おおきな宿題。

ある日、とても品のある紳士が、秘書と一緒に遠くから訪ねてこられた。
ボクのビジネスを手伝わせて欲しいというのだ。
当時は平賀先生の本に紹介された直後で、
ボクも波に乗っていて、東京進出を考えていました。
コレはチャンスとばかり、
何度も打ち合わせを重ね、
ボクは業務の一部を彼の会社に移管しました。
ところが、
移管した直後から、
雲行きが怪しくなったのです。
何故か今まで絶好調だった新規受注がパタリと止まりました。
その原因が全くわかりません。
彼らは、電話対応、顧客対応、何をとっても、
ボクたちのレベル以上のもので業務にあたっていました。
広告もボクらがやってた以上にお金をかけていました。
にも、かかわらずです。
数ヶ月もすると、ボクも苦しくなりました。
このままではマズイ。
移管した業務を返してもらおう。
本気でそう考えていました。
そんなある日、
彼から電話がありました。
銀行から貸しはがしにあい会社が続けられなくなったと言うのです。
青天の霹靂でした。
移管した業務のお金すらもらえません。
また、その間、受注した業務の仕掛かりを放置するわけにも行きません。
コンテンツ作成料金や、外注費の請求までうちにまわって来ました。
もう、ダメかもしれない。
そう思いました。
全ては、ボクの弱さや甘さが招いた結果でした。
それでも、
乗り越えられない試練は与えられないのだから。
と、いう言葉を強く信じました。
そして行動しました。
すると・・・、
奇跡が起きました。
パタリと止まっていた受注が急激に回復し始めたのです。
それから数ヵ月後、彼からメールが届きました。
大変な迷惑をかけてしまった。
今は、全くお金がないけど、必ずなんとかするからと。
そんな彼に、ボクはこんなメッセージを送りました。
ちょうど、2階建てだった建物が、3階に建て変わる時期だったんだと。
建てかえるには、一度壊す必要があったんだと。
だから、きっと、今度は、以前より大きな建物が建つよと。
決して乗り越えられない試練は与えられないのだからと。

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