ブログ

Information&Blog

友だち追加

フィッシング詐欺を防ぐ!信頼性あるホームページ制作の基本
更新日:

インターネットを活用する企業や個人が増える中、フィッシング詐欺による被害も年々増加しています。特に、ホームページを利用してユーザーと情報をやりとりするビジネスでは、「本物らしく見せかけた偽のホームページ」や「詐欺メールに誘導するリンク」などの手口が巧妙化しており、被害者が後を絶ちません。

本記事では、「実際に届いた詐欺メール」の実例をもとに、フィッシング詐欺の仕組みと見分け方、そして信頼性の高いホームページ制作のために必要な対策について分かりやすく解説します。Web制作や運用に関わる方はもちろん、個人でホームページを持つ方にも役立つ情報をお届けします。

フィッシング詐欺とは?ホームページが狙われる理由

フィッシング詐欺とは、正規の企業やサービスを装って、ユーザーから個人情報をだまし取る手口です。その代表例が、偽メールを送り、偽のホームページに誘導するという方法です。

たとえば、ある日届いた一通のメールには以下のようなURLが記載されていました。

http://www.Activemail.Kagoya.blanc.drsdsach.in/?vc=...

一見すると「Kagoya(カゴヤ)」に関連しているように見えますが、実際のドメイン(URLの最後の部分)は「drsdsach.in」であり、Kagoyaとは全く無関係のドメインです。こうしたサブドメインに企業名を埋め込んだ偽装URLは、典型的なフィッシング詐欺の特徴です。

✅ なぜ狙われるのか?

ホームページを持つ組織や個人は、次のような理由で詐欺のターゲットになりやすいです:

  • ユーザーとのやりとりが多い(ログイン・問い合わせなど)
  • ブランド認知があると信頼を得やすい
  • セキュリティ対策が不十分なまま運営しているサイトが多い

ホームページ制作時に押さえておくべきセキュリティの基本

ホームページを作る際には、**単に見た目を整えるだけでなく、「信頼される設計」**が重要です。以下のようなポイントを意識しましょう。

✅ HTTPS(SSL証明書)の導入

ホームページのURLが「http://」で始まっていると、通信が暗号化されずに送受信されます。これは第三者に情報を盗まれるリスクがあるため、必ず「https://」の形式に対応したSSL証明書を導入しましょう。

<!-- 安全なホームページに必須のコード例 -->
<meta http-equiv="Content-Security-Policy" content="upgrade-insecure-requests">

✅ 正規のドメインを取得しよう

サブドメインや無料サービスのURLでは信頼性が下がることがあります。例えば:

  • https://yourbusiness.webnode.jp
  • https://yourbusiness.jp

オリジナルドメインを取得することで、ユーザーが「公式サイト」と認識しやすくなります。

✅ フォームにreCAPTCHAを導入

ログインフォームや問い合わせフォームには、Google reCAPTCHAを導入して、ボットや不正アクセスを防止しましょう。

<!-- Google reCAPTCHA v2 -->
<script src="https://www.google.com/recaptcha/api.js" async defer></script>
<form action="submit.php" method="POST">
  <div class="g-recaptcha" data-sitekey="あなたのサイトキー"></div>
  <input type="submit" value="送信">
</form>

偽メールの実例と見分け方

次に、実際に届いたフィッシングメールの内容を見てみましょう。

メールに記載された内容の例:

  • 「不審なログインが検出されました」
  • 「24時間以内にパスワードを変更しないとアカウントが停止されます」
  • 「以下のリンクから再設定してください」

こうした文面は、受信者に不安を与え、すぐに行動させるための常套手段です。

偽装リンクの特徴:

  • 本物そっくりのサブドメイン(例:Activemail.Kagoya.◯◯◯.com
  • 「.jp」や「.co.jp」に見せかけた不審なドメイン(例:kagoya.jp.verify-login.ru
🔍 ホームページ運営者がすべきこと
  • メールで送信するリンクは短縮URLを避け、明確なドメイン表記にする
  • メール本文での注意喚起を強化:「必ず公式サイトからアクセスしてください」など
  • 定期的にセキュリティ診断を実施

ユーザーを守るホームページ設計

ユーザーが安心して利用できるホームページにするためには、次のような工夫が効果的です。

🔐 アカウント関連機能の見直し

  • パスワードリセットの仕組みをわかりやすく
  • メール認証の有効期限を設定
  • ユーザーがメールで受け取ったリンクからアクセスした際に、「このページが公式であること」を示す表示(例:緑色の鍵マークや「公式サイト」バッジ)をつける

📢 フィッシング注意の掲示

ホームページ内に「詐欺に注意してください」といった案内ページを設け、過去のフィッシング事例や安全なアクセス方法を案内することで、ユーザーとの信頼関係を強化できます。

まとめ

フィッシング詐欺は誰にでも起こり得る身近なネット犯罪ですが、ホームページを正しく設計・運用することで、ユーザーを守り、被害を未然に防ぐことが可能です。

この記事で紹介したような

  • SSLの導入
  • 正規ドメインの取得
  • reCAPTCHAなどセキュリティ対策の実装
  • 明確なURL表示と注意喚起

といった基本的な対策を徹底することで、信頼性の高いホームページを実現できます。

検索ボックスへキーワードを入力してください

ホームページの作成、更新、SEOに関する
お問い合わせ・お見積もり依頼は、
電話もしくはフォームでも受け付けております。

0120-781-437

受付時間 平日 9:00~18:00

メールでのお問い合わせはこちら