページ」を作るときに、押さえておきたいのは次の3つです。
- 先に決めるのは3つ——誰に見せるか、何を置くか、入り方をどうお渡しするか。この順で決めてから、制限のかけ方を選びます
- 「見えない」の意味が方法によって違う——メニューから外しただけの状態と、手前でIDとパスワードを聞く状態と、ログインした方ごとに見えるものが変わる状態は、それぞれ別のものです
- 置いたあとに、お渡しと停止が続く——見る方の顔ぶれが変われば、そのたびに手当てが必要になります。誰が、いつ、どこを直すかを、作るときに決めておきます
いまのサイトで何が取れるかは、作りによって変わります。サイトのURLと、見せたい相手のおおよその人数をお知らせください。公開されている情報で判断できない部分は、確認に必要な情報をあらためてお尋ねしたうえで、取れる形と費用の目安をお伝えします。ご相談・お見積りは無料です。ホームページ修正のご案内もあわせてご覧ください。
ホームページの修正・更新でお困りではありませんか?
検索ボックスへキーワードを入力してください